【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年07月03日

【帰国レポート】癒しの島・スリランカ周遊とアーユルヴェーダ体験の旅

<2025年6月10日(火)~6月17日(火)8日間 添乗員:湘南支店 江尻満里奈>

この度、アーユルヴェーダ専門施設「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ」に3連泊するツアーに随行いたしました。滞在中はヨガや瞑想のセッションも用意されており、観光だけでない「心と身体の再生」をテーマにした、新しい旅のかたちを体験していただけたかと思います。
旅の前半は、スリランカの誇る仏教遺産をめぐる日々。後半の3日間は、スリランカならではの伝統医療「アーユルヴェーダ」をじっくり体験。世界遺産と癒しの伝統が共存するスリランカの魅力を、存分にご案内できた旅となりました。

アーユルヴェーダに特化したホテルに3連泊!

アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは、インドやスリランカに古くから伝わる伝統医学で、その歴史はなんと紀元前3000年頃にまで遡ります。「アーユル」は「生命」、「ヴェーダ」は「知識」──つまり、アーユルヴェーダとは「生命の知恵」「より良く生きるための学問」を意味します。特徴は、西洋医学のような「病気を治す医療」ではなく、「病気を予防し、心身を健やかに保つこと」。
日々の食事や生活リズム、心の在り方にまで目を向ける、まさに「生き方そのもの」にアプローチする癒しの伝統医療です。今回のツアーでは、2時間15分のアーユルヴェーダ体験を2回、最終日には60分の施術を1回、合計3回の体験をご用意いたしました。

「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ」に3連泊
ホテル敷地内にあるアーユルヴェーダセンター
施術ベッド

まずは問診! 自分の体質を知る「ドーシャ理論」

ホテルには、専門ドクターとセラピストが常駐します。初診では、持病や生活習慣、食事内容まで丁寧に問診を受け、体質に応じた施術と食事が提供されました。

アーユルヴェーダの中でも重要なのが「ドーシャ」という体質分類。人間の体と心は、以下の3つのエネルギー(ドーシャ)によって構成されていると考えられています。
ヴァータ(風):活発で柔軟、創造力に富む反面、冷え性や不安感が出やすいタイプ
ピッタ(火):情熱的で知的、判断力が高いが、怒りやすく胃腸が敏感な傾向
カパ(水):安定感があり穏やか、愛情深いが、体重が増えやすく怠惰になりがち
診察では、脈診や問診によってドクターがその人の体質を見極め、施術内容やハーブ薬、食事の内容までが一人ひとり異なる「オーダーメイドのケア」が行われます。

温かい薬草オイルで全身をトリートメントする「アビヤンガ」、額にオイルを垂らし続ける「シロダーラ」(別名脳のマッサージ)、 薬草を煮出したお湯に浸かる「ハーバルバス」など、様々な施術が用意されていました。施術内容は問診によって決定されるため、受けていただく施術は皆様それぞれ異なります。また、個人のドーシャに合わせた薬草が処方され、内側から整えることも重視されていました。

ドクターによる問診
経験豊富なセラピスト
問診後、施術に使用するオイルや薬草を配合中
施術後、ハーブの薬が処方されます

心と身体を癒すカスタムメイドの食事

スリランカでのアーユルヴェーダ滞在で、多くのお客様が驚き、そして感動されたのが、完全カスタムメイドの「処方食」です。診断された皆様それぞれの「ドーシャ体質」のバランスをもとに、体調や生活習慣、現在の悩みに寄り添ったメニューが一人ひとりに用意されます。
処方食と聞くと、「病院食のようなもの?」「薄味で物足りないのでは?」そんな印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、スリランカで体験するアーユルヴェーダの食事は、美味しさと奥深さに満ちた料理の数々です。たとえ同じテーブルを囲んでいても、目の前の料理はそれぞれの心身の状態を反映した“自分だけの処方食。グルテンフリーや乳製品不使用、刺激物の制限など、細やかな配慮が行き届いているのも印象的でした。また、食事は「ただの健康食」ではありません。見た目も美しく、香りも豊かで、何より素材の味が生きていて、美味しい。「体にいい」だけでなく「心が満たされる」、そんなひと皿ひと皿が並びます。
スリランカのアーユルヴェーダ体験は、まさに“医食同源”の真髄。カスタムメイドの食事を通じて、自分の体に耳を傾ける、そんな特別な時間を、多くのお客様が味わっていらっしゃいました。

朝食(初日)

ベリハーブティー&フルーツからスタート!
キトゥル(ヤシ科の植物)のお粥
ミルクライス&玉ねぎ、クミン、唐辛子のサラダ

昼食(初日)

ニンジンサラダ
野菜のスープ
一番左からサワラの燻製、ゴーヤ&玉ねぎの炒め、ハーブサラダ、ニンジンカレー、アッシュプラントバナナカレー
バナナピカタ蜂蜜がけ(デザート)

夕食(初日)

春巻き
ダル(豆)カレー、オニオン炒め、グリルチキン
ナスのスープ

滞在中はヨガセッションや瞑想タイムも

滞在中は、伝統的なアーユルヴェーダ施術の合間に、日々の生活リズムを整えるためのヨガセッションや瞑想タイムが設けられていました。朝の柔らかな光の中、参加者は自然の息吹を感じながらヨガマットに向かい、ゆったりとした動きで身体を解きほぐし、一日の始まりに心身の調和を図りました。また、夕暮れ時には静かな環境の中で瞑想の時間が設けられ、鳥のさえずりやさざ波の音が背景となり、心がじんわりと落ち着いていくのを実感いただけました。こうしたセッションは、アーユルヴェーダの癒し効果をいっそう引き立て、参加者同士の自然な交流やリラックスしたひとときを生み出す貴重な体験となりました。

朝のヨガセッション

心と身体のリズムを整える、スリランカでのアーユルヴェーダ体験。ご参加いただいた皆様とともに、穏やかで深い癒しの時間を過ごすことができました。
次回は年末年始にアーユルヴェーダ体験ツアーを予定しております。心身をリセットし、一年の締めくくりにふさわしい旅になることでしょう。ぜひこの機会にご検討いただければ幸いです。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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