【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年11月03日

【帰国レポート】西安からカシュガルへ 大シルクロード紀行

<2025年10月19日(日)~11月3日(月) 16日間 添乗員:大阪支店 中村悠馬>

このたび16日間をかけて、シルクロードの始まり西安からタクラマカン砂漠の西端に位置するカシュガルまで、列車とバスを乗り継いで約4,000キロの距離を移動する壮大な旅へ添乗してまいりました。まさに玄奘三蔵が歩んだ道! 旅人のロマンがあふれる旅でした。車窓からは、どこまでも続く砂漠地帯や天山山脈、絶壁の数々など、まさにシルクロードという景色をお楽しみいただけました。

高速鉄道車窓からの風景。このあたりからだんだんとシルクロードらしい景色が始まります
どこまでも続くゴビ砂漠。昔の旅人はこの道を進んだと考えると気が遠くなります
平原から絶壁の景色へと移りゆく景色をご覧いただけました
火焔山よりも紅い!? 絶壁が美しい紅山
このあたりは乾燥地域。雨がほとんど降らないので木々がありません
バスの車内から地平線をご覧いただけました

崖に沿って100以上の石窟が階段状に並ぶ「炳霊寺石窟」

「炳霊寺石窟」は大寺溝と云われる岩壁に沿って約2キロ続く遺跡となっており、特に石窟が集中する西岸には南北350メートル、高さ50メートルにわたり西秦から隋唐代まで184の石窟があります。石仏682体、塑像82体が確認されており、河西回廊各地に点在する石窟寺院の中でも敦煌・莫高窟と並んで規模が大きいといわれています。約4時間かけてバスとボートを乗り継いで向かいました。

ボートからの景色。三峡を彷彿させる景色でした
断崖の景色がまるで水墨画の世界のようです
一番の見どころである高さ約27メートルの「摩崖仏
大・中・小様々な石窟が階段状に並びます

万里の長城の西の果て「嘉峪関」

「嘉峪関」は世界最大の建築物である万里の長城の西の最後の関所であり、天下第一雄関と称されています。明の時代14世紀頃に築かれ、北京からは約1,500キロメートルも離れています。関所からは一面に広がる平原もご覧いただけました。

塔は全部で3つ並んでいます
まるで中国の戦国時代を舞台にしたドラマやアニメの世界のようです

シルクロード西域南道の重要な関所跡「玉門関」「陽関」

敦煌の郊外にある関所「玉門関」と「陽関」。漢代は国家権力が及ぶ西端だったたため、ここから先に行くことが本当に西域に足を踏み入れることを意味していました。玉門関は城門跡、陽関は烽火台跡が残るのみでしたが、見渡す限りの荒涼たる景色に、かつてのシルクロードを感じることができたのではないでしょうか。

敵の襲来を知らせる太鼓を鳴らすこともできました
戦国時代の雰囲気が漂う、旗と玉門関の城門跡
烽火台跡のみ残る陽関。ここから先はかつて入ったら帰ってこられないといわれた西域です。
陽関からはどこまでも続く砂漠地帯をご覧いただけました

ウイグル自治区の首府ウルムチで国際大バザールも訪ねました

世界で最も内陸に位置する都市として知られるウルムチ。ウルムチではイスラム建築が特徴の国際大バザールを訪れました。バザールではドライフルーツ、絨毯や宝石などシルクロードらしいお土産屋さんがたくさんありました。約1時間のフリータイムをお取りし、皆様ゆっくりとお買い物など思い思いの時間をお過ごしいただけたかと思います。

国際大バザールは中国らしくないイスラム建築でした。
様々な新疆らしいお土産屋さんが並びます

16日間という長い期間のツアーでしたが、列車やバスからのシルクロードらしい景色はこのツアーの壮大さを味わっていただけたと思います。陸路で約4,000キロメートルの大移動、興味深いツアーとなりました。

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