佳景・名景・絶景

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2021年02月13日

香港の夜景

『旅のひろば』編集部 上釜一郎

トラムの駅を降りて少し下がったところ、「盧吉道」からの夜景

先週のミャンマーに続いて、今週もいろいろな意味でニュースに登場してきた香港です。遡ること2019年の年末、香港のとある超有名ホテルの無料招待券をいただきました。期限は2020年10月末日。これまで50回以上訪ねてきた大好きな香港に行けるとウキウキしていましたが、このコロナ禍。結局、ちょっと贅沢な香港旅行を計画していましたが夢と終わりました。その間もコロナのニュースの陰で香港からは心配なニュースが度々……。

今回の佳景・名景・絶景はそんな香港の夜景がテーマです。世界には夜景の美しい場所は数々ありますが、香港の夜景は間違いなくベスト3に入るでしょう。中でもビクトリアピークからの写真は多くの人々が知るところで、最も有名な定番撮影ポイントはピークトラムを降りて東側に歩いて行ったところの太平山獅子亭展望台ですが、トラムの駅を降りて少し下がったところ、盧吉道を西に行くビクトリアピークを周遊する遊歩道が夜景通のおすすめです。太平山獅子亭展望台よりも標高が低く、香港島側のビルとの距離が近いのが特徴です。遊歩道を行くと、所々木々が切れているところがあって、その間から夜景を望みます。真っ暗になる前に場所取りをして、ゆっくり暮れゆく夜景のチャンスを狙ってください。他にも定番の九龍側の尖沙咀から香港島を望むポイント以外にも車では行けない穴場中の穴場「紅香爐峰(Braemar Hill Peak)」(こちらもGoogleMapなどで検索してみてください。行くのはかなり大変です)など無数です。香港は夜景以外にも撮影したいスポットがたくさんありますので、随時ご紹介していきます。

ここまでの4枚が盧吉道からの夜景
車では行けない穴場中の穴場「紅香爐峰(Braemar Hill Peak)」
「紅香爐峰(Braemar Hill Peak)」街灯もないので帰りはご注意を
返還の年1997年のコイン。返還時には、50年間の一国二制度が保障されました
1997年の夜景。今と比べるとやはりビルの数が少ない
返還前の空港(啓徳空港)のアプローチも懐かしい
大きく変わったところもあるが、変わらない面白さも香港の魅力
九龍側からの夜景(シンフォニーオブライツ)

【上釜一郎】プロフィール
1964年奈良県生まれ。旅行誌(マガジンハウス/ガリバーほか)からファッション誌(集英社/ COSMOPOLITAN JAPANほか)、広告写真等のカメラマンとして活躍。また、『南オーストラリアのユートピア アデレード』(弊社菊間著・新潮社)『マカオ歴史散歩』『新モンゴル紀行」(ともに弊社菊間著・新潮社とんぼの本)の写真等も撮影。現『旅のひろば』編集部で、各地の視察も行っている。過去には紛争地や、対人地雷問題の取材などの取材経験も多数。1997年にノーベル平和賞を受賞した地雷廃絶国際キャンペーン(International Campaign To Ban Landmines=(ICBL))の日本キャンペーン(JCBL)元運営委員。
現在ワールド航空サービスの知求アカデミー講座で、写真講座の講師も務める。

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