【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート

2026年02月03日

【帰国レポート】誇り高きサバンナの民 マサイを深く知る旅

<2026年1月20日(火)~1月29日(木) 10日間 添乗員:大阪支店 信濃貴宣>

 

子供の頃、毎週日曜日の夕方が近づくと、あのテーマ曲が流れる前からテレビの前に正座して待っていました。画面に広がるアフリカの大地、疾走するチーター、夕陽に浮かぶキリンのシルエット――ケニアといえば、まさに「野生の王国」そのものでした。

ビッグ5のひとつ、アフリカゾウ
シマウマをはじめたくさんの動物と遭遇しました

添乗員になってからは、マサイ第二夫人でケニア在住30年以上の永松真紀さんをバラエティーなどの番組で見かけることがしばしばあり、マサイの暮らしにも少なからず興味を抱いていました。
その有名ガイド永松真紀さんが、今回ナイロビ空港で出迎えてくださったのです。4WDに乗り込み、ケニア南部の国立公園を巡る旅が始まりました。ツァボ・ウェスト国立公園、アンボセリ国立公園、そして小型機でマサイマラ国立保護区へ。

今回のガイド永松真紀さん(右)と夫のジョセフさん(左)、添乗員信濃(中央)

永松さんは全行程でガイドを務め、サファリ中は動物や国立公園について詳しく解説してくださいました。宿泊は、ナイロビ、ツァボ・ウェスト、アンボセリ、マサイマラのすべてで高級ホテルチェーン「セレナグループ」を利用し、快適に過ごすことができました。ロッジ滞在中は、昼食や夕食のテーブルでも永松さんからケニアやマサイの暮らしについてお話を伺い、今回のツアーは少人数ながら、いや少人数だからこそ、毎回大盛り上がりでした。

マサイの歯ブラシについて紹介する永松さん
ロッジで楽しいレクチャーもありました

対照的な2つのマサイ村を訪問 どちらが本当のマサイの暮らし?

アンボセリとマサイマラで、対照的な2つのマサイ村を訪れました。アンボセリのマサイ村は、乾いたサバンナの真ん中に位置していました。4WDを降りると、赤い布を纏ったマサイの男性たちが一列に並び、力強い歓迎の踊りで迎えてくれました。
掛け声が響き渡り、どこまで高く跳べるかを競うように次々と跳躍する姿は圧巻です。牛の糞で造られた伝統的な家の中も見せてくれました。狭く、暗く、煙が立ち込める空間――ここで調理も暮らしも営まれているのです。伝統的な火おこしの実演では、若い参加者がマサイの男性に負けじと挑戦し、見事に火おこしに成功。マサイのジャンプも彼らに引けをとりませんでした。埃っぽいサバンナの空気が、写真映えする光景にぴったりとはまる訪問でした。

アンボセリのマサイ村
跳躍力の素晴らしいマサイの若者
日本の若者も火おこしに挑戦!
アンボセリのマサイの家は牛糞で造られており真っ暗でした

一方、マサイマラのエナイボルクルム村――永松さんが暮らす村は、サバンナのイメージとまったく違いました。マサイマラ国立保護区を離れ、オロロロの丘を登るにつれ、車窓の景色が変わっていきます。緑が濃くなり、木々が増え、風が爽やかになっていくのです。到着すると、ジャクソンさんと甥のダニエルさんが、穏やかな笑顔で静かに出迎えてくださいました。その後、草むらを歩いていると、マサイの宝である牛やヤギといった家畜の群れだけでなく、キリンがのんびり横切っていく姿など目にすることもできました。

オロロロの丘を4WDで進む
村の入り口でジャクソンさんとダニエルさんがお迎え
キリンも出迎えにきてくれました
マサイの人々にとって一番大切な家畜。牛はその中でも別格

 永松さんに「緑が豊かで、風が爽やかですね」と感想を伝えると、彼女は笑ってこう答えました。
「アンボセリのマサイ村にお嫁に誘われていたら、たぶん断ってました」
その言葉が、2つの村の違いを物語っていました。観光地として整えられた村と、永松さんが人生を共にすると決めた、マサイの暮らし。ですが私たちはこの旅を通して、2つの世界がどちらも本物のマサイの暮らしであることを知りました。その理由は残念ながらここではお伝えできません。けれど確かなのは、私たちが、その両方を体験する貴重な機会を得たということです。

大きな樹の木陰に敷かれたレジャーシートに腰を下ろすと、爽やかな風が頬を撫でていきます。聞こえてくるのは、風が葉を揺らす音と、鳥のさえずりだけ。埃っぽいアンボセリとは対照的に、空気は澄んで、深呼吸したくなるほど心地よいのです。レジャーシートに寝転がると、木漏れ日が揺れ、時間がゆっくりと流れていきました。

レジャーシートに座ってのんびり
ごろんと転がって流れる雲をみていました

エナイボルクルム村の様子

村に向かう道すがら、マサイの人々が自然の中で利用しているものを紹介していただきました。放牧の際に簡易ベッドとして敷くオレレシュアの木の実、トイレットペーパー代わりに使うオセントゥの葉、歯ブラシに使うソコノイの枝など、実際に歯磨き体験もしました。

オレレシュアの木の実を紹介する永松さん
「マサイのティッシュ」オセントゥはあちこち生えていました
オセントゥの葉は触り心地がとても柔らかい
マサイのチャイ、そのおいしさに驚愕
シートでごろんとしていたら、第一夫人のアンゴイさんがポットにチャイを入れて持ってきてくれました

村では、第一夫人アンゴイさんが焦がしたヒョウタンで香りをつけた芳ばしいマサイのチャイを振る舞ってくれました。歓迎のランチとして、村で大切にしているヤギ1頭をバーベキューに。マサイ流の手つきで捌かれたヤギを焚火で焼き、ケニアの主食ウガリと共にいただきました。ジャクソンさんにマサイの暮らしについて質問する貴重な時間も持てました。その後、ダニエルさんとサミーさんがマサイの武器である弓矢とルング(こん棒)を持ってきてくれ、一緒に弓矢を放ったり、こん棒を飛ばす競争をしたりと、マサイの伝統文化を体験しました。

昼食はヤギの新鮮なバーベキュー、マサイの歓迎料理です
ジャクソンさんとお喋りしながらのランチタイム
一番好評だったアバラ肉とケニア主食ウガリ。できたてのウガリはホクホクでおいしかった
午後の弓矢体験ではマサイの人々のお手本を見たあと
私たちもマサイの戦士になった気分で弓矢に挑戦しました

「野生の王国」ケニアを存分に楽しむサファリ

ツァボ・ウェスト国立公園では、レッドエレファントと呼ばれる赤土をまとったゾウやマサイキリン、オリックスなど多彩な動物だけでなく、溶岩台地が所々に広がり他の国立公園とはまた違う様相を呈していました。その国立公園の中心となるキラグニ・セレナ・サファリ・ロッジは歴史ある老舗ロッジで、エントランスから広大なサバンナと水場が見渡せ、動物が水を飲みに来る姿を間近に観察できました。

キラグニ・サファリ・ロッジのエントランス
エントランスから動物が眺められました(お客様ご提供の写真)
キラグニのロッジでは、お部屋からも動物の姿をみれる
ツァボ・ウェスト国立公園の泉、ムジマ・スプリングス
水中展望台からの眺め、運が良ければカバの姿も見られることも
溶岩帯が広がるのがツァボの特徴、遠くにはキリマンジャロが
ツァボといえば、赤土を体にまぶしたレッドエレファントが有名。遠くには黒い火山の噴火跡が見えます


アンボセリ国立公園では、雲ひとつないキリマンジャロを背景にフラミンゴやペリカン、カンムリヅルなど多くの鳥類を観察。アンボセリのオブザベーションヒルでの朝食は、キリマンジャロを眺めながらのビュッフェで、好評でした。ホテルスタッフが全てセットしてくれ、周りにはツキノワテリムクも寄ってきました。

アンボセリの逆さキリマンジャロ
オブザベーションヒルではホテルのコックが出張サービス
アンボセリのオブザベーションヒルにて。遠くに雪と氷河を冠するキリマンジャロを眺めながらの朝食が素敵な思い出です

マサイマラ国立保護区はサファリのメッカで、脇道が多いため動物に近づいて観察できる環境が整っていたのでライオンをはじめ数多くの動物と遭遇することができました。このシーズンは乾季で雨が降ることはほとんどないのですが、偶然にも「幸運の雨」に見舞われ動物たちが雨の下走りまわる姿を見る事もでき、サファリが初めてのお客様にも十分お楽しみいただくことができました。

今回のツアーは多角的にケニアを、アフリカを知る旅となりました。永松さんのお話もまだまだ聞き足りなかったくらいで、またお会いしたいです。

カバ(お客様ご提供の写真)
ゾウの親子とキリマンジャロ(お客様ご提供の写真)
朝方のバルーンが上がる光景も美しい
サファリの醍醐味は動物だけではない、朝日や夕陽も印象的
ロビーの向こうにはマサイマラのサバンナが。
客室もおしゃれです。
かわいらしいライオンの子供たちも(お客様ご提供の写真)

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