【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2023年08月22日

【帰国レポート】2つの名門フェアモントで過ごす 夏のウィスラー、バンクーバーの旅 7日間

2023年8月2日(水)~8月8日(火) 7日間 東京本社 山田 周

<8月2日発 添乗員:東京支店 山田 周>

 カナダ西海岸の港町バンクーバーからバスで約2時間の山岳リゾート、ウィスラーに行ってきました。日中20℃~26℃と過ごしやすく、美しい湖、2000m級の山々に囲まれた世界的なスキーリゾート、ウィスラーの名門フェアモント・シャトーウィスラーに3連泊しながら、周辺の美しい自然とリゾートライフを楽しむことができました。当社でも今までほとんど紹介したことのないウィスラーの魅力をこの機会にご紹介します。

2つの山を結ぶピーク2ピーク・ゴンドラの空中散歩を楽しむ

 フェアモント・シャトーウィスラーが位置するブラッコム山麓のアッパービレッジは、レストランや店舗が集中するウィスラービレッジに比べると静かな環境ですが、麓から出発するゴンドラでわずか15分、ブラッコム山8合目のランデブー展望台(1859m)にアクセス、麓からは見ることのできない氷河を抱く山々や、森林の合間に湖沼群が点在する景色を一望することができます。もともと世界的に有名なスキーリゾートのウィスラーは、ブラッコム山、ウィスラー山の麓の2つの地区に分かれています。これまでは2000m以上の2つの山の8合目までを結ぶゴンドラやリフトを別々に上り下りしていたのが、2010年のバンクーバーオリンピックの前年に2つの山の8合目展望台を4.4kmゴンドラで結ぶ「ピーク2ピーク」が完成しました。谷底からの高さ436m、支柱なしで結ばれる3km以上もの長さはともに世界一。2つの山を結ぶピーク2ピーク・ゴンドラの空中散歩では氷河を抱く山々や森林地帯に流れる川や湖沼群の絶景をご覧いただくことができました。

ブラッコム山ゴンドラで展望台へ
ウィスラー山から白銀のアルプスと氷河湖を望む
2つの山を結ぶピーク2ピークゴンドラにて空中散歩
ウィスラー山から氷河を抱く山々の眺望を楽しむ

ウィスラー山の山頂から延々と山々が連なる絶景を楽しむ

 ウィスラー山8合目のラウンドハウス(1849m)からチェアリフトでウィスラー山・山頂(2182m)へ上ると、周りを遮るものが一切なく、周辺に点在する湖、360度全方向に山々が延々と連なる絶景を見ることができました。ご希望のお客様は山の頂を結ぶ吊り橋(クラウドブレーカー)を歩いていただきました。麓のウィスラービレッジは日中、陽射しが強く、暑く感じましたが、8合目から頂上は気温が6~7℃低く、爽やかな空気を存分に肌で感じることができました。

ウィスラー山山頂にかかる吊り橋。チェアリフトで山頂へアクセスすることが可能です
山頂の吊り橋を歩いてみました
聖なる山「ブラックタスク」もご覧いただけました

名門フェアモント・シャトーウィスラーのゴールドルーム3連泊の滞在を楽しむ

 ウィスラーではフェアモント・シャトーウィスラーのゴールドルームに3連泊しました。ゴールドルームは7~8階の高層階にある上級ルームで専用ラウンジ(ゴールドラウンジ)で軽食やお飲み物が無料で提供されるサービスが含まれていました。観光を終えて、午後のティータイム、夕食前の軽食、夕食後のスイーツなど、幅広く利用いただけます。夏の観光シーズンのため、ホテル内のレストランやロビーも非常に賑わっていましたが、ゴールドラウンジは上級ルーム専用ラウンジのため、混雑とも無縁で、ゆっくりとお寛ぎいただくにはうってつけの場所でした。シャトーウィスラーはブラッコム山の麓の森林に囲まれたアッパービレッジの中心部にあり、静かな環境が保たれています。商店やレストランなどが集中するウィスラービレッジの中心部までは徒歩15分ほどの距離ですが、ホテルから中心部までを無料シャトルバスが早朝から夜10時まで15分ごとに運航されていて、ちょっとお買い物に行くときも気軽に利用することができます。お客様が少ないときは指定の停留所ではなく、目的地の目の前で降ろしていただくなど、一流ホテルならではの心配りも嬉しい限りでした。

森の城 フェアモント・シャトー・ウィスラー
ゴールドルームに3連泊の滞在
上級ルーム宿泊客専用のゴールドラウンジ
軽食、スイーツなどが準備されています

カナダ先住民文化に触れるひとときも楽しみました

 ウィスラーでは少数民族スコーミッシュ族、リルワット族の文化センターを訪れました。ユーラシア大陸と北米大陸の間のベーリング海峡がまだ陸続きだった時代から住んでいた北米の先住民族は、文字を持たない民族でしたが、スコーミッシュは1970年代にアルファベットを使ったスコーミッシュ語の書き言葉を作り、現在はウィスラー周辺の約4000人のスコーミッシュ・コミュニティと、かつて共同生活を営んでいた森の狩猟民族リルワットとともに、かつての口承伝承で伝えられた伝統文化を未来に残すためにスコーミッシュ・リルワット文化センターを2008年にオープンしました。コミュニティの先住民族スタッフの案内で両民族の見事な伝統工芸の織物、衣装、カヌーやトーテムポール、シアター(映像)などを見学しました。

先住民の伝統文化センターを訪れました
スコーミッシュ族、リルワット族の暮らしを知るひととき

 バンクーバーでは先住民族アートの第一人者であるビル・リードのギャラリーも訪れました。ビル・リードは20代前半までは放送局のアナウンサーをしていましたが、先住民ハイダ族の母親とともに、23歳の時にクイーンシャーロット諸島のハイダ・グワイに里帰りしたことをきっかけに、彫刻家に転身。ハイダ族に伝わる伝説や人間と動物、植物、自然界の神々の共存をテーマにした素晴らしい作品を残しました。小さなギャラリーにはビル・リードの熱心なファンと思われる見学客がわずかにいる程度で、作品を目の前でゆっくりと鑑賞することができました。

アナウンサー時代のビルリード氏の写真も展示されていました
ビルリード氏の素晴らしい作品の数々をご覧いただきました
ビルリード氏の熱心なファンの姿も!
バンクーバー空港 ハイダ・グワイの精神(ジェイド・カヌー)

住んでみたい町バンクーバーの滞在を楽しむ

 カナダ西海岸の港町バンクーバーは日本から直行便でわずか9時間、穏やかな気候、海と山の豊かな自然、世界中の移民を受け入れている多様性を併せ持つ、カナダで住んでみたい町、人気トップ3に選ばれる人気の町です。今回の旅では、この港町のランドマーク的存在である名門フェアモント・ホテルバンクーバーに滞在中に訪れた場所やみどころをご紹介します。

スタンレー公園のトーテムポー
スタンレー公園よりダウンタウンの高層ビル群

港町バンクーバーを海から眺める サンセット・ハーバークルーズ

 ダウンタウンのはずれにある港から2時間半のサンセット・ハーバークルーズに行ってきました。乗船後、1階のテーブル席に案内され、出航までの時間ライブ演奏を楽しみながら飲み物をいただき、準備が整ってからブッフェの夕食です。ダウンタウンの高層ビル群を眺めながら、スタンレー公園、イングリッシュ湾、ライオンズゲートブリッジを超えて、かつての工場街が再開発されたグランビルアイランド、富裕層の方が住む高級マンションがずらりと並ぶ運河沿いをゆっくりと遊覧しました。8月のバンクーバーは日が長く、20時50分ごろ、ようやく空がピンク色に染まり、夕暮れの幻想的な風景をご覧いただきながら、再びライオンズゲートブリッジをくぐり、高層ビル群のライトアップをご覧いただきながら港に戻りました。港町バンクーバーの水辺風景は本当に絵になります。

サンセット・ディナークルーズへ
運河沿いに並ぶ高級住宅街の美しい風景を愛でる
夕暮れのライオンズ・ゲートブリッジ
ダウンタウンの高層ビル群に灯りが付き始める夕暮れ

バンクーバーのおすすめショッピング&散策スポット

 

 地元の人々が休日に訪れるのが「グランビルアイランド」のパブリックマーケット。お値段はそれほど安くありませんが、上質の食材を揃えるお店、お洒落なレストラン、バル、屋台手作りのクラフトショップなどが集まり、いつも賑わいをみせています。かつては工場、倉庫街でしたが、再開発により有数の人気スポットに生まれ変わりました。

グランビルアイランドのパブリックマーケット
オーガニック食品のお店が地元でも人気です
島内に唯一残されたセメント工場
グランビルアイランドからダウンタウンを望む

 ノースバンクーバーのロンズデール・キーはダウンタウンの地下鉄スカイトレインのウォーターフロント駅からシーバス(船)に乗り換えて11分、アクセスも良く、グランビルアイランドよりも混雑がないため、のんびりと水辺風景の散策も兼ねて訪問するにはおすすめです。ここから眺めるダウンタウンの風景もなかなか絵になります。手作りのクラフトショップ、お土産屋さん、BC州専門ワインショップなどのほかに、レストランやフードコートも充実しています。

ダウンタウンとノースバンクーバーを結ぶシーバス
ロンズデールキーで人気のピザ屋さん

バンクーバーの食を楽しむ 「ブルー・ウォーター・カフェ」

 世界中の移民を受け入れているバンクーバーは、食文化も多様でレベルの高いレストランも多く、ありとあらゆるジャンルの食が楽しめます。今回はカナダのベスト・シーフード・レストランに選ばれたこともある「ブルー・ウォーター・カフェ」をご紹介します。高級レストラン街のイエールタウンにある「ブルー・ウォーター・カフェ」はカナダの料理番組などにもたびたび出演するカリスマ・シェフのフランク・パブスト氏が率いる、様々なジャンルの料理人を集めた有名レストランです。バンクーバーで人気が定着した日本食・寿司カウンターもあり、日本人寿司職人が担当しています。

レストランに到着後、私たちはワインセラーのある奥の個室に案内され、このレストランの名物でもある豪華な盛り付けのシーフード・タワーをいただきました。「前菜だけでお腹がいっぱいになりそうだわ」という声がでるほどでしたが、その後、前菜、メイン、デザートをお好みのメニューから選択、一品一品をゆっくりと味わいながらいただきました。

ワインセラーに囲まれた個室で夕食をいただきました
寿司コーナーでは日本人職人が指揮をとります

 7日間という短い旅でしたが、カナダの雄大な自然に囲まれた世界的なリゾート地のウィスラー、港町バンクーバーでの滞在を存分に楽しむことができました。

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