佳景・名景・絶景
佳景・名景・絶景
2021年05月15日
世界自然遺産登録間近! 奄美大島(鹿児島県)
『旅のひろば』編集部 上釜一郎
現在、日本国内の世界自然遺産は、屋久島、白神山地、知床、小笠原諸島の4件ですが、新たに5件目が加わる見通しとなりました。
報道によると、これまで世界自然遺産への登録を目指していた鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などについて、ユネスコの諮問機関は、世界自然遺産に登録することがふさわしいとする勧告をまとめたとのこと。勧告は4段階ある評価のうち最も高いことなどから、今年7月に開かれる予定の世界遺産委員会で、世界自然遺産に登録される見通しになったそうです。環境省の資料によるとこれらの島の希少種や生物多様性は特筆すべきであり、保護していく大切さがうかがえます。
今回は、今秋に向けてワールド航空のツアーも企画真っ最中で、これまで紹介の機会が少ない奄美大島の「佳景・名景・絶景」をご紹介します。奄美の魅力をたずねると、多くの人は海を挙げると思いますが、もちろん「奄美ブルー」の海だけでなく、森やマングローブ林、ソテツの群生する森など多彩です。写真で見てもらうのが一番わかりやすいと思いますのでキャプションとともにご覧ください。
奄美大島あれこれ
日本を代表する絹織物「大島紬」。その歴史は1300年にもなり、奈良東大寺の献物帳に記録(734年)されています。厳格な定義のもとで作られ、糸に直接色を染付けた後に織上げる染色技法で、大島紬が先染めの代表格です。緻密な絣も見事で、着物の女王と呼ぶ人も。高級絹織物として着る人のステータスシンボルにもなっています。
奄美のソウルフード「鶏飯(けいはん)」。鶏飯は、ご飯に細かく裂いた鶏肉や錦糸卵、甘辛く煮た椎茸などさまざまな具材をのせ、丸鶏スープを注いで食べる、お茶漬け感覚の料理。子どもからお年寄りまでみんな大好きです。島を訪ねたら絶対食べたい料理です。
【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、地雷敷設地での対人地雷問題などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。
お気軽にお問い合わせください
電話相談はこちら
受付時間:午前9:30~午後5:30
- 東京
- 03-3501-4111
- 大阪
- 06-6343-0111
- 名古屋
- 052-252-2110
- 九州
- 092-473-0111
- 札幌
- 011-232-9111
- 藤沢
- 0466-27-0111