【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2024年09月17日
【帰国レポート】トン族の里 三江と漓江絶景の旅
<9月1日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>
<9月1日発 添乗員 東京支店・相澤 満弘>
日本航空でゆく、中国の旅の添乗に行ってまいりました。
最近では出張や乗り継ぎで訪中の機会はあったものの、今回のように数日かけて中国をしっかり見るのは、私にとっては2019年春以来、5年半ぶりのことでした。
そして、三江や桂林を訪れたのは、実に12年ぶり。
発展、進化のやまない中国だけに、どこに行っても変貌ぶりには驚きますが、今回訪ねた場所は中国少数民族の多く暮らす、中越国境にある広西チワン族自治区。都会という印象はなく、素朴な雰囲気が残ります。
三江(さんこう)では、少数民族のひとつであるトン族の暮らしぶりに触れ、桂林では漓江沿いに林立するカルスト台地の絶景をたくさん見て、月並みな表現ですが「中国は広い」「やはり面白い」と改めて感じた旅でした。

トン族の暮らす町 三江と程陽寨(ていようさい)
日本航空の直行便を利用して、広州へ。4時間ほどの空の旅で中国に入りました。
まず、訪ねた都市は「三江」。10年以上前まではバス移動でしかアクセスできませんでしたが、広州~三江までは高速列車(3時間47分)を利用。日本の新幹線のように清潔で、時間もぴったりに運行されるため、とても快適。日本を発ったその日のうちに三江に到着できるというのも、昔を思えば画期的です。
三江は桂林で有名な広西チワン族自治区にある町で、貴州省、湖南省との省境にあり、このあたりには中国の少数民族が多く暮らしています。三江の住所も「中国広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県」の名の通り、トン族の文化、建築が町中に溶け込むように点在しています。トン族らしい、釘を一切使わない木造建設の橋(風雨橋)や楼閣(鼓楼)が町中で見えますが、町中に宿泊することで朝夕に変わりゆく雰囲気を存分にご覧いただくことができました。




滞在中には、程陽も訪問。「程陽寨」「程陽八寨」とも呼ばれるトン族の村で、素朴な家々や風雨橋、鼓楼などの建築が風光明媚な山間の景色に見事にマッチしており、中国政府も「5Aランク」認定する有名観光地です。近年はしっかりと整備されて、ビジネスセンターや電気カートが運行するようになりましたが、実際に村に入ってみると観光客で混雑する様子はなく、のどかな雰囲気を感じることができました(昔ながらの家屋は、現在、レストランや民泊ホテルとして運営されています)。




桂林では漓江の川下りを満喫しました
三江を後にし、訪ねたのは「桂林」。「中国南方カルスト」の一部として2014年に世界自然遺産に登録された、中国指折りの景勝地です。
桂林の観光で欠かせないのは「漓江の川下り」。私たちも、桂林の竹江埠頭から陽朔の龍頭山埠頭までおよそ63キロを、3時間半の船旅で楽しみました。もうちょっと曇っていたり、雨降りであれば、まさしく「山水画」の世界だったのにと思うのは贅沢かもしれません。この日は爽やかな快晴。残暑の時期ながら川風はとても心地よく、漓江下りの間はサンデッキに上がって、左右に絶え間なく現れるお椀型の山々の眺めを存分に楽しむことができました。


桂林も町中に宿泊しましたので、ご希望の方は夜の散策にご案内。地元の人々でにぎわう夜市や、ライトアップした金銀の塔が美しい杉湖までの散策をお楽しみいただきました。


三江と桂林の間にある、絶景の棚田も訪ねました
トン族の三江、漓江下りの桂林。両都市の移動には、中間にある「龍勝の棚田(龍脊梯田)」も訪ねました。龍勝がある場所は、「広西チワン族自治区桂林市龍勝各族自治県」。「各族」というように、トン族や、赤ヤオ族、チワン族など、様々な少数民族が暮らしています。
今回訪ねた龍勝の棚田は、「金坑紅ヤオ梯田」。その名の通り、ヤオ族によって数百年前から長い年月をかけて造られたもの。雲南省の元陽棚田がその規模で知られますが、龍勝棚田はその美しさで知られます。麓からロープウェイを利用して、無限に続くかのような棚田の景観を見渡す展望台までアクセスしました。かつては頂上の展望台まで徒歩で上がっていましたが、随分容易に絶景をご覧いただけるようになりました。


今後、ワールド航空サービスでは、久しぶりに2025年春「大河・揚子江の船旅」を発表の予定です。ぜひ、これからも弊社の中国の旅に、ご注目ください。
※コロナ禍の影響を受けて、中国渡航はいかなる目的においてもビザ(査証)取得が義務付けられていましたが、次第に緩和されており、一部、条件によってはビザ無しの中国旅行も可能になりました。
また、2024年10月以降の弊社のツアーでは、事前のビザ申請が必要な場合も、煩雑な個人ビザではなく、手続きが簡素化された「中国団体観光出入境ビザ(団体ビザ)」を取得できるようになりました。
いよいよ訪れやすくなった中国へ、ぜひ皆様もお出かけください。
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