【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年10月28日
【帰国レポート】美しきクロアチア・スロベニアとモンテネグロの旅
<10月13日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>
<10月13日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>
スロベニアからクロアチア、モンテネグロの3か国を巡る、弊社でも以前からご好評をいただいている旅から戻ってまいりました。このツアーは「アルプスの瞳」と呼ばれるブレッド湖から始まり、イタリアの風情を感じるイストラ半島、世界遺産プリトヴィッツェ国立公園、そしてベネチア共和国の繁栄を今に伝えるダルマツィア地方を行くコースです。王道ともいえる行程ですが、各所で連泊滞在し、特に後半のハイライトとなるドブロヴニクではまる1日を使って、心ゆくまでご滞在をお楽しみいただきました。そんな旅の様子を少しだけご紹介します。
旅の始まり、ブレッド湖はスロベニア人の心の故郷です



スロベニア北西部はヨーロッパアルプスの東の端、いわゆるユリアンアルプスと呼ばれる風光明媚なエリアです。特に国内最高峰のトリグラフ山(2,864メートル)が見下ろすブレッド湖は「アルプスの瞳」と呼ばれ、ユーゴスラビアのチトー元大統領もここに別荘を設けました。国旗にも描かれるトリグラフ山は、国民なら人生で一度は登るべき山とされており、まるで日本人にとっての富士山のように、スロベニア人たちの心の故郷となっています。
ツアーで訪れることの少ないイストラ半島へも足を踏み入れます
スロベニアからクロアチアへ国境を越えると、街の色はアドリア海らしいオレンジ屋根と白壁に変わります。クロアチアの最西部に位置するイストラ半島(イタリア語名:イストリア半島)は近世にベネチア共和国の支配を受け、その海洋貿易が成した財産によって14世紀に最盛期を迎えます。街並みはコショウ貿易が衰退し始めた16世紀頃からほとんどその姿を変えず、またいくつかの街にはオスマン帝国などの外敵に対して造られた高い城壁も今なお残っています。

特にイストラ半島で屈指の人気を誇るのが港町ロヴィニ。アドリア海に突き出した半島に旧市街が広がり、丘の上に立つ聖エウフェミヤ教会の鐘楼が、街のシンボルとなっています。付近のホテルに連泊し、朝一番で訪問しました。イストラ半島は「未回収のイタリア」とも言われていたイタリア人が多く住む地域で、イタリア譲りの文化・食事の豊かさも魅力です。




世界遺産プリトヴィッツェ国立公園は紅葉の真っただ中でした




中盤のハイライトはプリトヴィッツェ国立公園。カルスト地形が織りなす湖沼群と透き通った水の流れが世界中の観光客を魅了します。クロアチアで最も広い国立公園で他の街からは離れていますが、ワールドでは公園内に僅かしかないホテルに連泊滞在し、朝一番の観光客が少ない時間帯から歩き始めます。今回の訪問は晴天とはいきませんでしたが、紅葉のベストタイミングに当たり、大変見ごたえのある景色をご覧いただけました。
旅のハイライトは「アドリア海の真珠」ドブロヴニク

アドリア海貿易の拠点として栄えたドブロヴニクは、海洋国家ラグーサ共和国の首都として、ビザンツ帝国やハンガリー王国、オスマン帝国といった強国とうまく渡り合いながら、美しい旧市街と城壁を築いてきました。1970年代には世界遺産に登録されますが、その後のユーゴスラビア内戦では7か月の包囲に遭い、旧市街のほとんどのエリアが砲撃されました。そんな幾多の苦難を知ると、今日、宝石に例えられるほど美しいこの街を訪れることができるのはまさに奇跡とも言えましょう。



スロベニアとクロアチア、モンテネグロ。明るいアドリア海沿いと山岳風景が美しい内陸部、そして同じ南スラブ系ながら異なる言語、宗教、文字を持つ3か国です。その景色もさることながら、日本で暮らしているとあまり感じることのない民族問題にも触れる、見どころの多い旅でした。大変ご好評のツアーで、来春の設定も決まっています。まだ行かれていない方、ぜひ次の旅行の候補としてご検討ください。
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