【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年10月18日

【帰国レポート】パラドールでのランチと宿泊を楽しむ スペイン周遊の旅

<10月2日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>

<10月2日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>

スペインの首都マドリッドと、芸術の町バルセロナ、そして最もスペインらしさの感じられるアンダルシア地方を巡る、スペイン周遊の旅の添乗に行ってきました。
マドリッド、バルセロナ、グラナダでは連泊したほか、アンダルシア地方では州都のセビリアと、パラドールのある絶景の町ロンダにも宿泊。
スペイン王道の見どころを訪ねる旅でしたので、昨今よく聞かれるようになったオーバーツーリズムの影響が心配ではありましたが、連泊主体の旅なればこそ時間帯をずらして早めに訪ねるだけで、混雑は大幅に解消することができました。

着々と建設の進むサグラダ・ファミリア(バルセロナ)

異国情緒漂う魅惑のアンダルシア地方には計4泊

首都マドリッドから高速列車(AVE)を利用して、コルドバへ。
8世紀初頭に北アフリカからイスラム教の王朝が侵攻した際にはこの地が首都に置かれたため、中世には大いに栄えたそう。旧市街の中心に位置するメスキータ(モスクのこと)を見るだけでも、その繁栄ぶりが偲ばれます。785年に建設が始められてから10世紀までの間にたびたび拡張された内部には、特徴的なアーチを設けた円柱がまるで森の木々のように、それでいて美しく規則的に並べられています。
そして広大なメスキータの中央部にはレコンキスタを果たしたキリスト教の大聖堂が。イスラム教の大礼拝堂に、キリスト教の大聖堂が共存している点は、いかにもスペインの歴史を物語るようで興味深いものです。
コルドバでは、このメスキータ周辺に広がる城壁の旧市街が美しく、そぞろ歩きもお楽しみいただきました。

高速列車AVEに乗って、マドリッドからコルドバへ
ローマ橋から望む旧市街のメスキータ
メスキータ内部の「円柱の森」。時代ごとに雰囲気が異なる
ユダヤ人街 花の小道から覗くメスキータの尖塔

コルドバを後にして訪ねたのはアンダルシア州の州都セビリア。同州最大の都市にして、マドリッド、バルセロナ、バレンシアに次ぐスペイン第4の都市でもあります。

新大陸を発見したコロンブスゆかりの地であり、大航海時代には貿易都市として大いに繁栄。コルドバと同じようにイスラムの王朝に支配された歴史を持つことから、イスラム、キリストの両方の影響を受けた建造物が各所に見られます。代表的なものは大聖堂に付属するヒラルダの塔と、アルカサル(王宮)。ヒラルダの塔は、かつてのイスラム教のミナレットがキリスト教の鐘楼として転用されたもので、下半分のミナレットの上に鐘楼を付け加えた造り。町の中心地にそびえて威容を放ちます。

かつて博覧会会場として建設されたスペイン広場
アルカサルからのヒラルダ(風見)の塔の眺め
赤が特徴的なアルカサルの入口「ライオンの門」
アルハンブラ宮殿を彷彿とさせる豪華な宮殿内部

セビリアを訪ねた後、ロンダ、そしてミハスを経由して、グラナダへ。グラナダには2泊して、かの有名なアルハンブラ宮殿もたっぷりと時間をかけて訪ねて参りました。

イスラム王朝の首都がおかれていたコルドバやセビリアが次々とキリスト教に奪還されてゆくと、イスラム系のナスル王朝はグラナダの地を首都と定め、王宮を建造しました。古くからイスラムの城砦はありましたが、殊にイスラム文化が花開いたのは後年の13世紀以降のこと。後の時代のイスラム的、かつスペイン独特な装飾が各地に見られて、美しい宮殿から庭園までをたっぷりご覧いただきました。
1492年には「イスラムの最後の砦」アルハンブラもカトリック女王イサベルに明け渡され、レコンキスタがスペイン全土で完了したことになります。まさにその歴史の表舞台ですが、その美しさのあまり大きな破壊を免れて、後世に受け継がれているといいます。

アンダルシアの白い村 その代表ミハス
水鏡が美しく見えるよう計算された宮殿内部、アラヤネスの中庭
名曲『アルハンブラの思い出』が誕生したヒネラリフェ庭園の夏の離宮
アルハンブラ宮殿から見えるアルバイシンの丘

ロンダのパラドールに宿泊、そして2か所のパラドールでランチを

今回のツアーでは、は3つのパラドールを訪ね、ランチや宿泊もお楽しみいただきました。

マドリッド近郊、古都トレドのパラドールは、現在スペインに100近くあるパラドールの中でも5指に入る人気のパラドール。タホ川に三方を囲まれた「天然の要塞」トレドの旧市街を見晴らす、そのロケーションが魅力です。見晴らしのパラドールでは旧市街の散策の前に、ランチをご用意しました。

グラナダ、アルハンブラ宮殿内のパラドールも同じく人気が高く、かつてサンフランシスコ修道院があった場所を改装したホテルです。イサベル女王とフェルナンド2世のカトリック両王が、グラナダの王室礼拝堂が完成するまでの間、ここで暫定的に眠っていたという歴史を持ちます。この予約の難しいパラドールでは、ランチをお召し上がりいただきました。

最後に、絶景の町ロンダにあるパラドール。こちらは滞在をしていただきました。ロンダ峡谷、絶景の上に立つパラドールは、新市街と旧市街を分かつヌエボ橋の近くに立ち、絶景もさることながら町歩きにも絶好のロケーション。1泊でしたが、翌日のチェックアウトはゆっくりとしたので、到着日の夕方から翌日の午前まで、気ままな町散策をしていただきました。

トレド旧市街の絶景もパラドールから眺められます
パラドールでの食事 前菜サーモンのマリネ
アルハンブラ宮殿内のパラドール
デザートはグラナダで有名なピオノノス(焼き菓子)
ロンダのパラドール ロビーは落ち着いた雰囲気
パラドールからは峡谷に建つヌエボ橋の絶景が(橋の先が旧市街)

地方ごとに異なる魅力を感じられるスペイン。初めて訪れる方には、バルセロナ、アンダルシア地方やマドリッドを訪ねる「スペイン周遊の旅」がおすすめです。

ぜひ、ワールド航空サービスのスペインの旅をご検討ください。

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