【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年12月24日
【帰国レポート】ジェフリー・バワの名作ホテルとスリランカ周遊の旅【9日間】
<2025年11月18日(火)~11月26日(水) 9日間 添乗員:九州支店 竹内健人>
スリランカを代表する建築家ジェフリー・バワの足跡をたどりながら、島に点在する5つの世界文化遺産を訪ねました。自然と共鳴するように設計されたホテルでの滞在はもちろん、古都に残る仏教遺跡や独特の文化にふれるたび、この国の奥行きを感じられました。
近代リゾート建築の巨匠ジェフリー・バワゆかりの建築
今回の旅では、バワが手掛けた3つのホテルに宿泊しました。初日の「ジェットウィング・ビーチ」では、アジアンリゾートの雰囲気を満喫。2日目から宿泊したダンブッラの「ヘリタンス・カンダラマ」、バワ唯一のマウンテンリゾートで、岩山を背景に森の中に溶け込むように建てられています。剥き出しの岩がそのまま残る廊下やロビーに、自然との一体感を目指したバワの哲学を感じました。




ゴールで宿泊した「ジェットウィング・ライトハウス」は、目の前にインド洋が広がり開放感あふれるビーチリゾートです。客室に入ると、窓の向こうから届く波の音が心地よく、海辺に滞在していることを五感で実感できる空間でした。バワ建築の魅力を「山」と「海」という異なるロケーションで体験していただけるのも、この旅ならではの大きな楽しみのひとつです。同じジェフリー・バワの設計でありながら、山の静謐な空間とは対照的に、ライトハウスでは水平線まで続く海と風、光を存分に取り込み、自然とホテルが見事に溶け合っています。世界のビーチホテルのデザインにも多大な影響を与えたと言われる理由を、実際に滞在することで深く感じていただけました。


各ホテルでガイドのロハナさんによるホテル内ツアーを実施し、バワ建築の細部にまで行き渡る美学を学ぶことができました。
世界遺産で辿る仏教の歴史
スリランカの原点、古都アヌラーダプラでは樹齢2000年を超えるスリーマハー菩提樹やルワンウェリ・サーヤ大塔を見学し、古代仏教都市の荘厳な雰囲気を体感しました。


また、旅のハイライトでもあるシギリヤ・ロックでは、朝方まで激しく降っていた雨が嘘のように上がり、登頂の頃には空が明るく開けました。「もう少しですよ」「頑張りましょう」と自然に声を掛け合いながら、一歩一歩頂上を目指します。そして頂上に立った瞬間、眼下に広がる360度の大パノラマ。緑の大地がどこまでも続く景色に、全員が感動と達成感に包まれました。下山途中に見学したシギリヤ・レディのフレスコ画は、1500年以上前に描かれたとは思えないほど色彩鮮やかで、表情や所作も実に豊か。厳しい環境の中で今なお残るその美しさに、皆様深く魅了されていました。


ダンブッラの石窟寺院では、紀元前1世紀から紀元18世紀までに造られた仏像が安置されており、巨大な涅槃像が横たわる第一窟、天井から聖水の滴る第二窟、黄金の仏陀像が並ぶ第三窟、セメント・レンガで造られた仏像が並ぶ第四窟、五窟と順番に見学。仏教美術の変遷を感じることができました。

バワの世界観を深く知る
ホテルの滞在だけでなく、ジェフリー・バワゆかりの建築も巡りました。バワが実際に暮らしたNo.11では、寝室やダイニング、愛車などを見学し、一人の人間としてのバワの生活空間にふれました。



バワが生涯をかけて造り上げた理想郷「ルヌガンガ」では、ガーデンツアーに参加し、バワが見ていた景色を散策しました。ここには世界各地からバワが持ち帰ったお気に入りのアートや試作品も飾られていました。

スリランカの文化にもふれました
ヌワラエリヤでは皆様民族衣装に着替え、茶摘み体験をしていただきました。その後工場見学や異なる等級の紅茶の飲み比べを通じて、セイロンティーの奥深さを知ることができました。キャンディでは伝統舞踊キャンディアンダンスの迫力あるパフォーマンスとファイアーショーに魅了されました。


山と海、異なるロケーションで体感したジェフリー・バワの建築、そしてスリランカが誇る世界文化遺産の数々。どの場所でも共通していたのは、自然と人、建築が穏やかに調和する心地よさでした。写真や言葉では伝えきれない空気感こそが、この旅の一番の魅力だったように思います。
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