ゴールデンウィーク、日本各地で素材づくりにこだわって頑張っている人達と出会い、パワーをもらいました。

鳥取県八頭郡にある大江ノ郷自然牧場の人達。
中国山地の裾野、大江川の近くで養鶏に力を注ぎ、精一杯の愛情を込めてコッコ（鶏）を育て、天美卵という絶品の卵を作っている彼等の頑張り。あくまでも大自然の中でコッコと一体になって作り出された愛情たっぷりの卵、おいしくいただきました。味以上に心から愛情をかけて励んでいる彼等の姿勢、大いに刺激されました。

そしてトリつながりで、新潟の古町で「とりやきoniya」のご主人。
鶏料理を極めるために料理人が直営農場を始め、フランスの超ブランド鶏シャポンを独特の方法で極め飼育し、それをその日のお客さんの予約状況で店に運びます。シャポンとはオス鶏をヒナのうちに去勢し、長期間肥育して育てます。エサにもこだわり、丹精込めて育て上げたもののみ、様々な部位を調理して提供してくれます。他では決して食べることのできないもの。育てるところから調理まで、全てにおいてこだわり抜いています。驚きでした。

そしてもう一人は、南魚沼の誰も訪れてこないような集落で普通の店構えながら、これまた他で食べられないような工夫を凝らしたお寿司を出す「龍」という寿司屋の若き大将。昼も夜も同じコースのみという、かなり強気な値付けながら、その味を求めて東京などから来る人の多い店です。

ひとつのことに愛情をとことん込めてモノを作り出す。
そんな人達の元には人が集ってくるということを勉強しました。

旅づくりも、彼等に負けないレベルに到達させないといけないと、つくづく感じさせられました。