マテーラの奇観と南イタリア・バジリカータの田舎町【10日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 2月21日(土) 、 2月28日(土)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥658,000〜ビジネスクラス利用 ¥1,238,000

旅のポイント

Point 1
山間に点在する美しい村巡りやフェデリコ2世ゆかりの地、イオニア海沿いの見どころなど、世界遺産マテーラだけにとどまらないバジリカータ州の魅力に注目します。
Point 2
マテーラでは立地を重視したホテルに3連泊。幻想的な夜景や洞窟住居で知られるサッシ地区、町中や周辺の見どころも併せてご紹介。
Point 3
プーリア北部のガルガーノ半島をドライブし、美しいアドリア海の風景や知られざる町々を訪ねます。
Point 4
ワイナリーやアグリツーリズモ、ホテル自慢のレストランでの食事など、この地方ならではの食を味わいます。

ツアープランナーより

東京都の約4倍の面積をもつ南イタリアのバジリカータ州。ワールドでもプーリアとの州境に近い世界遺産マテーラを訪れるコースはありましたが、それ以外の町々に足を延ばすコースは少なく、これまでなかなかご紹介する機会がなかった地域です。しかし、実際に訪ねていただくと、「イタリアの最も美しい村」にも登録されるような個性的な町や村が点在し、奥深い歴史や新鮮な風景の連続に驚かれることでしょう。このコースでは、美しいアドリア海を望むガルガーノ半島(プーリア)から、山間のルカニア・ドロミテに点在する美しい村々、南イタリアの歴史を感じる町々など、この地域の様々な魅力をご紹介します。また、世界遺産マテーラでは3連泊とし、町中の隠れた見どころや迷路のような旧市街、知られざる周辺の見どころにも焦点を当てました。アグリツーリズモやワイナリー、近年マテーラにも増えてきた地産地消の洒落たレストランなど、この地方の食文化に触れる楽しみも加え、「知られざるイタリア」を満喫します。

ここに注目。旅のポイント

バジリカータの山間「ルカニア・ドロミテ」に点在する美しい村へ

州面積の約半分を山岳地帯が占めるバジリカータには、「ルカニア・ドロミテ」と呼ばれる地域があります。標高は1450メートルほどですが、荒々しく天を刺すような岩山はまさにドロミテ地方を彷彿とさせ、その岩山の麓に家々が建ち並ぶ村カステルメッツァーノの姿はここでしか見られない絶景です。鷲ノ巣村のアチェレンツァ、ワイン醸造に利用された石造りの建物が連なるピエトラガッラなど、バジリカータ州に点在するまだ見ぬ風景に出会います。

岩山に張り付くように家々が並ぶカステルメッツァーノ
高台にできた鷲ノ巣村アチェレンツァ(イメージ)
ワインの醸造に利用された石造りの建物「パルメンティ」が連なるピエトラガッラ

プーリア北部 色彩コントラストが美しいガルガーノ半島をドライブ

ガルガーノ半島はかつて独立した島だったものが、アペニン山脈から崩れてきた堆積物により陸続きになった地です。アドリア海と白い石灰岩の断崖、ギリシャやアンダルシアを思わせる白壁の家々が並ぶ色彩が美しく風光明媚で、フェニキア人、サラセン人、ノルマン人など多様な民族が行き交った歴史も見逃せません。大天使ミカエル信仰の巡礼地、モンテ・サンタンジェロも合わせ、プーリア州北部の知られざる見どころをご案内します。

崖の上に白い家々が並び、アドリア海の青との色彩美を奏でるヴィエステ(イメージ)
トラブッコと呼ばれる仕掛け網の漁師小屋はこの一帯ならではの風景です(イメージ)
かわいらしいペスキーチの路地(イメージ)
ガルガーノ半島の先端にあるペスキーチ(イメージ)

洞窟住居だけではない 世界遺産マテーラと周辺の隠れた魅力をご紹介

洞窟住居で知られるマテーラのサッシ地区は、2つの谷地区とその間の平坦なチヴィタ地区から成り立っています。1993年のユネスコ世界文化遺産登録以降、かつては廃墟のようになっていたサッシ地区は徐々に活気を取り戻し、2019年に町が欧州文化都市に選ばれて以降は、その特異な景観からますます注目を集めています。マテーラの素顔をゆっくりと見ていただくため、3連泊の拠点は立地を重視し、迷路のような町並みを歩き、自由行動もゆっくり楽しんでいただけるチヴィタ地区のホテルをご用意しました。町の地下空間に広がる大貯水槽や大聖堂、迷路のような路地など、洞窟住居だけに留まらないマテーラと周辺の魅力をご紹介します。

マテーラの宿泊で、見逃せないのがサッシ地区の夜景です。ホテルからも近い、ジョバンニ・パスコリ展望スポットからは幻想的な風景が見渡せます(視察時撮影)
まるで迷路のようなサッシ地区には絵になる路地や広場が多く、散策が楽しい町です
ジョバンニ・パスコリ展望スポットより。日中は夜とは雰囲気が異なり、白壁の家々が建ち並ぶ光景も印象的です(視察時撮影)
13世紀にロマネスク様式で建てられた大聖堂。内部は様々な年代を経て修復されています。写真はプレゼーペのある礼拝堂。その下には修復で発見されたクリプタが残っています(視察時撮影)
旧市街の広場の地下空間に広がる、かつての大貯水槽「パロンバーロ・ルンゴ」は内部を歩くことができます。雨水を貯めて市民の暮らしを支えたという、独特な町の歴史が実感できます(視察時撮影)

知られざるマテーラ近郊の印象的なみどころも訪ねます

マテーラの町並みを対岸から渓谷越しに眺める展望台や、石造りの水道橋が印象的なグラヴィーナ・イン・プーリア、南イタリアで最古級ともいわれ、アダムとイブなどが描かれた「原罪のクリプタ」(洞窟教会)など、マテーラ周辺にも見どころが点在しています。また、通常のツアーでは訪れる機会の少ない、イオニア海沿いに残るギリシャ時代の遺跡が残るメタポントやポリコロにも足を延ばします。

マテーラの対岸、荒涼とした渓谷越しに町並みを眺めることができるムルジャ・マテラナ公園。断崖の谷が続く景色も印象的です(視察時撮影)
「イタリアの最も美しい村」のひとつグラヴィーナ・イン・プーリア。写真の水道橋は、映画「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」にも登場しました
メタポントに残る紀元前6世紀頃に建てられたヘラ神殿跡、タヴォラ・パラティーノ(視察時撮影)
ポリコロのシリティデ考古学博物館には、周辺の遺跡やルカニア地域から発掘された品々が展示されています(視察時撮影)

ツアーの見どころ

南イタリアの歴史に触れる 中世の天才皇帝フェデリコ2世ゆかりの地へ

十字軍の時代、エルサレムの無血開城を成し遂げた神聖ローマ皇帝フェデリコ2世。彼が建てた謎多き八角形の城カステル・デル・モンテと、中世ヨーロッパで初めて国法典を発布したゆかりの地であるメルフィを訪ねます。

かつてメルフィ憲章が発布された丘の上のメルフィ城。現在は考古学博物館になっています
八角形がモチーフの謎多き城カステル・デル・モンテ


地元のレストランやワイナリー、アグリツーリズモで地産地消を味わう

近年、マテーラにはお洒落なレストランも増え、地産地消、郷土の味をいかした質の高い料理を提供するお店も増えています。このたびは視察で見つけたお店もツアーに組み込みました。また、休火山ヴルトレ山近郊の南イタリアを代表する力強い赤ワインが作られる、ワイナリーを訪問。地元の食材にこだわるアグリツーリズモではマンマの味もお楽しみください。

ワイナリーではチーズ、サラミなどと共にテイスティングをお楽しみいただきます(イメージ:視察時撮影)
野菜を使った素朴な料理やパン団子(写真左)、ペペロニ・クルスキと呼ばれる乾燥赤ピーマン(写真右)もバジリカータの名物(イメージ:視察時撮影)
アグリツーリズモではマンマの家庭の味も楽しみ。棚にはお土産にもできる色々な種類の自家製パスタがずらり(イメージ:視察時撮影)


旅の最後はこだわりのお食事が楽しめるリゾートホテルへ

■ラヴェッロ:サン・バルバート・リゾート

バジリカータ州北部の町ラヴェッロ近郊のホテルで、スパ施設や噴水のある庭園、そしてこだわりのレストランが自慢のリゾートです。ピッツァ界の著名人であり、2度のイタリア共和国功労勲章をはじめ数々の受賞歴を持つフランコ・ペペ氏が監修したレストラン「プロキシマ」では、伝統的なピッツァとは一線を画す革新的なお食事体験を。旅の最後のお食事には、カンパーニャ州で星付きレストランとして評価されている「ドン・アルフォンソ 1890」の支店にて、洗練されたお食事をお楽しみください。

ヤシの木がそよぐサン・バルバート・リゾート
ホテル内レストラン「ドン・アルフォンソ1890」
ホテルでの美食で旅を締めくくります(イメージ)
フランコ・ペペ氏監修の一風変わったピッツァを体験してみましょう(イメージ)

■マテーラ:アルベルゴ・イタリア

サッシ地区や大聖堂、展望スポットなどどこへ行くにも便利な立地にあるこぢんまりしたホテルです。立地を重視して選んでいるため設備はシンプルですが、リノベーションされた快適なお部屋をご用意しています。(土地柄、客室は若干手狭となり、シャワーのみの客室となります。)

町のどこに行くのにも便利な立地が魅力です。
客室イメージ

ツアー日程

10日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港13:20発 ローマ20:25着/21:50発 バーリ22:55着 アンドリア24:30着

■午後、羽田空港より、航空機にてローマへ。

■航空機を乗り換え、バーリへ。

■着後、バスにてアンドリアのホテルへ。

 (アンドリア泊)

2日目
アンドリア09:00発 モンテ・サンタンジェロ マンフレドニア17:00着

午前、「イタリアの最も美しい村」に登録される★モンテ・サンタンジェロへ。着後、大天使ミカエルの伝説が残る●サン・ミケーレ・アルカンジェロ聖堂や、●サンタ・マリア・マジョーレ教会、●ロターリ廟を見学します。

■夕刻、マンフレドニアへ。

【2連泊】(マンフレドニア泊)

3日目
マンフレドニア (ヴィエステ、ペスキーチ)

午前、ガルガーノ半島のドライブへ。この一帯は、昔ながらの伝統漁法トラブッコが今も受け継がれる地域です。白壁の家並みが続くヴィエステペスキーチに立ち寄ります。

■午後、ホテルに戻ります。

   (マンフレドニア泊)

4日目
マンフレドニア08:00発 カステル・デル・モンテ グラヴィーナ・イン・プーリア マテーラ16:00着

午前、神聖ローマ皇帝フェデリコ2世ゆかりの世界遺産●カステル・デル・モンテへ。

■その後、★グラヴィーナ・イン・プーリアに立ち寄り、昼食と散策。マテーラと同じように洞窟が保存される村で、古い水道橋などが残っています。

■その後、マテーラへ向かいます。

    【3連泊】(マテーラ泊)

5日目
マテーラ

午前、世界遺産マテーラの旧市街を散策します。洞窟住居「サッシ」の続く町並みは他に類をみない圧巻の景色です。広場の地下空間に広がる●地下貯水槽(パロンバーロ・ルンゴ)や、●大聖堂、●洞窟住居博物館などへご案内します。

昼食は、地元の食材にこだわった人気のレストランにてお召し上がりください。

■午後、自由行動です。ゆっくりと迷路のようなサッシ地区の散策をお楽しみください。

(マテーラ泊)

6日目
マテーラ (ムルジャ公園、原罪のクリプタ、メタポント、ポリコロ)

午前、マテーラ郊外、谷の対岸からマテーラの町並みを望むことができるムルジャ公園の展望スポットへ。

■その後、南イタリア最古級の洞窟壁画が残る、●原罪のクリプタ(洞窟礼拝堂)を訪れます。

昼食は、アグリツーリズモにて、郷土料理をお楽しみください。

■午後、イオニア海沿岸の古代ギリシャ神殿跡が残るメタポントや、ポリコロの●考古学博物館へご案内します。

(マテーラ泊)

7日目
マテーラ08:00発 カステルメッツァーノ アチェレンツァ ピエトラガッラ ラヴェッロ17:00着

午前、ルカニア・ドロミテと呼ばれる山岳地域へ。

■「イタリアの最も美しい村」に登録される村々を訪ねます。断崖に寄り添うように建つ村★カステルメッツァーノや、★アチェレンツァの散策をお楽しみください。

■その後、石造りの建造物が連なる景観が印象的なピエトラガッラに立ち寄り、ラヴェッロへ。

■宿泊は、「サン・バルバート・リゾート」です。

夕食は、ホテル内の「プロキシマ」にて、ピッツァ界の巨匠と称されるフランコ・ペペ氏監修のピザをお召し上がりください。       

【2連泊】(ラヴェッロ泊)

8日目
ラヴェッロ (メルフィ、リオネル・イン・ヴルトレ)

本日は、ヴルトレ山麓周辺の観光を楽しみます。

■バスにて、メルフィへ。フェデリコ2世ゆかりの町としても知られています。●メルフィ城(考古学博物館)を見学します。

その後、リオネロ・イン・ヴルトレへ。この地域は、ヴルトレ山麓に広がるブドウ畑で栽培されるワインの産地です。

■イタリアのワイン評価誌で賞を獲得したこともあるワイナリー「カンティーナ・デル・ノタイオ」を訪ね、見学と軽めの昼食をお楽しみください。

■午後、ホテルに戻ります。

夕食はホテル内の「ドン・アルフォンソ1890」にてお召し上がりください。

  (ラヴェッロ泊)

9日目
ラヴェッロ07:45発 バーリ11:20発 ローマ12:30着/15:05発

朝、バスにてバーリ空港へ。

■航空機にてローマへ

航空機を乗り換え、帰国の途へ。 

         (機中泊)

10日目
羽田空港11:20着

■午前、羽田空港に到着後、解散。

 

※日程表の★印は、「イタリアの最も美しい村」に認定される村々です。

※訪れる町々はいずれも小さな田舎町で道幅が狭いところも多いため、移動に中型バスを利用する場合があります。その場合は、必ずしもお一人様で2席をご利用いただけない場合がありますので、ご了承ください。また、田舎町では中心部までバスで入ることができないこともあり、徒歩での移動距離が長くなる場合があります。

※お食事に関して:軽めのお食事からしっかりとしたコース料理、ビュッフェ、或いは郷土料理など、地域や訪問国の食事の特色、ならびに旅程に応じてご用意しております。また、ツアー行程の関係で簡素なボックスタイプ等のお食事となる場合もございます。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは10日間のコースです。

出発日 旅行代金
2月21日(土)発

旅行代金:¥658,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,238,000

ビジネスクラス利用

2月28日(土)発

旅行代金:¥658,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥1,238,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥80,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■燃油サーチャージ別途目安:¥54,400:8月1日現在

■ビジネスクラス利用区間:羽田〜ローマ間往復に適用

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■地方発着追加代金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

但し付帯条件がございますので各支店へお問い合わせください。

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