【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年12月26日

【帰国レポート】コートジボワール・ガーナ・トーゴ・ベナン4か国周遊の旅 14日間

<2025年12月4日(木)~12月17日(水) 14日間 添乗員:湘南支店 近 博之>

<2025年12月4日(木)~12月17日(水) 14日間 添乗員:湘南支店 近 博之>

 

西アフリカの4か国周遊の旅へ行ってまいりました。金や原油など豊富な資源国でもあり、近年経済発展が目覚ましい国々です。都市部ではその発展を肌で感じることができましたが、一歩都市を離れると、昔ながらの生活を続ける集落が広がっており、伝統的な宗教観や文化が色濃く残っています。

旅の中で出会った人々の笑顔はとてもまぶしく、彼らの温かさに心が癒されました。しかし、道路事情はまだ十分ではなく、移動には少し苦労しました。それでも、宿泊したホテルは細かな問題があるものの、総じて快適で、皆様にはゆったりとお寛ぎいただけたと思います。

この旅を通じて、西アフリカの多様な魅力と発展の可能性を感じることができました。

独立以来、力強く歩みを進める国々。人々の笑顔が眩しい

 今回の4か国のうち最も早く、1957年に独立した国がガーナです。他の3か国はアフリカの年と言われる1960年に独立しました。そこから約60年、ようやく発展へと歩みを進める国々。人々の希望に満ち溢れるエネルギーと必死に生きる力、子供たちの純粋無垢な笑顔が印象的でした。

ガーナではちょうど卒業式の日に理工系大学トップ、クワメ・エンクルマ科学技術大学を訪れました。
ガーナのエンクルマ廟で出会った子供たち
ガーナのアクラにある国立博物館で案内してくれたガイドさん
ベナンで訪れた世界遺産アボメイの王宮群

ギニア湾に沈みゆく夕日を眺めて

今回訪れたギニア湾に面した国々には、奴隷貿易の拠点になっていた地が多くあります。ガーナのエルミナ、ケープコースト、ベナンのウィダなどです。ツアーでは実際にガーナのエルミナのセントジョージ要塞、ケープコースト要塞を訪れました。収容された黒人奴隷たちは北中南米へと労働力として連行された悲しい歴史を持っています。人と車で活気づく都会の喧騒とはうって変わって、ギニア湾からの眺めは歴史を知ることで感慨深いものになりました。

ポルトガル人が建設し、その後イギリス人によって奴隷貿易の拠点となったガーナのエルミナにあるセントジョージ要塞
悲しい歴史の舞台となったギニア湾。夕暮れどき、子供たちが水遊びに興じている姿が印象的でした

野口英世博士が研究に情熱を注ぎ、息を引き取ったコルレブ病院(ガーナ)

アクラにあるコルレブ病院を訪れました。ここは野口英世が黄熱病の研究に情熱を注ぎ、最期を迎えた場所です。記念館には彼の業績を称える展示があり、日本から遠く離れた過酷な環境の地で、母へ宛てた手紙や当時の顕微鏡、「忍耐」の自筆を目の当たりにし、胸にせまる思いでした。

遠いガーナの地で野口英世博士の足跡を訪ねました
忍耐の自筆が、過酷な研究の日々を想像させます

経済成長を実感するエネルギーに満ち溢れた町々

ガーナの首都アクラやアシャンティ王国の都クマシ、ベナンで最も大きな町コトヌー、行き交う人、モノ、その活気には常に圧倒されました。今回訪れた国々の人口の平均年齢は20.1~20.7歳程度、これから国を背負っていく若い力によるエネルギーはすごかったです。頭の上に器用にモノをのせ販売している女性(そのせいか女性はみんな背筋がピンとしていて歩く様が非常にかっこよかったです)、主食のヤムイモ、バナナからありとあらゆるものが町中で売られていて、話しかけると気さくに笑顔で接してくれます。

ガーナの首都アクラのマーケットにて。頭にのせているのは主食のヤムイモ
ベナンのマーケットにて
昼食は地元の人に交じってローカルフードを。これも旅の楽しみです
道路沿いにはいろいろなマーケットが。写真は陶器のマーケット

近年のホテル事情も大きく改善されていました

まだまだ都市部以外では設備的に不十分のところも多いですが、欧米からの観光客も増えている中、思いのほか快適なホテルも多く、中にはモダンデザインのホテルもあるほどでした。しかしながら、ホテル事情に比べ道路事情はまだまだで、特にガーナは新たにアスファルト舗装している途中の未舗装道路が多く、インフラはこれからというのが実状です。

モダンデザインでお洒落なトーゴのONOMO HOTEL
ガーナのエルミナでは海沿いのホテルで波音を聞きながらの夕食でした

約9年ぶりの実施となった西アフリカを周遊する旅。大きく経済発展をしている中で、躍動し、生きるエネルギーに満ち溢れた町々。昔ながらの生活を続け、人懐っこい笑顔で接してくれる人たち。思うようにいかないことも多々ありますが、まさに今訪れるべき旬な国々だなと実感した旅でした。

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