【海外】帰国しました。添乗員レポート
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2024年04月10日
【帰国レポート】バレンシアの火祭りとスペイン周遊の旅
<2024年3月16日(土)~2024年3月27日(水) 添乗員:東京支店 岩田尚之>
<2024年3月16日(土)~2024年3月27日(水) 添乗員:東京支店 岩田尚之>
スペイン三大祭のひとつ、バレンシアの火祭りも楽しむスペイン周遊の旅に行ってきました。大勢の観光客でごった返す中、ビルの一室を貸し切って特等席からの鑑賞でしたので、燃え盛るファージャ(人形)の熱風も感じられ迫力ある様子を間近にご覧いただくことができました。ハイライトの火祭りのほかにも、スペイン各地の観光名所をバスで周遊してきましたので、写真とともに現地の様子をレポートいたします。
独自の文化と歴史を持つカタルーニャの州都バルセロナ
「スペイン周遊」の旅でしたので、スペイン各地の見どころをご覧いただくことができました。
旅の始まりは、マドリードに次ぐ第二の人口を持つバルセロナです。バルセロナといえば、まず訪れたいのが世界遺産サグラダ・ファミリア。1882年に建造が開始されいまだに建設中の教会です。今回は入手困難な塔に上るチケットも確保できたのでエレベーターで上がり建設中の様子もご覧いただきました。
また、ガウディと同時期に活躍したドメネク・イ・モンタネールという人物もいます。彼は大学教授としてガウディに講義をした一方、年齢が近いことからもお互いに意識しあっていました。モンタネールの建築したサン・パウ病院やカタルーニャ音楽堂は彼の代表する作品で、ともに世界遺産に登録されています。当時カタルーニャ地方で流行ったモデルニスモ建築の中心人物である彼の傑作もご覧いただきました。
特等席で優雅な鑑賞 スペイン三大祭「バレンシアの火祭り」
カタルーニャ州の南に位置するバレンシア州も訪ねました。ここでのハイライトは「バレンシアの火祭り」。この祭りは守護聖人サン・ホセに捧げる100年以上続く伝統ある祭りで、2016年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。街中の広場にはファージャと呼ばれる人形がたくさん設置され、観光客を楽しませてくれます。祭りのクライマックスである市庁舎前でのクレマ(人形焼き)では一目見ようと深夜にもかかわらず大勢の見物客が押し寄せていました。私たちは、メイン会場にほど近いビルの一室を貸し切って鑑賞することができたので特等席でゆっくりと見られました。
イスラム文化の色濃く残る南部アンダルシア州へ
旅の後半は、南部アンダルシア地方へ。1492年にレコンキスタ(国土回復運動)によって、イベリア半島がイスラム教からキリスト教に再度制圧されたのですが、その時、最後の砦として戦ったのが、ナダル王朝グラナダ王国です。イスラム文化の結晶とも言えるアルハンブラ宮殿は入場制限を設けるほどスペイン屈指の観光名所で日中は観光客でごった返すのですが、私たちはそのアルハンブラ宮殿内にあるパラドールに2連泊することで、比較的観光客の少ない中でイスラム芸術の粋を堪能することができました。
また、コルドバでは、モスクを改装し内部が特徴的なメスキータをご覧いただいたほか、アンダルシア地方発祥といわれるフラメンコもご案内しました。歌い手の手拍子とギターに合わせて情熱的な表情で踊る姿は心動かされるものがあり、皆様感動されていました。
トレド&マドリード、新旧の都を訪ねました。
最後に訪れたのがラ・マンチャ地方とマドリード地方です。ラ・マンチャ地方では、旧都トレドを訪ねました。タホ川に三方を囲まれた雰囲気のある城塞都市で、かつては西ゴート王国やカステーリャ王国の首都として繁栄しました。スペインを代表する画家エル・グレコが晩年を過ごしたことでも知られ、街中にあるサン・トメ教会には最高傑作の1つ「オルガス伯の埋葬」があります。また、トレド大聖堂はスペイン・カトリックの総本山として800年近い歴史を持ち、大きさと内部の装飾美に圧倒されました。
そして、最後の滞在地は、現在のスペインの首都であるマドリードです。マヨール広場や今は美術館として開放されている王宮をご覧いただき、ヨーロッパ屈指のプラド美術館では、ガイドとともにじっくりと作品を見学しました。
スペインを周遊して改めて感じたのは、地方によって食文化や伝統が違い、それぞれの魅力がたくさん詰まっているということです。今回は地中海沿いから南部、そして中央部へとめぐりましたが、他にも北スペインエリア、カナリア諸島エリアなど見どころ満載です。ぜひ、他のエリアへも訪れてみてはいかがでしょうか。
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