【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2026年09月15日

【帰国レポート】ガウディとモデルニスモの都バルセロナの旅

<2026年8月23日(日)~8月31日(月) 9日間 添乗員:湘南支店 桂 智洋>

<2026年8月23日(日)~8月31日(月) 9日間 添乗員:湘南支店 桂 智洋>

古代ローマ都市タラゴナとガウディの生誕地レウスから旅を始め、奇岩の聖地モンセラットを経て、バルセロナに4連泊。サグラダ・ファミリア聖堂はもちろん、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、カタルーニャ音楽堂など、カタルーニャが誇る建築と芸術をじっくり巡りました。

サグラダ・ファミリア聖堂をはじめ、モデルニスモ建築を満喫

今回の旅のハイライトは、アントニ・ガウディの最高傑作、サグラダ・ファミリア聖堂です。2026年2月、中央にそびえるイエス・キリストの塔に十字架の最後の部分が据えられ、塔の外装が完成しました。これにより、聖母マリアの塔と4本の福音史家の塔を合わせた中央6塔がそろい、ガウディ没後100年の節目に、聖堂の象徴的な外観が完成形へ大きく近づきました。

ガウディ自身が完成まで関わった「生誕のファサード」には、キリストの誕生の喜びや生命の営みが表現されています。植物や鳥、動物などの彫刻が建物を覆い、石造りでありながら、聖堂そのものが生きているように感じられました。一方、「受難のファサード」では、直線的で鋭い人物像がキリストの苦しみを伝え、二つのファサードの鮮やかな対比も印象に残りました。
そして、何より心を奪われたのが聖堂内部の光です。樹木のような柱が枝分かれして天井を支える空間は、まさに「石で造られた森」。青や緑のステンドグラスからは朝の静かな光が、赤や橙色のステンドグラスからは夕暮れを思わせる温かな光が射し込みます。その光が柱や床を鮮やかに染め、時間の経過とともに色彩を変えていく様子は、荘厳かつ幻想的でした。建築、自然、祈りが一つに溶け合うような光景は、今回の旅で最も忘れがたいものとなりました。

樹木のような柱が天井へ伸び、色彩豊かな光に包まれるサグラダ・ファミリア聖堂内部
天へ向かって伸びる塔と生命力あふれる彫刻を見上げ、その壮大さに思わず息を呑みました
「受難のファサード」側を彩る、赤や橙色を基調としたステンドグラス
「生誕のファサード」側を彩る、青や緑を基調としたステンドグラス
植物や動物の彫刻で生命の喜びを表現した、ガウディ設計の「生誕のファサード」
青や緑、赤や橙色の光が差し込み、幻想的な空間を生み出すステンドグラス
街中にそびえるサグラダ・ファミリア

一般公開前の静かな時間に訪れたカサ・バトリョでは、竜の背を思わせる屋根や、光の加減で色を変えるトレンカディスの装飾をゆっくりと見学。夜にはカサ・ミラを訪れ、照明に浮かび上がる煙突や換気塔が並ぶ幻想的な屋上を歩きました。カタルーニャ音楽堂では、太陽を思わせる逆さドーム型のステンドグラスや、彫刻、モザイク、陶器の花々が一体となった華麗な空間にふれました。

サン・パウ病院では、赤レンガの病棟と庭園を巡り、光や風、緑を取り入れて患者の心を癒やそうとした建築家の思想を実感。また、セルコテル・ロセリョンの屋上テラスにも足を運び、サグラダ・ファミリアを間近に望むパノラマを楽しみました。街の中にそびえる聖堂と、その先まで広がるバルセロナの街並みを一望する、開放感あふれるひとときとなりました。

円形の色ガラスと有機的な石柱が特徴的な、カサ・バトリョの主階広間
赤レンガと彫刻、モザイクで彩られたサン・パウ病院の管理棟

希望者の方々とはグエル公園も訪れ、色鮮やかなトカゲや波打つベンチ、自然の地形になじむ石造りの高架橋を散策。バルセロナに4連泊したことで、朝から夜まで表情を変えるモデルニスモ建築を、さまざまな角度から楽しむことができました。

セルコテル・ロセリョンの屋上テラスから望むサグラダ・ファミリア。中央には2026年に十字架が据えられたイエス・キリストの塔がそびえます
グエル公園の波打つベンチから望む、バルセロナ市街と地中海のパノラマ

ローマ都市タラゴナ、ガウディの生誕地レウス、そしてモンセラットも訪問しました

旅の前半には、古代ローマ時代に「タラコ」と呼ばれたタラゴナを訪れました。「地中海のバルコニー」から青い海を眺め、城壁や旧市街、海を背景に残る円形闘技場などを見学。古代ローマの遺跡が現在の街並みの中に自然に溶け込む、歴史ある港町を歩きました。

地中海に面して残る、古代ローマ時代のタラゴナ円形闘技場

ガウディの生誕地レウスでは、生家跡やガウディ・センターを訪ね、自然の形や重力を建築に生かした彼の発想を学びました。また、ドメネク・イ・ムンタネー設計のカサ・ナバスでは、石、木、陶器、モザイク、ステンドグラス、家具までが一体となった華麗な室内を見学しました。
奇岩の山モンセラットでは、フニクラで山上へ向かい、切り立った岩峰が連なる雄大な風景を一望。修道院では、カタルーニャの守護聖母として敬われる黒い聖母像「ラ・モレネータ」にお参りし、ミサの中で少年聖歌隊エスコラニアの澄んだ歌声を聴くこともできました。

花をモチーフにしたステンドグラスと彫刻装飾が彩る、カサ・ナバスの階段ホール
ガウディの生家跡近くに立つ、球遊びをする少年時代のガウディ像
独特の風化と浸食によって形成された、モンセラットの奇岩群
モンセラット修道院教会に響く、長い伝統を受け継ぐ少年聖歌隊「エスコラニア」の歌声

古代ローマの歴史、祈りの聖地、そして近代カタルーニャが生んだ建築と芸術。その多彩な魅力を存分に味わう9日間となりました。
2027年2月には、カタルーニャ音楽堂でのコンサート(演奏コンセルトヘボウ/クラウス・マケラ指揮)をお聞きいただく特別企画をご用意しています。モデルニスモの建築が溢れるバルセロナに今後ともご注目ください!

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