日々是旅立

日々是旅立

2020年12月23日

角川武蔵野ミュージアム

菊間潤吾

隈研吾さんの設計した美術館が東所沢に現れました。2万枚の花崗岩に覆われた高さ30メートルの巨大な岩のような建物です。

昨年トルコ中部のエスキシュヒルにオープンした隈さん設計のオドゥンバザル近代美術館のグランドオープンにご招待いただき出席しましたが、そのときに隈さんは、このあたりは昔木材市場があった地なので、木をベースに市民のリビングルームのような美術館というコンセプトで設計したと言われました。

この東所沢にあるミュージアムは石造りのせいか、彼の作品であるスコットランドのU&Aダンディ美術館と同じようなコンセプトを感じました。あちらは港町ゆえに断崖絶壁といった地形をイメージしたと思われますが、こちらも自然界との共生。武蔵野台地の巨石信仰の場のような、まさに巨大な岩の神殿のよう。皆が自然に集まってくるような力を秘めた美術館の登場です。

出かける前は威圧感で違和感があるのかと気になりましたが、実際にこの地に立つと神々しいほどで、私が出かけたのはオープン前でしたが、正式にオープンしたら話題になるでしょうし、多くの人がやってくることでしょう。

隈研吾さんの設計した「角川武蔵野ミュージアム」

JR武蔵野線東所沢駅を降りて徒歩10分弱。
東所沢公園に隣接しています。

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
藤沢
0466-27-0111