【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2022年02月17日

【帰着レポート】知床・紋別 流氷の旅

<2/7発 添乗員:東京支店 渋江恭子>

冬の風物詩・流氷を求めて、知床のウトロ、紋別、網走とオホーツク海沿岸の町々を巡るツアーより添乗いたしました。流氷はその名の通り、風によって、流されるものなので、昨日浮かんでいた流氷が今日も同じ場所にあるとは限らず、流氷のシーズンに行っても必ず見られるわけではありません。しかし、今回の旅では幸運に恵まれ、4日間の行程で、毎日流氷を見ることができました。

見飽くことのない幻想の世界 流氷クルーズ

 今回の旅では当初の予定では紋別で流氷クルーズにご案内する予定でした。紋別では今年は1月20日に流氷が接岸していたのですが、先週から知床方面に流れてしまい、次の流氷が到着することもありませんでした。流氷クルーズ前日、気象庁による海氷予想図を見ても、流氷を見られる可能性は極めて低いとのこと。そこで、急遽、乗船地を網走に変更することにしました。同じ予想図を見ても、網走で流氷に見られる可能性は高くはありませんでしたが、わ紋別よりはわずかながらも可能性は見込めそうでした。望みと不安を抱えながら、2日目の夕刻に網走に到着し、おーろら号に乗船しました。すると、出港後わずか10分で流氷帯に到着。網走でも前日まで流氷は遠ざかっていたのですが、この日は数日ぶりに戻ってきていたのです。視界の360度に広がる流氷は幻想世界そのもの。流氷を砕く振動を感じながら、約30分の流氷世界の滞在をお楽しみいただきました。天候にも恵まれ、16時を過ぎると、夕陽が流氷を照らし出し、時間とともに変化していく風景もご覧いただくことができました。

網走で遭遇した流氷帯 この景色を見られる海は世界の1割です。
流氷を砕きながら進む おーろら号
夕陽に照らされる流氷

知床半島・ウトロの北こぶしホテル&リゾートに宿泊

 前述の通り、流氷は必ずしも見られるものではありませんが、知床半島のオホーツク海沿岸の斜里~ウトロは比較的流氷が接岸する機会が多くあります。それは知床半島がオホーツク海に腕を伸ばしたように突き出ており、北から流れてくる流氷をせき止めるような地形になっているからです。紋別、網走、知床半島の南側・羅臼では流氷クルーズは運行されていますが、斜里やウトロでは流氷が密集するため、クルーズが運行されていないほどです。今回の最後の宿泊はウトロの高級ホテル「北こぶしホテル&リゾート」。海に臨む1階の足湯テラス、2階のレストラン、8階の展望浴場などから流氷の景色をご堪能いただきました。また、夕食はホテル内レストランの「グリル知床」にてオホーツク海の幸、知床の山の幸を使用したフレンチ料理をごゆっくりとお召し上がりいただきました。

北こぶしホテル&リゾートの足湯テラスから望む夕景
「グリル知床」ホタテのグリルと油カレイの抹茶衣揚げ

圧巻の雪景色、渡り鳥、そして海の幸。道東の冬の楽しみは流氷だけにとどまりません。

 今回は流氷以外にも道東の冬の魅力をたっぷりと味わうことができました。車窓から望んだ果てしなく続く雪原はどこまでも白く、雪を頂いた山々はとても美しかったです。網走国定公園内にある濤沸湖はラムサール条約にも登録されており、多くの野鳥が生息しています。そして、冬にはオオハクチョウやオジロワシ、オオワシが飛来し、高い確率で遭遇することができます。そして、冬ならではの海の恵み、蟹や牡蠣も楽しむことができます。冬の道東を旅する一番の目的は流氷ですが、仮に流氷に出会えなかったとしても十分に旅をする価値があります。

車窓から眺めた斜里岳
濤沸湖で憩うオオハクチョウ

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