添乗員中屋がご案内

知られざるアゼルバイジャン周遊とナヒチェヴァン自治共和国の旅【11日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 6月17日(火)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥598,000〜ビジネスクラス利用¥1,178,000

旅のポイント

Point 1
首都バクーの中心に位置するホテルに3連泊を含む計4泊。世界遺産の古都シェキでも連泊します。
Point 2
バクー周辺では、ゴブスタンの岩絵やキャンディケイン・マウンテンなどの見どころをご紹介します。
Point 3
アゼルバイジャンの飛び地、ノアの霊廟が残るナヒチェヴァン自治共和国を訪問します。

ツアー担当者より

コーカサス3国の一つ、アゼルバイジャン。シルクロードの主要な交易都市として栄えた地です。祖先はトルコ系の遊牧民ですが、地理的にペルシャ、アラブ、帝政ロシアに支配されたことで、様々な民族の文化が融合し現在に至ります。近年は、世界有数のエネルギー資源埋蔵国として目覚ましい発展を遂げ、2024年はCOP29(国連気候会議)の開催地として注目を浴びました。通常ジョージアやアルメニアと合わせてご案内することが多いですが、アゼルバイジャン1か国に絞り、じっくりと探訪する旅に仕上げました。さらに「中屋と行く旅」オリジナルの観光として、飛び地のナヒチェヴァン自治共和国も訪問します。

ここに注目。旅のポイント

まるで中世の世界にタイムスリップしたような、バクー旧市街「イチェリ・シャハル」

16世紀シルヴァン・シャー王朝の都として発展したバクー。旧市街は現在も完全に城壁によって囲まれ、城門、王宮、王族の霊廟、聖者廟、ハマム(公衆浴場)、モスクなどが残されています。その多くが日干しレンガで作られ、細い路地は迷路のように入り組んでいます。好立地のホテルに宿泊しますので、中世の趣を湛えた旧市街の散策をお楽しみください。石油で発展する近代的な市街地との対比も興味深い町です。

旧市街と新市街の対比がおもしろいバクーの町並み(イメージ)
バクー旧市街

「永遠の火を祀る」拝火教神殿アテシュギャーフ

国民のほぼ100パーセントがイスラム教徒の国ですが、かつては拝火教と呼ばれるゾロアスター教の盛んな地域でした。アゼルバイジャンは天然ガスの資源国。地表に自然に噴き出し発火した炎を、人々は信仰の対象とし崇拝するようになりました。ツアーでは拝火教神殿の訪問に加え、バクー近郊のヤナルダーの燃える山へ。丘の上の岩の裂け目から消えることのない炎が揺らめいています。神秘的な光景をご覧ください。

アテシュギャーフ寺院(拝火教神殿)
ヤナルダーの燃える山へ訪れます(イメージ)

「アゼルバイジャンで最も美しい古都のひとつ」シェキに滞在

18世紀サファビー朝ペルシャの崩壊後、当地方のハーン(領主)が独立し治めました。古くから養蚕業が盛んで、絹の買い付けのために遥か遠くヨーロッパやアジアから商人が集まりました。シルクロードの交易の地として、今も昔の隊商宿の建物や伝統的な赤レンガの古い建物が並びます。シェキ・ハーン国時代の歴史地区やシェキ・ハーン宮殿の美しいステンドガラスや、シルクロードの時代を彷彿とさせるバザールなど実に魅力的です。

ステンドグラスが美しいシェキ・ハーン宮殿
シェキ旧市街も散策します

アゼルバイジャンの静かなる古都シェマハ

ペルシャの亡命貴族が11世紀に興したシルヴァン朝の都。東西交易の中心地として栄えましたが、度重なる地震に遭い、12世紀にバクーに遷都されました。743年に遡るモスクがシンボルです。ほかにもシェキ・ハーン王朝の墓所「5つのドーム」などをご覧いただきます。

モスクを中心に町が広がります

【中屋の旅オリジナル①】
アゼルバイジャンの飛び地 ノアの霊廟が残るナヒチェヴァン自治共和国を訪問

アルメニア領内にあるアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァンへは、バクーから空路で入国します。歴史を振り返るとセルジューク朝やモンゴル、サファビー朝、ロシアなどの支配下にあり、ソ連の下でアゼルバイジャン共和国の一部となりました。方舟で知られるノアが最後に辿り着いた場所とされ、その霊廟が残されています。滞在中には市内観光だけでなく、紀元前7世紀まで歴史を遡り、シルクロード貿易の拠点だったオルドゥバドへ足を延ばします。

モミネ・ハトゥン廟 セルジューク朝時代の12世紀に建設。世界遺産暫定リストにも登録された町のシンボル
ノアの霊廟 旧約聖書『創世記』に登場するノアはアララト山に漂着。ナヒチェヴァンに霊廟が残されています
オルドゥバドへ向け荒涼とした雄大な大地をドライブします(イメージ)
ジュマモスク:オルドゥバドのランドマーク。サファヴィー朝のアッバース一世の時代(17世紀頃)に建設されたといわれます
ジュマモスクに描かれたライオンと太陽のペルシャの紋章
アゼルバイジャンとトルコを結ぶナヒチェヴァン

かつてアゼルバイジャンとナヒチェヴァンは鉄道でも結ばれていました。しかしアルメニアとの関係悪化に伴い、アルメニアにより遮断されていました。2020年、アルメニア人が多く暮らしていた、アゼルバイジャン領内のナゴルノ・カラバフを巡り、両国が衝突。1988年に起こった第一次ナゴルノ・カラバフ戦争時とは情勢が異なり、国力をつけたアゼルバイジャンが形勢を逆転し、事実上勝利しました。これによりアゼルバイジャンは、ナヒチェヴァンへの回廊の設置をアルメニアから取り付けました。 アゼルバイジャンとトルコは、同じテュルク系の民族であり、歴史的に結びつきがあります。ナヒチェヴァンはトルコと国境を接しており、回廊が通れば、アゼルバイジャンと陸地で結ばれることになります。パイプラインを通じての天然ガスの輸送や、アゼルバイジャンとトルコをつなぐ鉄道敷設計画も動き始めています。ナヒチェヴァンは、経済的にも政治的にも同地域の鍵を握るポイントなのです。

【中屋の旅オリジナル②】
バクー周辺の見どころ キャンディケイン・マウンテンやピンクレイクの景観を訪ねて

バクーでの3連泊中には、周辺の見どころにも足を延ばします。アゼルバイジャン最大の塩湖の一つマサジル湖は、別名ピンクレイクと呼ばれています。塩分濃度が高く、好塩性の藻(そう)類だけが生息できるといわれ、その為、湖面がピンク色に見えるのが特徴です。また、赤と白の縞模様の地層が特徴的なキャンディケイン・マウンテン周辺のドライブにもご案内します。

赤と白の地層が連なるキャンディケイン・マウンテン(イメージ)
ピンクレイク 湖面の色彩は絶え間なく変化します(イメージ)

添乗員・中屋がご案内する旅


「添乗員・中屋がご案内する旅」は通常のコースより一歩踏み込んだツアーであり、歴史の深い地域を旅します。旅の楽しみが増す中屋流3つのクオリティ・ポイントをもとにご案内します。

※羽田空港ご出発から羽田空港ご到着まで中屋が同行いたしますが、万一中屋が急病その他の理由でご同行できない場合は他の添乗員となる場合があります。

 中屋流3つのクオリティ・ポイント  
移動中のバスの中で、あるいはホテルで「中屋講座」あるいは旅先を良く知るための「アカデミー講座」を行ないます。
自由時間がある場合には、時間を有効に使い、ホテル周辺の散歩や地元の人々に人気のカフェなどにご案内します。
地元の人々と触れ合える市場やスーパーマーケット、または民家訪問などにご案内します。

中屋雅之(なかや・まさし)プロフィール

1959年高知県南国市生まれ。東京大学教養学部卒。世界の文化・歴史にも精通し、現地での詳しい解説はもちろんのこと、国内でも様々な講演会を行っている。添乗歴は500回以上。2007年には「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー準グランプリ」に輝く。著 書 に『ヨーロッパの教会建築とキリスト教世界』、『イスラム世 界を知る』(ともにヒルサイドパブリッシング)。

ツアー日程

11日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港21:55発

■夜、羽田空港より、航空機にてイスタンブールへ。

(機中泊)

2日目
イスタンブール05:05着/06:45発 バクー10:40着 (アテシュギャーフ寺院)

航空機を乗り換え、アゼルバイジャンのバクーへ。

■ゾロアスター教の聖地アテシュギャーフ寺院(拝火教神殿)ヤナルダーの燃える山へご案内します。

 (バクー泊)

3日目
バクー08:00発 シェマハ シェキ17:30着

■午前、バクーよりバスにて9世紀シルヴァン王朝の都、古都シェマハを訪ね、シェキ・ハーン王家の墓所「5つの墓」や743年に創建されたコーカサス最古の●ジュマモスクを参観

■午後、コーカサス山脈の麓、古来シルクロードの中継地として栄えた町シェキへ。

【2連泊】(シェキ泊)

4日目
シェキ

■午前、シェキ旧市街の観光世界遺産に登録されたステンドグラスや装飾が見事な18世紀の夏の離宮●シェキ・ハーン宮殿、中世シルクロードを彷彿とさせる○バザールにご案内します。

■午後、自由行動。

■夕食は、18世紀コーカサス最大規模であったキャラバンサライ(隊商宿)を改装したホテル「キャラバンサライ」にてお召し上がりいただきます。歴史を感じながらロマンチックなひとときをお楽しみください。

(シェキ泊)

5日目
シェキ08:00発 ゴブスタンの古代壁画 バクー17:00着

午前、ゴブスタン国立公園へ(305キロ、4時間)。

■午後、世界遺産ゴブスタン国立保護区の観光。泥火山、及び先史時代に刻まれた貴重な岩絵をご覧ください。

■その後、バクーへ。

              【3連泊】(バクー泊)

6日目
バクー (ベシュバルマグ、キャンディケイン・マウンテン周辺のドライブ、マサジル湖)

■終日、バクー周辺の見どころへ足を延ばします。

ベシュバルマグ山周辺のドライブや、赤と白の縞模様の地層が広がるキャンディケイン・マウンテンの景観を楽しみます。また、ピンク色の湖面が特徴的なマサジル湖(ピンクレイク)に立ち寄ります。

(バクー泊)

7日目
バクー

午前、世界遺産の城郭都市バクー旧市街の観光。○殉教者の小路を歩き、展望台からカスピ海を望みます。その後シルヴァン・シャフハーン宮殿乙女の塔、更に、カーペットミュージアムなどにご案内します。

■午後、自由行動。

                 (バクー泊)

8日目
バクー08:50発 ナヒチェヴァン10:00着

■午前、バクーより国内線でアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァン自治共和国へ。着後、ナヒチェヴァンの市内観光。950才まで生きたとされるノアの眠る霊廟、12世紀に建てられた町のシンボルモミネ・ハトゥン廟の見学。

【2連泊】(ナヒチェヴァン泊)

9日目
ナヒチェヴァン (オルドゥバド)

■引き続き、ナヒチェヴァン自治共和国の観光です。息をのむような半砂漠地帯の山岳風景のドライブを楽しみながら、オルドゥバドへ。途中、ノアの方舟によって切り開かれた山という伝承が残るハチャダグダリダグ温泉郷などに立ち寄ります。

■昼食後、ナヒチェヴァンに戻り、歴史博物館へご案内します。

(ナヒチェヴァン泊)

10日目
ナヒチェヴァン12:35発 イスタンブール14:20着

■午後、航空機にてイスタンブールへ。

■イスタンブール市内の簡単な散策と夕食後、空港へ戻ります。

(機中泊)

11日目
イスタンブール01:55発 羽田空港19:20着

航空機を乗り換え、帰国の途へ。

■夜、羽田空港に到着後、解散。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは11日間のコースです。

出発日 旅行代金
6月17日(火)発

旅行代金:¥598,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,178,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥80,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■燃油サーチャージ別途目安:¥74,500:12月1日現在

■ビジネスクラス:羽田~イスタンブール~バクー/ナヒチェヴァン~イスタンブール~羽田に適用

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります。)

■地方発着追加料金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

■アゼルバイジャン 査証料:無料(2024年10月現在) ※現地で取得いたします。

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