中央アジア高原の文化と天山の絶景を訪ねて

キルギス、カザフスタン 神秘のイシククル湖南岸をゆく【9日間】

  • 集合場所:成田空港・関西空港・中部空港・福岡空港・新千歳空港
  • 出発日: 4月10日(金) 、 4月17日(金) 、 5月8日(金) 、 5月15日(金) 、 5月22日(金)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用¥498,000〜ビジネスクラス利用¥878,000

ツアーコード: UA039T

旅のポイント

Point 1
ワールドの旅初登場① キルギス伝統の織物文化が息づくボコンバエフの工房を訪問
Point 2
ワールドの旅初登場② イシククル湖南岸で遊牧民の伝統的なテント「ユルト」に宿泊
Point 3
キルギスの悠久の歴史を物語る世界遺産の遺跡にご案内します

ツアープランナーより

今、旅のフロンティアとして最も注目を集めているのが、中央アジアでしょう。キルギスのこれまでの旅といえば、ほとんどが玄奘三蔵ゆかりの地のイシククル湖の北岸リゾートに宿泊するコースが定番でしたが、視察を通して新たな見どころを発掘してきました。 同じイシククル湖でも南岸に連泊し、キルギス人の生活と共にあるユネスコ世界無形遺産のフェルト刺繍「シルダック」に光を当て、ワールドの旅初登場の町ボコンバエフを訪ねます。宿泊施設として選んだのは、グランピング施設として人気のある伝統的な遊牧民のテント「ユルト」各部屋にシャワーとトイレを備えたキルギス最新の宿泊施設。南岸のイシククルを望む絶好のロケーションのユルトに連泊し、これまでにないキルギスの魅力を発見していただきます。 もちろんシルクロードの歴史ロマンが溢れる遺跡も訪れ、基点となるカザフスタンでは4000もの黄金片をまとった「黄金人間」のレプリカを展示する博物館や関連の遺跡にもご案内します。旅好きな方の旅心を弾ませる新ツアーです。どうぞ、ご期待ください。

ここに注目。旅のポイント

「中央アジアのスイス」との出会い キルギス大統領との対話から始まった旅

文・ワールド航空サービス代表取締役社長 菊間陽介

2023年11月、来日中のキルギス共和国サディル・ジャパロフ大統領閣下と観光促進に関する意見交換会が日本旅行業協会で開催され、日本におけるキルギスの観光プロモーションに関して、様々な情報や意見が交わされました。その際、「近年のキルギスにはモダンなユルト(ゲル、伝統的な遊牧民のテント)の宿泊施設ができ、グランピングが人気」、「ハイキングやトレッキングのルートが整備された」との情報を得ました。

イシククル湖南岸で小さな村の工房を視察しました(視察時撮影)
モダンなユルトが続々と建設されています(イメージ)

時を経て2025年7月、キルギス視察を敢行。アジアツアー担当マネージャーの相澤とともに、定番ルートだけでなく、これまでご案内してこなかった地も訪ね、イシククル湖南岸の小さな村で2500年前から受け継がれるフェルト工芸「シルダック」に出会いました。色鮮やかなフェルトに施された幾何学的な渦巻き、自然をモチーフにしたデザインが、アイヌ文様を彷彿させ思わず息をのみました。
遠く離れた中央アジアの遊牧民と、日本の先住民族。なぜこれほど似た文様が生まれたのでしょうか。紀元前よりシルクロードで交易されたフェルト製品がキルギスの女性たちの手で今も受け継がれています。イシククル湖南岸にこそキルギスの伝統と文化を感じられる場所があります。これまでとは一味違う、新しいキルギスの旅をご提案します。どうぞご期待ください。

視察中の弊社社長菊間(右)とアジアツアー担当マネージャー相澤(左) 

キルギス伝統の織物文化が息づく小さな町ボコンバエフの工房を訪問します

イシククル湖の観光スポットとしては北岸を訪れるのが一般的ですが、南岸は今も伝統文化が息づいているという情報を得て視察に向かい、出合ったのが2012年に無形文化遺産に登録されたキルギスの伝統織物「シルダック」でした。ツアーでは南岸の小さな町ボコンバエフで見つけた工房へご案内し、この伝統を担う女性たちから手仕事の制作工程を見聞します。売店にはクッションカバーや壁掛け、靴下などお土産にぴったりの品もあります。

女性たちがの手作業で作られてきたシルダック(視察時撮影)
丁寧にステッチ刺繍を施していきます(視察時撮影)

流行の先端を行く ファッション界も注目するシルダック

遊牧民であったキルギスの人々には欠かせないものだったシルダック。天然染料で染めた色彩豊かなフェルトを重ねることで、幾何学文様や自然をモチーフにしたデザインを表現。羊毛からフェルトを作るところから染色を工房でおこない、女性の手作業で縫製してゆきます。耐久性は100年とも、それ以上ともいわれ、最近では、故エリザベス女王への贈呈品として選ばれ、ミラノコレクションでシルダックをあしらったドレスが発表されるなど、欧米のファッション界からも注目されています。

伝統的でありながらモダンなデザイン性が高く評価されています(イメージ)

天山支脈の絶景を望む、グレードアップした遊牧民のテント「ユルト」に宿泊

イシククル湖南岸の道路沿いにはユルト型の宿泊施設が続々と建設中で、今回はその中でも南岸の絶好のロケーションに位置するユルト施設を宿泊先として選びました。イシククル湖岸すぐ近くに位置しており、天候が良ければ湖の向こうに万年雪を戴く天山の支脈や振り向けば天山山脈が見えるという絶好のロケーションを誇ります。トイレやシャワーも各部屋に完備。伝統様式を取り入れたデザインもモダンな雰囲気で、快適にお過ごしいただけるでしょう。

イシククル湖南岸の伝統様式のユルトに宿泊(イメージ)
室内は広々と利用しやすくくつろげます(イメージ)
滞在中は南部が本場の、キルギス伝統の鷹狩りをご覧ください(視察時撮影)
ご希望の方は、スカスカ峡谷の絶景ポイントへご案内します(イメージ)

シルクロードの歴史ロマン溢れるアク・ベシム遺跡とバラサグン遺跡を訪ねます

キルギスとカザフスタンには、かつてのシルクロードの一つ「草原の道(ステップ・ルート)」が走っていました。アク・ベシムはソグド人が建設した、東西文明が交差するシルクロードの街でした。ゾロアスター教徒や仏教徒、遊牧民たちが暮らし、唐の時代には玄奘三蔵も立ち寄りました。10世紀以降はブラナの塔がそびえるバラサグンにシルクロードの交易拠点は移っていきました。世界遺産の両遺跡へご案内します。

発掘が進められている世界遺産アク・ベシム遺跡(イメージ)
11世紀に建設された世界遺産ブラナの塔 バラサグンの繁栄を伝える唯一の遺構です(イメージ)

ツアーの見どころ

国立博物館でカザフスタン、キルギスの歴史・文化にアプローチ

①アルマトイの国立博物館で「黄金人間」(カザフスタン)

アルマトイの国立歴史博物館では、迫力ある「黄金人間」のレプリカを見学。古代遊牧民スキタイ民族の戦士の墓から出土した衣装で、4000点以上の金細工が施されています。他の出土品も多数収蔵されていて、大変見応えがあります。ツアーでは黄金人間にちなんだイシク・クルガン遺跡も訪問。カザフスタンは歴史をテーマに辿ります。

黄金人間(レプリカ)をじっくりご覧ください

②リニューアルしたビシュケクの国立歴史博物館(キルギス)

町の中心アラ・トー広場にある国立歴史博物館。ソ連時代の1925年に設立、2022年にリニューアルオープンしました。サカ族の装飾品、突厥の石人などの古代史に関わる史料から、キルギス遊牧民の暮らし、シルダックなど刺繍製品などキルギスの文化に関わる展示も豊富で、見応えがあります。

リニューアルされたビシュケクの国立博物館外観

イシククル湖の遊覧は、カラコルからお楽しみいただきます

これまでは一般的だった北岸の保養地チョルポン・アタからのクルーズではなく、このたびは東部からの1時間のボート遊覧へご案内します。古代遺跡が湖底に残るという歴史ロマンもさることながら、バイカル湖に次ぐ透明度の高さ、周囲を山に囲まれたロケーションと、その風光明媚な景観がお楽しみいただけます。

イシククル湖観光のハイライト、ボート遊覧にもご案内します(イメージ)

中央アジアで岩絵として初めて世界遺産に登録されたタムガリ

紀元前14世紀から近代までの岩絵が、5000点以上残されているタムガリ。2004年に世界遺産に登録されました。太陽や動物などのモチーフのほか時代ごとに異なる岩絵がご覧いただけます。

活き活きと描かれたタムガリの岩絵の動物画(イメージ)

「中央アジアのスイス」キルギス共和国 概要

中央アジアの国としては珍しく山が多く、平均標高は2750メートルです。天山山脈が横断し、7000メートルを超える山々がそびえ立ちます。 雪解け水が豊富で山や街には緑が溢れ、その豊かな気候風土から「中央アジアのスイス」とも呼ばれています。

キルギスの国旗(2023年に現在のデザインに変更されました)

人口:約730万人(2025年 国連人口基金による)
面積:約19万8500㎢(日本の約半分)
首都:ビシュケク
宗教:主にイスラム教(スンニ派)、ほかロシア正教など
民族:主にキルギス系(77.8%)(2024年 キルギス共和国統計委員会による)
※このほか、ウズベク系、ロシア系など40の民族が暮らし、国旗に表される太陽光線はその40の民族の統一を意味します。また、太陽の中央部分に描かれる波は、伝統住居(ユルト)の天窓部分がデザインされています。

ツアー日程

9日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
成田空港13:20発 ソウル15:50着/ 18:15発 アルマトイ 20:50着

■午後、アシアナ航空にてソウルへ。


関空発 関西空港10:50発ソウル12:50着
中部発 中部空港11:05発ソウル13:05着
福岡発 福岡空港15:00発ソウル16:25着
新千歳発 新千歳空港13:00発ソウル16:00着


■着後、航空機を乗り換え、カザフスタンのアルマトイへ。

■夜、ホテルにチェックイン。

【2連泊】(アルマトイ泊)

2日目
アルマトイ (イシク・クルガン)

午前、黄金人間のレプリカなど、カザフスタンの歴史資料を豊富に展示する●国立博物館を見学します。

■午後、郊外の、黄金人間が発掘されたイシク・クルガン遺跡へ。●歴史文化博物館やイシク墳丘墓を見学します。

(アルマトイ泊)

3日目
アルマトイ08:00発 (国境越え) カラコル16:00着

午前、アルマトイより、カルカラ(クップ・カルキラ=アフトドロシュニ)の国境にて、カザフスタンからキルギスに入国します。

■その後、カラコルへ。着後、カラコルの市内観光。○ドゥンガン・モスク(回教寺院)や、○ロシア正教会を見学します。

(カラコル泊)

4日目
カラコル09:00発 イシククル湖南岸17:00着

午前、ロシアの探検家プルジェヴァリスキーの●記念博物館を見学。

■その後、ボートにてイシククル湖の遊覧をお楽しみください。

■午後、イシククル湖南岸の絶景ポイント・ジェティ・オグズ渓谷の展望所を訪ね、その後、イシククル湖南岸へ。

■夕刻、イシクククル湖南岸のグランピング式ユルトにチェックイン。イシククル湖を見晴らす絶好のロケーションに位置し、反対には天山山脈支脈の雪山が見えます。各ユルトにトイレ、シャワーを完備しています。

■イシククルの夕景をお楽しみください。(注)

【2連泊】(イシククル湖南岸「オイモ・タシュ・ユルト・キャンプ」泊)

5日目
イシククル湖南岸

イシククル湖南岸のユルトにて、ゆっくりお過ごしください。ご希望の方は、スカスカ峡谷の絶景ポイントへご案内します。

■午前、ボコンバエフにて、ユネスコ無形文化遺産に登録される伝統織物「シルダック」の工房を見学。

■午後は、キルギス伝統の鷹狩のデモンストレーションをお楽しみください(各地で鷹狩はいますが、南部が本場とされています)。

■夕刻は、イシククルの夕景をお楽しみください。(注)

(イシククル湖南岸「オイモ・タシュ・ユルト・キャンプ」泊)

6日目
イシククル湖南岸09:00発 トクマク ビシュケク18:00着

午前、キルギスの首都ビシュケクへ。

■午後、世界遺産バラサグン遺跡の○ブラナの塔や、○アク・ベシム遺跡を見学。

■夜、ビシュケクのホテルにチェックイン。

【2連泊】(ビシュケク泊)

7日目
ビシュケク

終日、ビシュケクの市内観光にご案内します。

■午前、●国立歴史博物館を見学。2023年にリニューアルされ、古代から中世までの歴史、ユルトやフェルトなどの民俗文化に関する展示が豊富です。

■午後、活気に溢れるバザールを見学します。

■夕食は、キルギスの伝統料理と洋食をベースにした創作料理をお召し上がりください。

  (ビシュケク泊)

8日目
ビシュケク09:00発 (国境越え) タムガリ アルマトイ22:10発

午前、ビシュケクより、コルダイの国境を通り、カザフスタンへ戻ります。

■午後、世界遺産●タムガリを見学。青銅器~鉄器時代にかけてのユニークな岩絵の宝庫で、アニミズム信仰、動物、狩猟など当時の生活が窺い知れます。

■夕刻、アルマトイにて夕食後、空港へ。

■深夜、アシアナ航空にてソウルへ。

(機中泊)

9日目
ソウル 07:40着 /09:00発 成田空港11:20着

■朝、ソウル着後、航空機を乗り換え、帰国の途へ。

■午前、成田空港に到着後、解散。


関空発 ソウル16:05発関西空港18:05着
中部発 ソウル16:00発中部空港17:50着
福岡発 ソウル08:45発福岡空港10:15着
新千歳発 ソウル09:20発新千歳空港11:50着

※バスでの移動が長くなりますが、途中に清潔なお手洗いが少ないため、「青空トイレ」のご案内や現地のガソリンスタンドでのご案内となる場合がございます。ホテル出発前や昼食レストラン利用時に、必ずお手洗いをご利用ください。

※陸路での国境越えの際、国境間の緩衝地帯はスーツケースなどの荷物をご自身で運んでいただくこととなります。ご自身で持ち運べるサイズや重さのキャスター付きのスーツケースやキャリーケースでご参加ください。

(注)イシククル湖の夕景は、天候によりご覧いただけない場合がございます。

○お食事に関して:軽めのお食事からしっかりとしたコース料理、ビュッフェ、あるいは郷土料理など、地域や訪問国の食事の特色、ならびに旅程に応じてご用意しております。また、ツアー行程の関係で簡素なボックスタイプ等のお食事となる場合もございます。

出発日・旅行代金

このツアーは9日間のコースです。

出発日 旅行代金
4月10日(金)発

旅行代金:¥498,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥878,000

ビジネスクラス利用

【成田発】

4月17日(金)発

旅行代金:¥498,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥878,000

ビジネスクラス利用

【関空・中部発】

5月8日(金)発

旅行代金:¥498,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥878,000

ビジネスクラス利用

【福岡・新千歳発】

5月15日(金)発

旅行代金:¥498,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥878,000

ビジネスクラス利用

【関空・中部発】

5月22日(金)発

旅行代金:¥498,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥878,000

ビジネスクラス利用

【成田発】

■1名室利用追加代金:¥65,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■ビジネスクラス適用区間:日本発着空港~ソウル~アルマトイ間往復

■燃油サーチャージ別途目安:¥29,000:12月1日現在

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。

(ただし、成田空港の施設使用料及び保安サービス料合計3,160円ならびに関西空港の旅客取扱施設使用料3,630円、中部空港の旅客取扱施設使用料2,970円、福岡空港の旅客取扱施設利用料2,530円、新千歳空港の旅客取扱施設使用料2,610円、ならびに燃油サーチャージ国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■国内線割引料金

大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000
但し付帯条件がございますので支店・営業所へお問い合わせください。

ツアー申し込み・お問い合わせ申込・問合せ

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111