美味発見!

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2021年01月04日

千年続く門前茶屋であぶり餅をいただく

菊間潤吾

一文字屋和輔(通称いち和)の創業はなんと長保2年(1001年)。清少納言や紫式部の時代から続いているというから驚いてしまいます。

京都・大徳寺の裏手、今宮神社の門前茶屋として、あぶり餅をつくり続けてきました。女性が店先で炭火で餅をあぶって白味噌をからめて出し、店全体を仕切っている姿は、1000年以上変わらぬスタイルだといいます。店構えも昔とまったく変わっていないのがうれしいかぎりです。

こういった門前の茶屋が普通に存在しているところが京都の凄さです。3本500円のあぶり餅を、女性があぶる姿を見ながら店先でゆっくり味わうと、1000年の時が止まったような気がしてしまいます。

旅先の名店、旅の3つ星です。

(旧コラム「旅の3つ星」より)

一文字屋和輔
1000年前と変わらぬ店構え
あぶり餅を焼く様子

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