【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年08月06日

【帰着レポート】盛岡滞在の旅 6日間

<2025年7月13日(日)~2025年7月18日(金) 添乗員:九州支店 竹内 健人>

<2025年7月13日(日)~7月18日(金) 添乗員:九州支店 竹内健人>

涼やかな風が心地よい盛岡に、5泊の贅沢な時間を過ごしてまいりました。台風の接近による雨予報の日もあり、天候を心配しましたが、各観光地ではタイミングよく晴れ間が出たり、曇りで気温が抑えられたりと、思いのほか過ごしやすい日々となりました。ニューヨークタイムズ紙の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれた盛岡。腰を据えて滞在することで見えてきた、奥深い魅力をご紹介します。

晴天の盛岡八幡宮
もりおか町屋物語館でのレトロな看板

歴史と文化が息づく町並みを巡る

鉈屋町や紺屋町など、歴史ある地区の散策へ。鉈屋町では江戸時代から続く町屋の風情を感じ、もりおか町屋物語館では盛岡の建築と歴史への理解を深めることができました。岩手銀行旧本店本館の赤レンガ建築や、老舗商家「ござ九」、南部せんべいの「老舗白沢せんべい店」など、時代の重みを感じる建物や店舗を訪ね歩き、歴史と現代が調和した盛岡の魅力を存分に味わう時間となりました。

赤煉瓦の建物、岩手銀行旧本店本館
平民出身として初めて首相の座に就いた原敬の墓所

「奥南部・漆物語」にふれる特別な一日

4日目には、日本遺産に登録された奥南部地方へ訪れました。この地域で産出される漆器「安比塗」と「浄法寺塗」は、器をつくる木から漆まですべて日本産を使用。日本で生産される漆器のほとんどが中国をはじめ外国産の漆となってしまったなか、大変貴重な漆器です。ツアーではその漆器が今でも生活の中に息づく漆文化を訪ねました。安比塗を紹介する八幡平博物館、浄法寺塗を守り続ける滴生舎、そして木地師たちの腕が光る一刀彫の傑作仏のある天台寺へ。また、地元に息づく普段使いの漆器でおもてなしされる南部版アフタヌーンティー「こびる」体験など、貴重な一日を過ごしました。

南部版アフタヌーンティー「こびる」を、
もてなしてくださった佐藤家の人々
八幡平博物館に保管されている約2800年前の土偶
天台寺仁王門の両脇にはきれいなアジサイが咲いていました。
浄法寺塗の漆器が並ぶ、滴生舎

日帰り旅で三陸海岸へ、三陸鉄道に乗車

三陸海岸を代表する風景、浄土ヶ浜へバスで向かいました。浄土ヶ浜パークホテルでは、三陸名物「瓶ドン」や、夏の楽しみの一つ「生うに」など、三陸の海の幸を存分に味わっていただきました。三陸鉄道の車窓からは、復興の姿と雄大な海岸線を眺め、風景を楽しみました。

三陸名物の「瓶ドン」と新鮮な「生うに」
一両編成の三陸鉄道

東北の食の都、盛岡を満喫

盛岡の魅力のひとつが食です。盛岡三大麺と呼ばれる「わんこそば」「盛岡冷麺」「じゃじゃ麺」はもちろん、注目のガストロノミー、村上シェフの一軒家フレンチレストラン「シェムラ・ブル・リス」や、老舗料亭「京極」、そして「ひっつみ汁」など、盛岡の味を楽しみました。「東北の食の都」を満喫できるのは、滞在の旅ならではです。

盛岡三大麺の代表、わんこそばを体験
ひと味違う本場の盛岡冷麺
老舗料亭「京極」でいただいた鰻の蒲焼き
盛岡に来たらぜひ食べたい「盛岡じゃじゃ麺」
盛岡で注目されるフレンチ・レストラン「シェムラ・ブル・リス」の村上シェフ

八幡平の自然に感動

最終日前日には、八幡平自然散策へ。この日は霧の心配もなく、ハイキングには最適な曇り空に恵まれました。鏡沼、メガネ沼、八幡沼を巡る山歩きを満喫。高山植物の美しさと、澄んだ空気に心が洗われる思いでした。

八幡平は涼やかな空気でした
木道を歩いて散策します

盛岡に5泊という贅沢な時間をかけることで、歴史、文化、自然、そして何より人々の温かさにふれることができました。この地を「世界で今訪れたい場所」に選んだニューヨークタイムズの眼力に、深くうなずけます。

皆様の心に少しでも盛岡の魅力を伝えることができれば幸いです。そして、いつか盛岡の地で、それぞれの素敵な思い出が紡がれることを願っています。

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