若狭に春を告げる神事

若狭お水送りの旅【3日間】

  • 集合場所:東京駅※敦賀駅合流/敦賀駅離団可能
  • 出発日: 3月1日(日)
  • 旅行代金:¥185,000

ツアーコード: JP1949

パンフレットダウンロード

ここにご注目。旅のポイント

Point 1
若狭に春を告げる神事「お水送り」の松明行列に参列します
Point 2
世界でも稀少な年縞が語る7万年の物語「年縞博物館」を見学
Point 3
日本と世界をつないだ玄関口、敦賀に滞在

ツアープランナーより

若狭の地には、奈良時代から千三百年もの間続く神聖な儀式があります。それが「お水送り」です。奈良の東大寺で行われる「お水取り」と対をなすこの神事は、まさに悠久の歴史と人々の祈りが紡いできた物語そのもの。今回の旅では厳かな松明行列に参加し、その歴史を肌で感じていただきます。地元の人々とともに、神宮寺から鵜の瀬までの道のりを手にした松明を掲げながら歩きます。松明の炎が夜空を照らし、人々の祈りが満ちる厳かな行列に参加することで、千三百年続く物語にふれられることでしょう。

春を告げる幻想の神事
若狭と奈良、二つの古都を結ぶ伝統行事に参列

若狭「お水送り」と奈良「お水とり」

奈良時代、東大寺二月堂の開創法要に際して行われた天下泰平を願う「行法」に、若狭の水の神である遠敷明神が遅れて参列しました。その荘厳な儀式に深く感動した遠敷明神は、観音様へ捧げる水を今後若狭から送ることを約束し、東大寺の境内に泉を湧き出させました。これが「若狭井」の始まりです。
この故事にちなみ、毎年3月2日、若狭神宮寺の「閼伽井(あかい)」で汲んだ水を「鵜の瀬」から遠敷川に流す「お水送り」が行われます。この水は10日間かけて奈良へ届き、3月12日に東大寺の「若狭井」から汲み上げられ、本尊に供えられる「お水取り」となります。
お水送りは、神聖な水を松明の行列で護りながら運ぶ厳かな儀式で、東大寺の「お水取り」と対をなす重要な神事です。約1300年もの間、一度も途絶えることなく続くこの行事は、若狭と奈良の深い歴史的結びつきを物語るものであり、春の訪れを告げる風物詩となっています。

お水送り(イメージ) 写真提供:福井県観光連盟

お水送りの松明行列に参列します

若狭の「お水送り」で重要な役割を果たすのが、夜を彩る松明行列です。神聖な水を「鵜の瀬」まで運ぶ道中を護衛するための行列で、地元の人々だけでなく一般参加も可能です。大護摩の火から大松明、中松明、手松明へと火が分かたれ、参加者一人ひとりが松明の炎を掲げながら進みます。この行列に参加することで、約1300年続く荘厳な神事の一端を担うという、貴重な体験ができます。
(注)松明行列は、スタート地点の神宮寺から鵜の瀬まで約2キロを歩きます。

松明行列 写真提供:福井県観光連盟
幻想的な松明行列。一般参加の人々も続きます(添乗員撮影)

日本と世界をつないだ玄関口・敦賀

北陸新幹線の終点・敦賀は、かつて大陸への定期航路があり、日本と大陸を結ぶ玄関口として栄えました。赤レンガ倉庫や古い洋館が残る旧敦賀港を中心に、ユダヤ人が多く辿り着いた港として「命のビザ」で知られる杉原千畝を紹介する博物館など、見どころ豊富です。

敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅駅舎) 写真提供:福井県観光連盟
「命のビザ」で知られる杉原千畝を紹介する敦賀ムゼウム 写真提供:福井県観光連盟
敦賀赤レンガ倉庫 写真提供:福井県観光連盟
気比神宮 写真提供:福井県観光連盟

年縞が語る7万年の物語「福井県年縞博物館」

福井県年縞博物館は、奇跡の湖・水月湖の湖底に堆積した「年縞」をテーマにした博物館です。年縞とは、季節ごとの堆積物が1年に1層ずつ積み重なってできた、湖底の美しい縞模様のこと。水月湖の年縞は約7万年分が途切れることなく続く、世界でも例のないものです。
この年縞は、考古学や地質学の分野で非常に重要な役割を担っています。生物の遺物に含まれる放射性炭素の量から年代を測定する「放射性炭素年代測定法」は、大気中の炭素量にばらつきがあるため、時代によってズレが生じるという問題がありました。しかし、1年に1層ずつ形成される年縞に含まれる葉の放射性炭素量を測定することで、「年代ごとの正確な放射性炭素の量」が明らかになりました。これにより、年代測定の精度が飛躍的に向上し、地質学的な年代決定における世界標準となっています。
また、年縞に含まれる花粉から当時の気候や植生がわかるなど、環境変動の記録計としての側面も持っています。年縞博物館を訪ね、この奇跡の堆積物を通して地球の歴史を学びまます。

年縞博物館 写真提供:福井県観光連盟
水月湖から掘り出した年縞の実物を圧巻の45m、ステンドグラスにして展示しています 写真提供:福井県観光連盟

若狭のみほとけを訪ねて

若狭国は、かつて奈良や京都の都に食料を供給する「御食国(みけつくに)」であり、また大陸との重要な交易拠点でした。この地の豊かな歴史は、仏教文化にも深く影響を与えています。都の中央仏教美術の影響を受けた仏像と、若狭独自の仏像が数多く伝えられています。これらの仏像は、大きな戦乱に見舞われることなく、地域の人々によって大切に守られてきました。若狭歴史博物館に展示されている仏像と、本堂と三重塔が国宝に指定されている明通寺を訪ねます。

若狭歴史博物館 写真提供:福井県観光連盟
本堂と三重塔が国宝に指定されている明通寺 写真提供:福井県観光連盟

ツアー日程

3日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
東京駅09:20発 敦賀駅12:43着 敦賀17:00着

■北陸新幹線にて、敦賀駅へ。

■敦賀駅到着後、バスにて三方五湖レインボーラインを通り、レインボーライン山頂公園福井県年縞博物館の観光。

■敦賀に戻ります。

【2連泊】(敦賀泊)

2日目
敦賀11:00発 小浜 敦賀22:30着

■午前、ゆっくり出発し、小浜へ。

■小浜にて昼食。その後、小浜の観光。福井県立若狭歴史博物館明通寺

■早めの夕食後、神宮寺へ。

神宮寺からの「お水送り」の松明行列に参加。神宮寺から鵜の瀬まで約2キロ、歩いて向かいます

■終了後、敦賀に戻ります。

(敦賀泊)

3日目
敦賀09:00発 敦賀駅15:04発 東京駅18:28着

■午前、敦賀市内の観光へ。敦賀鉄道資料館敦賀赤レンガ倉庫、「命のビザ」の物語で知られる杉原千畝を紹介する敦賀ムゼウム気比神宮をご案内します。

■午後、敦賀駅より北陸新幹線にて東京駅へ。

 

 

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは3日間のコースです。

出発日 旅行代金
3月1日(日)発

旅行代金:¥185,000

※1名室利用追加代金:¥10,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

※現地合流離団:敦賀駅合流(出発)/敦賀駅離団(帰着) 旅行代金から¥30,000引きにてご参加いただけます。

ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111