【国内】帰着しました。添乗員レポート
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2021年02月17日
【帰着レポート】50周年Dコース 京都再訪と大津の旅
2020年12月11日~12月14日 4日間 添乗員:東京支店 池田 昂陽
<12/11発・添乗員 池田 昂陽>
50周年記念企画の「京都再訪と大津の旅」に行ってきました。
びわ湖ホールでのコンサートの前に京都に1泊し、伏見を訪れました。
伏見といえば有名なのが伏見稲荷大社でしょう。訪日外国人が選ぶ日本の観光地で1位になるほど、世界中から多くの観光客が訪れます。しかし今回のツアーのテーマは「京都再訪」。そこで、伏見稲荷以外の伏見地区の見所を巡ってきました。
伏見は元々「伏水」と呼ばれていたほど、質の高い水が豊富な地。この「水」に関わる2か所を訪ねました。
まずは、「御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)」。神功皇后を主祭神とした安産祈願の神社で、神社の名はここから湧き出た水に由来します。平安時代、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと伝えられています。この湧き出た水は「御香水」として名水百選に選定されるほどで、地元の方がよく水を汲みに来るそうです。訪れた日にもペットボトルを持参している方がいて、伏見の水が、今でも人々の生活に根付いていることを感じました。
もう1つが「伏見十石舟」です。酒造りには良質な水が欠かせませんが、伏見はその条件を満たす、日本有数の酒どころでもあります。400年前から本格的な醸造が始まり、生産されたお酒は、舟を使って大阪方面へ運ばれて行きました。「伏見十石舟」は当時の輸送舟を再現したものです。十石舟の最大の特徴は船底が平らであること。陸でも乗船員が引きずりながら運びやすく、浅い水路を運航する為にこのような造りになっているそうです。川沿いに並ぶ酒蔵から酒を運び出し、舟に運び入れる様子が想像できました。酒蔵の白壁と柳の木が並ぶ、風情ある景色を眺めながらの遊覧を楽しみました。十石舟の後には伏見の町を歩いてみましたが、いくつもの酒蔵がありました。そしてそこには銘酒に欠かせない「名水」が湧き出ている場所もありました。
-今でも伏見を支える「水」- 再訪だからこそ出会えた京都の魅力かもしれません。
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