【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2025年10月31日
【帰着レポート】瀬戸内の魅力 伝統受け継ぐ人々と美しき自然と食の恵み
<2025年10月28日(火)~10月31日(金) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>
世界に誇れる美しき海と島の風景、その地域に暮らす人々が脈々と受け継いできた伝統文化、歴史的な事柄、さらに瀬戸内海で獲れる海の幸……、これらをテーマに香川県と兵庫県を巡ってきました。折しも瀬戸内国際芸術祭の期間中ということで各地に芸術作品が展示されており、国内外から多くの観光客が訪れていました。いつもとはまた違った雰囲気の中での観光となりました。
貸し切り船で海へ! 瀬戸内海に浮かぶ塩飽諸島を訪問
瀬戸内海で活躍した水軍といえば、村上水軍(村上海賊)が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、備讃瀬戸の塩飽諸島を本拠地として活躍したのが「塩飽水軍」です。塩飽水軍の特徴は、優れた操船・造船技術にあり、その技術は天下人からも重宝されました。塩飽勤番所には、信長、秀吉、家康らが発行した朱印状が残されています。




瀬戸内海を見下ろす五色台に建つ特徴的な建物
香川県の技師である山本忠司氏の設計により、昭和48年に完成した「瀬戸内海歴史民俗資料館」。解説員の黒田さんの話を聞きながら、瀬戸内の漁業や船造りの技術、そして海の信仰に関する展示を見学しました。この資料館を見るヒントは「正方形」とのこと。建物には正方形の意匠が散りばめられています。最後に訪れた展望台からは、真っ青な瀬戸内海と空を見渡せました。


壇ノ浦へと続く源平合戦の最終局面、決戦の地「屋島」
現在は陸続きとなっていますが、頂上が平坦な台地状の地形が特徴的な屋島は、「治承・寿永の乱」いわゆる源平合戦のハイライトのひとつです。那須与一の「扇の的」や「義経弓流し」など、ドラマチックな逸話が伝わります。ここでは、四国霊場八十八ヶ所の第84番札所である屋島寺や、2022年8月にオープンした新たなランドマーク「やしまーる」を訪ねました。


志度、引田など訪れることが少ない東香川エリアも訪ねました
岡山県の児島と香川県の坂出を結んで架けられた瀬戸大橋、橋の開通により本州と四国が繋がりましたが、丸亀、善通寺、琴平、観音寺など香川県で有名な観光地は瀬戸大橋より西側に位置しています。そのため、通常の観光ルートでは香川県の東部エリアを訪れるのは少ないのです。このコースでは平賀源内の故郷である志度(しど)と、かつて風待ち・潮待ちの港として大いに栄えた引田(ひけた)を訪ねました。


引田の豪商佐野家の邸宅「井筒屋敷」では和三盆の型抜き体験
江戸時代から高級砂糖として珍重されてきた和三盆は、四国阿讃山脈の南北地域で栽培されている「竹糖」と呼ばれるサトウキビの品種が原料です。盆の上で「研ぎ」という精製作業を三日間行ったことから「三盆」と呼ばれ、白く結晶の細かい上等な砂糖として希少価値が高く、貴人に愛されてきました。今回は和三盆の型抜きに挑戦していただきましたが、皆さんとても上手に作られていました。




渦潮で有名な鳴門海峡を渡り、兵庫県・淡路島へ
旅の後半は、「ひょうご五国」のひとつである淡路島へ向かいました。ご存じのように淡路島は瀬戸内海で最も大きな島であり、記紀によれば「国生みの島」、すなわち日本発祥の地とされています。この淡路島では、グランドニッコー淡路に宿泊し、隣接する「淡路夢舞台」を見学しました。ここには、安藤忠雄氏がグランドデザインを手掛けた国際会議場や大温室、野外劇場などの施設があり、建築ファン必見です。


「明石のまえもん」のセリを目の前で見学
明石海峡の速い潮流が生み出す好漁場が広がる明石浦漁港では、日本有数のブランド魚「明石のまえもん」が水揚げされると、すぐに生きたままセリにかけられます。この日はあいにくの雨でしたが、漁獲量は豊富で、タイをはじめ多くの魚が次々と競り落とされました。魚はポンプを乗せた車で生きたまま魚屋や料亭に運ばれていきました。商店街「魚の棚」では、鮮魚はもちろん、お持ち帰りできる練り物なども人気です。


これぞ瀬戸内の「食の恵み」、和・洋どちらも素晴らしい
香川県から兵庫県の瀬戸内海沿いを巡り、各地でとびきりの料理を堪能しました。洋食、和食、朝食バイキング、魚はもちろん、肉も美味しかったです。瀬戸内海の海と山の恵みを存分に味わいました。今回は、至るところで建築やアートにふれる旅でしたが、見た目も美しいこれらの料理もまさに芸術品でした。






岡山駅に集合し、快適な気温の中、船で瀬戸内海を渡って四国へ向かい、香川県の知られざる見どころを訪問。その後、陸路で兵庫県の淡路島、そして明石へ。3泊4日で両県の瀬戸内海を巡りましたが、まだまだ知らないことが多く、とても勉強になった旅でした。美味しいものもたくさんいただき、地元の人々とふれ合い、日本の旅の良さを改めて実感しました。
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