【国内】帰着しました。添乗員レポート

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2025年12月22日

【帰着レポート】庭園案内人と旅する 秋の京都庭園めぐり 3日間

<2025年11月4日~11月6日 3日間 添乗員:九州支店 副田有花>

庭園デザイナーの烏賀陽百合先生を語り部に迎え、通常非公開の寺院を含む京都の知られざる庭園を巡る旅を体験してきました。

禅の精神が息づく空間を訪れる

今回訪れた庭園は、それぞれが異なる美しさと歴史を持っていました。地蔵院は、苔の中に修行僧を見立てた小岩が配された枯山水庭園が印象的で、禅の精神が息づく静謐な空間です。また、美しい竹林に囲まれ、一休宗純とも縁が深い場所です。慈受院では、名庭師・松浦剛さんが手掛けた庭園の修復を見学しました。敷地に入ると、本堂を隠すための大きな金木犀が満開で迎えてくれ、戦国武将の足跡が残る枯山水は、普段は非公開ですが今回は特別に見学する機会に恵まれました。そして相国寺の開山堂では、もみじが美しい枯山水庭園を楽しめ、初代住職・夢窓疎石の木像が安置される厳かな雰囲気の中で、庭の美しさを堪能してきました。

慈受院 満開の金木犀が迎えてくれました
相国寺 枯山水庭園

烏賀陽百合先生による解説とともに庭園を巡りました

烏賀陽百合先生の解説は、単なる庭園の説明にとどまらず、それぞれの寺院が持つ歴史的背景や文化的意義まで幅広く網羅するもので、お客様の中にはメモを取りながら楽しんでいる方もいらっしゃいました。浄住寺では西暦810年の天台宗寺院としての創建から江戸時代の黄檗宗への再興という歴史の流れを学び、慈受院では室町時代に足利義持の正室・日野栄子によって創建された尼門跡院としての格式などについて興味深い話を伺いました。足利義満が建てた相国寺でもその歴史や、狩野光信作「蟠龍図」の圧巻の美しさについて解説をいただきました。先生の豊富な知識と明快な語り口によって、庭園や寺院の奥深さを十分に感じ取ることができました。

浄住寺 池泉式庭園

京都の食文化を味わう贅沢なひととき

庭園巡りとともに、京都ならではの食文化を味わえるのも、この旅の大きな魅力の一つです。初日の浄住寺では、庭園を眺めながら泉仙の精進弁当をいただきました。黄檗宗の寺院にふさわしい精進料理は、静かな庭園の雰囲気とよく調和していました。二日目の昼食は「西陣魚新」にて伝統の京料理を堪能。季節の食材を使った料理の数々は、京都の食文化の奥深さを感じさせました。通常非公開の寺院や特別拝観の庭園を訪れながら、京都の伝統的な食文化にふれることで、五感で京都の魅力を深く味わっていただけたと思います。

泉仙の精進弁当
西陣魚新の昼食

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