【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年08月16日

【帰国レポート】夏のアラスカ氷河湾 クイーン・エリザベスの船旅 12日間

<8月1日発 添乗員・東京支店 岩田尚之>

 クイーン・エリザベス号でゆくアラスカ氷河湾の船旅より帰国いたしました。氷河湾には陸路からの道はなく、航空機や船でしかアクセスできません。また、1992年に世界自然遺産に登録されたグレーシャーベイは環境保護の観点から大型船は1日2隻しか入ることができず、厳しい制限がかけられています。
 今回は、クイーン・エリザベス号に乗船し、伝統と格式を残すクルーズライフをお楽しみいただきながら、アラスカの大自然を満喫いたしました。船内の様子や各寄港地の様子をレポートいたします。

乗船したクイーン・エリザベス号の内部をご紹介します。

赤・白・黒3色の伝統的な配色のエリザベス号。

クイーン・エリザベス号の今回の乗客数は約2,100名で、アメリカ人とカナダ人で約半数、我々日本人は32名の乗船で満室での出航となりました。1839年に創業したキュナード社は、唯一女王の名を冠することを認められた由緒ある船会社で、かの有名なタイタニック号を有するホワイトスター社を買収し、長い歴史の中で培ってきたサービスと伝統とか格式を今に受け継ぎます。その証として、乗務員の胸にはホワイトスターのバッジが輝き、当時から変わらぬサービスの精神を貫いています。

サンデッキで開催されたアイスカービング。魚のオブジェが完成
いたるところにキュナードの長い歴史と伝統を感じる展示品があります。
今では珍しくなったドレスコードでの一夜。仮面舞踏会の様子
ダンス講師によるパフォーマンスショーの一幕。
アラスカといえばサーモン。メインダイニングやビュッフェ会場などで毎日食べられます。
名物のフィッシュ&チップス。本場イギリスのパブの雰囲気が感じられます。

旅のハイライト、アラスカ氷河湾は圧巻の景色でした。

世界遺産エリアということで、湾内に入る前にはパークレンジャーが乗船します。船内での氷河湾ガイダンスおよび氷河に近づきすぎないように監視するためで、アラスカクルーズのハイライトであるグレーシャーベイがいかに大切に保護されているかを感じます。通常は乗務員しか入れない船首部分を特別に開放してくれ、眼前に広がるいくつもの氷河を楽しみました。

グレーシャーベイの入口。ここから湾内に入っていきます。
快晴の中、時間を忘れてしばし氷河に夢中に
特別開放された船首デッキ部分から氷河を堪能
グレーシャーベイから南に下ったトレイシーアームフィヨルド。たくさんの氷塊が見られました。
ジュノーに寄港中には、近郊のメンデンホール氷河を訪れました。

東南アラスカに点在する寄港地観光も楽しみました。

 航海の途中には小さな港町にも寄港します。どこも陸路からのアクセスは限られ、船や航空機でしかアクセスできず、停泊中も小型飛行機や水上飛行機が多く飛び交っていました。人の移動もありますが、どちらかというと生活物資の運搬に活用されているそうです。アラスカには白人が入植する前には先住民族が暮らしており、その代表的な伝統工芸としてトーテムポールがあります。民族や家々ごとに代々口頭伝承され作られてきた経緯があり、地域によって動物の順番や形状が微妙に違っています。それぞれに意味があるのですが解明できていない部分も多いのだそうです。アラスカの文化的な側面にも注目してご案内しました。

「サーモンの首都」とも称されるケチカン。木造のクリーク通り一帯はアメリカの歴史建造物群に指定されています。
アラスカ内でも数少ない100年以上前のオリジナルのトーテムポール。貴重な展示物もご覧いただきました。
サーモンの群れを発見。ケチカン川を遡上していきます。
ジュノーにあるアラスカ州立博物館には、アラスカにまつわる展示品が目白押し。

エーゲ海、カリブ海と並ぶ世界三大クルーズ地とも称されるアラスカは、夏場多くのクルーズ会社が航行させています。のんびりと景色を楽しみつつ船内でのクルーズライフを楽しむにはうってつけの航路で、自然が好きな方にはぜひ一度訪れてほしいと改めて感じました。陸路で行けない分、クルーズだからこそ楽しめる魅力的な訪問地です。特に氷河は温暖化の影響が著しく、年々後退する速度が早まりいつかは見えなくなりなくなってしまうと言われています。興味の方は是非お早めにご検討ください。

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