【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2026年10月05日
【帰国レポート】ヒマラヤの禁断の王国・ムスタンへの旅
<2026年9月18日(金)~10月1日(木) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>
<2026年9月18日(金)~10月1日(木) 添乗員:大阪支店 八百屋健太>
チベット文化が色濃く残るネパールのムスタン地方。14世紀に建国し2008年まで約600年間の独立を保ったムスタン王国の都ローマンタンを訪ねました。ヒマラヤの壮大な山岳風景と、そこに暮らす人々との出会いをレポートします。
旅の始まりはカトマンズにあるチベット仏教の聖地から
ネパールに到着後、まず訪ねたのは、チベット仏教の巡礼地として知られるボダナートです。チベットからヒマラヤを越える過酷な旅を終えた商人たちが、カトマンズの街に入る直前に立ち寄り、旅の無事に感謝をささげた場所で、今も多くの仏教徒が巡礼に訪れています。私たちも僧侶に旅の安全を祈っていただきました。


禁断の地「旧ムスタン王国」を目指し出発
ポカラに泊まった日の夕方、登山家であり、ワールドのホテル「ホテル アンナプルナ・ビュー」総支配人の井本重喜が宿泊ホテルを訪れ、翌日からの高地訪問についてレクチャー。皆様メモを取りながら、真剣に聞き入っていました。そして翌日、いよいよポカラから航空機でジョムソンへ。天候に恵まれ、順調にジョムソン空港に到着し、ニルギリ峰(7,061m)もはっきりと姿を見せてくれました。




ジョムソンからマルファ、トゥクチェを訪ねて
ムスタン地方は下(ロウアー)と上(アッパー)に分かれ、ジョムソンはその行政・商業の中心地です。標高は約2,700m。高地に慣れるためまずはジョムソンで1泊し、河口慧海や近藤亨ゆかりのマルファ村とトゥクチェ村を訪ねました。ソバの花とリンゴの実が真っ盛りの季節でした。






チベット仏教が息づくムスタン地方
いよいよ上(アッパー)ムスタン地方に向かいます。ジョムソンを出て最初の村、カグベニのゴンパ(僧院)では子供たちが経典を学んでいました。ムスタンはチベット文化圏に属し、生活の中に仏教が根付いています。峠には仏塔が建ち、道すがらタルチョ(祈祷旗)がはためいています。




往復で立ち寄ったツァラン村のおしゃれなホテル
いくつもの峠を越え、アッパー・ムスタンのツァラン村に到着。標高3,500m、奥地とは思えないほどセンスのよいホテルに宿泊しました。ここで味わった生搾りリンゴジュースとコーヒーには、今回の旅で特に心が安らぎました。ツァランを出発すると、ローマンタンまではあと少しです。











ローマンタンに到着、宿泊施設も快適
はるかな道のりを経て、ローマンタンに到着しました。1992年に外国人の入域が解禁されるまで、長く閉ざされていたムスタン王国の都だった町です。城壁の門をくぐり、そのままホテルへ向かいました。城塞のような外観のホテルは、室内も快適で、スタッフに温かく迎えられました。






ローマンタンには2泊、素朴な暮らしをのぞく
ローマンタンの街を歩くと、今では出会うことが少なくなった素朴な風景が広がっていました。共同の洗い場で食器を洗う女性たち、仏塔の下でおしゃべりに花を咲かせるおばあさんたちは、さながら井戸端会議ならぬ「塔下会議」です。郊外では、ソバの刈り取りの様子も見ることができました。






各地でお世話になったスタッフさん
全行程に同行したスルーガイド、4WD車のドライバー、各地の地元ガイド。今回の旅は、皆さんの協力なしには成り立たないものでした。行程を通じて献身的に支えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。



ポカラに到着しホッと一息、お泊りは快適な「ホテル・アンナプルナ・ビュー」
後半は予定変更もあり、ポカラに戻ったときには、ほっと胸をなで下ろしました。この日は見事に晴れ渡り、ホテルの正面にそびえるマチャプチャレ峰を中心に、アンナプルナ連峰、遠くはダウラギリからマナスルまで眺められました。さらに満月の夜で、月明かりに照らされた山々を部屋から楽しめました。




現代にもこのような秘境が残っているのか、というのが率直な感想です。「ヒマラヤの禁断の王国」と呼ばれるムスタンの名にふさわしい世界が広がっていました。往復の長距離移動や3,000mを超える標高、夜の寒さなど、楽な旅ではありません。しかし、だからこそ、ローマンタンにたどり着いたとき、そしてポカラに戻ってきたときの感動はひとしお。ハードながら、面白いコースでした。
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