【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年09月24日
【帰国レポート】フェロー諸島滞在の旅
<2024年7月30日(火)~8月6日(火) 添乗員:藤沢支店 永吉彩>
<2024年7月30日(火)~8月6日(火) 添乗員:藤沢支店 永吉彩>
アイスランドとノルウェーの間、スコットランドの北に浮かぶ18の島から成るフェロー諸島に行って参りました。デンマーク王国の一部ですが、独自の通貨や議会、言語をもつ自治領です。ツアーでは首都トシュハウンに4連泊し、島の端から端までご案内しました。大自然に囲まれ、切り立った断崖絶壁や壮大なフィヨルドの景色など、絶景の毎日の様子をお届けします。
思わず息をのむほどの絶景! 海に浮かぶ不思議な湖畔のハイキングへ
フェロー諸島西部のヴァーガル島には、諸島最大の面積を誇るソルヴァグスヴァンテン湖があります。島の突端に湖があるため、見る角度によっては海の上に浮かんだように見えるフェロー諸島の代表的な景色。通常往復3時間かかるハイキングですが、ツアーではハイキングポイントまでボートを利用し、ものの15分のハイキングでビューポイントへ到達。約100mの断崖の上からは、大西洋と断壁ぎりぎりまで広がる湖の景色が見え、海の上に浮かんでいるように見えるなんとも不思議な絶景が見渡せました。さらに先へ進むと静かな湖畔から勢いよく豪快に海に流れる迫力満点の滝があり、約1時間半のハイキングを楽しみました。



「羊の島、海鳥たちの楽園」
6世紀頃、アイルランド人の修道士たちがこの島に上陸し、「羊の島、海鳥たちの楽園」と呼びました。人口約5万5千人に対し、約7万頭もの羊が暮らすこの島は、どこを訪ねても自由に草原を歩き、そして草を食む羊たちののどかな風景が広がっています。また、「海のピエロ」とも呼ばれるパフィンを始め、カモメやウミガラスなど約40種類もの海鳥が春から夏にかけてこの島にやってきます。バード・クリフでのボートクルーズでは、目の前に迫りくるフィヨルドの景色と、何十羽もの海鳥が頭上を飛び回る光景をご覧いただけました。


芝生屋根が並ぶ愛らしい小さな村巡り
島から島は橋や海底トンネルで繋がっており、バス移動だけで簡単に島巡りを楽しめます。今回のツアーでは、5つの島と10の小さな村巡りへ。中世時代に宗教の中心地だったキュルキュルボーや、断熱材の役割を持つ芝生屋根が並ぶボール村、断崖と入り江に囲まれたテヨルヌヴィク村、どれも素朴で愛らしく、カラフルな家々に芝生屋根の家が並ぶ様子はまるでおもちゃ箱のようでした。かつての山道は今では観光用に整備され、ドライブ中もどこまでも広がる草原や壮大なフィヨルド、ぽつんぽつんと見えてくる村々など、次はどんな素晴らしい景色が見えるのかと移動も楽しい旅でした。




自然とともに生きるフェロー諸島の人々……ですが電子先進国でもあります。
人口約5万人のうち、約半数の人々が首都トシュハウンで暮らしています。1000人以上が暮らす町は数えるほどしかなく、ほとんどが100人未満の小さな村ばかり。なかにはたった8人だけが暮らす村もあります。高いビル群はなく見渡す限りの大自然が広がっていますが、意外にもテクノロジーが進んだ国。小さな村でもキャッシュレスが主流ですし、トンネルの通行料金はカメラがナンバープレートを検知して自動課金されます。また、2030年にはフェロー諸島全体を再生可能エネルギーで賄うことを目標に掲げており、豊かな自然を守りつつ発展させていく人々の様子を目の当たりにしました。民族的にはヴァイキングを祖先に持ち、その後スコットランドやノルウェー、イングランドから渡ってきた人々によって今のフェロー諸島がつくられました。公用語はフェロー語ですが、デンマーク語と英語も小学校から皆勉強し、ほとんどの方が3か国語を話すことができます。


夏でも平均13℃と涼しく過ごしやすいフェロー諸島。観光時期は7月8月と限られますので、来年の夏はぜひフェロー諸島へお出かけください。
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