【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2020年11月06日

津軽・下北・函館 津軽海峡周遊の旅

2020年10月12日~10月16日 5日間 添乗員:東京支店 中屋 雅之

太宰治ゆかりの地を巡る

ツアーの前半は文豪、太宰治ゆかりの地を訪ねました。

太宰治の生家は「斜陽館」と名づけられ記念館に
部屋のふすまには斜陽の文字が

『人間失格』や『走れメロス』、『斜陽』など多くの名作を残した太宰治は津軽地方の出身です。金木では彼の生まれた「斜陽館」や疎開の家「旧津島家新座敷」などご案内しました。彼が幼少時代を過ごした建物や作品を書いた部屋などを見ると感慨もひとしおです。

また、太宰の作品の一つ『津軽』には、このツアーで訪れる地域のことが多く書かれていますので、旅行の前、あるいは後で読んでみると、より感慨深いものになるでしょう。

旅の中盤から後半は津軽半島、下北半島へ

珍しい階段国道339号線の標識

ツアーの中盤から後半にかけては津軽地方の大自然にふれていただきました。津軽海峡に突き出した2つの半島、「津軽半島」と「下北半島」を訪ね、さらに本州北端に位置する3つの岬も訪ねました。それが龍飛岬、尻屋崎、大間崎です。龍飛岬は石川さゆりの『津軽海峡冬景色』の中にも歌われ、近くにある歌碑ではこの歌をいつでも聞くことができます。

近くには日本で唯一の「階段国道」があります。「国道339号線」という看板はありますが、もちろん階段ですので車は通れません。尻屋崎は太平洋と津軽海峡の境目に位置し、荒々しい自然の景観の中、寒立馬が草を食む姿には感動を覚えました。白亜の灯台は荒々しい風景の中、ひときわアクセントを与えていました。

津軽海峡冬景色の歌でもお馴染みの龍飛岬と灯台

本州最北端の大間へ

大間崎は本州最北端の岬です。ここには「本州最北端」の記念碑があり、一緒に記念写真を撮りました。また、大間と言えばマグロで有名ですが、今回も三色マグロ料理で赤身、中トロ、大トロを食べ比べていただきました。

本州最北端の大間崎

そして、いよいよ大間崎からフェリーボートで函館に渡ります。かつては青森からの青函連絡船が主流でしたが、青函トンネル完成後は新幹線による移動が中心となり、フェリーの影は薄くなってきましたが、今回の津軽海峡フェリーの約1時間半の旅は大変印象に残るものでした。

フェリーで北海道へ渡りました

函館は異国情緒溢れる街。ペリーの来航以来下田とともに開港され、外国とのつながりが強くなったため、日本とは思えない、どことなくヨーロッパ的な雰囲気を醸し出しています。

函館の八幡坂 色づく並木がより写真映えします

仏教寺院である東本願寺のすぐ裏側にはフランス、イギリス、ロシアの3つの教会が建ち並び、珍しい風景でした。八幡坂を上から眺めると遠くに港が見え、絵になる風景をご覧いただけます。

この地域は季節とともに雰囲気が変わりますが、秋にはナナカマドの赤い実がヨーロッパ的な町並みに映え、イチイの木の実がちょうど食べごろでもありました。

早朝には有名な「函館朝市」を訪ねました。6時にはすでに多くの店が開き、新鮮なカニやイカなどの海の幸が所狭しと並べられています。店の前を通ると威勢の良い掛け声をかけられ、ついつい買い物をしてしまいました。

このツアーでは現地の人々とのふれあいも印象に残ります。津軽鉄道の中では力強い津軽弁で解説をしてくれた女性の車掌さん。斜陽館、旧津島家奥座敷、龍飛間などの建物の中で詳しく説明をしてくれた職員の方々、朝市で様々な説明をしてくれるお店の人。これらの人々との出会いも思い出に残るひとコマでした。

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