冬景色の美しさを再発見　これぞ「日本旅百景」
訪問しにくい2つの秘湯を絶景ローカル線で結ぶ

雪見温泉の醍醐味。玉川の名湯を快適に楽しめる「新玉川温泉」

秋田県と青森県の県境に広がる八幡平温泉郷のひとつ、玉川温泉。世界でも珍しい強酸性の泉質を持ち、湯治場として名高いこの玉川温泉と同じ源泉を持つのが、姉妹館「新玉川温泉」です。ブナと庭を眺める人気の露天風呂をはじめ、青森ヒバで造られた大浴場には、箱蒸湯や気泡湯、頭浸湯、岩盤浴など15種類もの浴槽があり、源泉100％浴槽や源泉50％浴槽、弱酸性浴槽など、その日の体調に合わせてご入浴いただけます。冬季は豪雪で道路が通行止めとなるため、温泉まで行けるのは除雪直後を走る路線バスのみ。秘湯「新玉川温泉」にて2泊、ゆっくりとお楽しみください。

日本海を見渡す絶景露天風呂　「黄金崎不老ふ死温泉」

「黄金崎不老ふ死温泉」は、世界遺産・白神山地の麓、日本海を一望できる景勝地・黄金崎に建つ一軒宿です。海岸と一体化したひょうたん型の露天風呂は、全国の温泉ファンの憧れの的。別名「熱の湯」ともいわれる赤褐色の温泉に浸かり、目の前に広がる日本海の大海原を眺めるひとときは、贅沢の一言です。網元から直接仕入れた新鮮な海の幸も堪能し、温泉旅情をご満喫ください。

移動もまた旅の楽しみ。2日間かけて車窓の絶景を、「五能線」の途中下車の旅

青森から秋田へ、日本海の海岸線に沿って走る「五能線」は、JR東日本有数の絶景ローカル鉄道です。秋田駅を出発した観光列車は、東能代駅から「五能線」へ。白波砕ける日本海の荒涼たる風景は、冬の車窓の醍醐味です。途中下車し、「黄金崎不老ふ死温泉」に宿泊して絶景温泉を楽しんだ翌日は、再び「五能線」に乗って、津軽平野を走り新青森へ。冬の日本海を満喫いただける鉄道・温泉旅としました。