【国内】注目の旅

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2022年09月14日

大阪支店の社員が紹介 ~正倉院展の見どころ~

 秋の空気が清々しい10月下旬から11月上旬に開催される正倉院展は、今年で74回目となりますが、毎年多くの方が訪れ古都・奈良の新しい風物詩となっています。ワールド航空サービスでも正倉院展の開催に合わせ、語り部とならまちを歩いたり、奈良の美味しいものをいただいたりと、秋の奈良を多角的にお楽しみいただくツアーとして設定し、たいへん好評をいただいています。

今年の出陳はなんだろう? 毎年見たい正倉院展

 正倉院宝物は、おもに飛鳥・奈良時代に遣唐使によって持ち帰られたものを中心に収蔵された品々で、その数はおよそ9000件を数えます。正倉院展ではその中から毎年60件前後が厳選され公開されます。9000件の宝物を毎年60件前後⁉というと、今年公開された宝物が次に展示されるのは150年後。そりゃ見逃すわけにはいきませんね。実際には全ての宝物を展示することはなく、重要なものが何年かおきに展示されているのですが、宝物の傷みを考慮すると10年に一度の展示がやっとだそうで、ほとんどの宝物は何十年に一度の出陳になるようです。見逃し厳禁、今年見なければもう二度と見られないかもしれないモノばかりなのです。それゆえ、全国各地からたくさんの見学者が訪れ、世界中に数多ある展覧会の中でも、奈良の正倉院展の集客数は世界一なのだそうです。

ツアー中には正倉院も訪れます(添乗員撮影)

1200年前のリアルを目の前でご覧いただける

 天平勝宝8年(756年)に聖武天皇が崩御され、その四十九日に合わせ光明皇后が東大寺毘盧遮那仏に献納した品々が数多く納められていますが、1200年以上も昔のものがこれほど良い状態で保存されているのは日本にしかないようで、当時の人々の生活の面影をリアルに感じることができます。
 正倉院展の第1回は昭和21年(1946年)で、それまでほとんどの宝物が千年以上の永きにわたり人々の目に触れることはありませんでした。

 今では、この正倉院展は恒例のようになっていますが、毎年の開催が確約されている訳ではなく、その都度、保存状況や様々な事情を考慮しつつ企画・検討がなされ開催に至っているのだそうです。極端ですが、もしかしたら今年が最後の正倉院展になるということもあり得るのです。こう聞くと「もう行くしかない!」とお思いになるのではないでしょうか。
 ツアーでは正倉院展事前解説や興福寺の宝物殿見学、薬師寺・聖林寺の特別参拝、さらに吉野まで足を延ばし金峯山寺の蔵王堂特別開帳など、この時期にしか拝むことのできない仏様もご覧いただくことができます。
 ぜひこの機会にワールド航空サービスの正倉院展の旅にご参加ください。

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