【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年08月02日
【帰着レポート】ヴァルトビューネ河口湖と日本平ホテル
<2025年7月6日(日)発 添乗員:東京支店 小熊菜幹>
<2025年7月6日(日)発 添乗員:東京支店 小熊菜幹>
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のヴァルトビューネ初公演は1984年。 以来40年間、ベルリン・フィルのシーズン最後を飾る夏の恒例コンサートとして親しまれてきました。そして、今回の「ヴァルトビューネ河口湖」は、ドイツ国外では初となる記念すべき公演として開催されました。
野外での演奏は通常のコンサートホールとは異なり、リラックスしていてお祭りのような雰囲気が特徴です。本家ベルリンでは、市民がワインやビール、手作りのお弁当を持参し、開演の数時間前から来場します。音楽を待つ時間も貴重なひとときで、その様子はまさに「森のピクニック」。終始開放的な雰囲気で自然と音楽の融合を楽しめます。
そんな演奏会の日本公演として選ばれた会場は、富士山を背景にした絶好のロケーションにあり、約3000人を収容する「河口湖ステラシアター」。発売されたチケットは完売となる人気ぶりでしたが、弊社のツアーは5団体で催行することができ、ベルリンで愛され続けてきた「ピクニックコンサート」を日本で初体験できる、まさに一生に一度の機会を多くのお客様に体験していただきました。


ドイツグルメの屋台も出店
【指揮者:グスターボ・ドゥダメル】
今回の河口湖公演で指揮者を務めたのは、「100年に一人の天才指揮者」と呼ばれるグスターボ・ドゥダメル。ベネズエラ出身の世界的指揮者です。演目は彼の十八番と言える南米音楽でした。ドゥダメルは今回演奏するプログラムについて、南米音楽の「感染力のある勢い」と「晴れ晴れとした楽観主義」を披露すると語っていました。
その言葉の通り、カリブ海を彷彿とさせる音楽や、ジャズとクラシックが融合して北米と南米の音楽が見事に共存した楽曲など、情熱的で躍動感あふれる演奏でした。


【曲目】
1. ガブリエラ・オルティス:カウユマリ(カモシカ)
2. デューク・エリントン:「マーティン・ルーサー・キング」(『スリー・ブラック・キ
ングス』より)
3. アルトゥーロ・マルケス:ダンソン第2番
4. エヴェンシオ・カステリャーノス:パカイリグアの聖なる十字架
5. ロベルト・シエラ:アレグリア
6. アルトゥーロ・マルケス:ダンソン第8番
7. レナード・バーンスタイン:「シンフォニックダンス」(『ウエスト・サイド・ストー
リー』より)
アンコール曲
ヨハン・シュトラウス:トリッチ・トラッチ・ポルカ “トリッキ・トラッキ”
パウル・リンケ:ベルリンの風
“気取らない”一体型のコンサート
実際のコンサートは、大変感動的なものでした。
開演前、団員から始まったウェーブが会場全体に広がり、お祭りの雰囲気に包まれた会場は初めから大盛り上り。また、指揮者ドゥダメルは曲が終わるごとに団員と握手を交わすので、「指揮者と演奏者」というより「仲間」のようなお互いを尊重し、信頼している印象を受けました。
そして、後半になるとシアターの屋根も開き始め、より開放的になりました。時折聞こえてくる鳥のさえずりと爽やかな風が演奏の緊張感と見事に調和し、何とも言えない幻想的な気分になりました。
最も忘れられないのは、アンコール「ベルリンの風」です。自然と手拍子や指笛が響く中、ドゥダメルは私たち観客にも指揮を執ってくれました。シアターが円形をしていることも相まって、自分もベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の一員になったかのような一体感でした。
全ての演奏が終わっても、鳴り止まない拍手。ヴァルトビューネ河口湖公演は、大成功の内に幕を下ろしました。
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