日本航空でゆく

トン族の里肇興、程陽寨と漓江の絶景・桂林の旅【6日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 1月19日(月) 、 1月26日(月)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥268,000〜ビジネスクラス利用 ¥468,000

旅のポイント

Point 1
肇興に連泊し、トン族の傑作木造建築や歌の文化にふれていただきます
Point 2
漓江下りでは山水画の風景を、龍勝では棚田の絶景をご覧いただきます
Point 3
桂林のソウルフード「ビーフン」や老舗広東料理店での食事をお楽しみください

ツアープランナーより

広州を起点に広西チワン族自治区、そして少数民族の宝庫・貴州へ。中国南部の山間部に残る、知られざる少数民族の里を訪ねます。釘を一本も使わない優美な木造建築群と、千年の歴史を紡ぐトン族の暮らしが息づく広西・貴州の山間部で、巨大な鼓楼や風雨橋、伝統的な歌文化、鮮やかな民族衣装を通じて、素朴なトン族の暮らしぶりに触れていただきます。かつては到達困難だった貴州の肇興鎮も、高速鉄道網の拡充により快適に訪ねられるようになりました。 桂林に戻ってからは中国を代表する名景・漓江下りを体験。かつてはインフラ設備が整わず一度の旅で巡ることができませんでしたが、連泊を中心に宿泊ホテルを厳選し、フライトは安心の日本航空を利用して、少数民族文化と大自然が織りなす6日間をお過ごしください。

ここに注目。旅のポイント

トン族とは?

トン族は中国南西部に250万人ほどの人口を持つ少数民族です。山間部で農業や林業を中心に素朴な生活を続けていますが、独特な文化・芸術を持つことで国内外で注目されています。鼓楼や風雨橋といった建築のほか、民謡などの芸能、藍染技術など、近年芸術家や写真家を中心に高い評価を受けています。

トン族の人々(イメージ)

独特の木造建築 鼓楼と風雨橋

トン族のシンボルであり、各村の集落ひとつひとつに必ず作られるのが鼓楼と風雨橋です。鼓楼には文字通り太鼓が置かれており、かつては火事や事件など緊急時や大事な連絡などの際に利用されました。同時に「公民館」的な意味合いもあり、村の会議や集会、祭りなども行われます。釘を一切使わない木組みで、大きいものでは実に27層、42メートルにもなる鼓楼も作られています。風雨橋は川沿いに集落を作るトン族にとって村の玄関にあたる大事な場所。雨風を避けるため、木造橋に屋根付きの長い楼閣を組んだ芸術的な姿は圧巻です。

風雨橋の傑作と言われる程陽寨の風雨橋(イメージ)
程陽寨の鼓楼(添乗員撮影)

トン族の誇り 藍染文化

トン族は貴州のほかの少数民族と異なり、あまり刺繍の鮮やかな民族衣装を着ることはありません。代わりに、男女を問わず藍染素材の服を着ています。しかし、よく見ると普通の藍染とは違い、鈍く深い青色がてかてかとコーティングされたようになっています。地元の人によると、突然の雨も多い山間部に住む地域柄、防水性を高めるために豚の血と卵白を何度も重ね塗りするとのこと。天然のレインコートだと村人も自慢げに話します。

また、肇興には独自の発酵食文化が息づいています。その代表が「酸魚」で、清流で捕れた川魚を塩漬けにし、米と一緒に発酵させて作る伝統的な保存食です。山深い地域で魚を長期保存するために、トン族の先人たちが編み出した知恵の結晶といえます。発酵の過程で生まれる深い旨味は、トン族の人々の大切な味の記憶となっています。魚と米を発酵させるという手法は、東アジアに広く見られる食文化の一つで、日本でも滋賀県の鮒ずしや若狭地方のさばのなれずしなど、同様の技法で作られる発酵食が今も大切に受け継がれています。

トン族の藍染衣装(イメージ)

肇興(ちょうこう)に連泊し、トン族の驚きの伝統木造建築を訪ねます

木造建築の美しいトン族の村々にあって、山間の美しい集落として人気があるのが「肇興」です。1キロほどのメインストリートに旧市街がすっぽりと収まり、その範囲に5つの鼓楼と風雨橋が並びます。伝統木造建築を眺めながら気ままに歩くのも楽しみです。

伝統建築が見られる肇興の町並み
肇興の村内地図

代々伝わる「歌唱」でトン族の心にふれていただきます

トン族が鼓楼の下で行ったもうひとつの大切な行事が、歌でした。彼らは独自の言語を話しますが、長らくは文字を持たず、2000年もの間、様々な知識を「歌」で伝承してきました。心に感じたことや日常生活のあれこれ、若者たちは恋する想いを「歌」で伝え合ってきたのです。その伝統は絶えることなく、トン族の暮らしの中に生きています。小さな村に50もの合唱団があるといわれます。歌声のハーモニーが山里に響き渡る「トン族大歌」を肇興でお聴きいただきます。

トン族の大歌(イメージ)

「漓江下り」で山水画の世界を満喫。興坪(シンピン)からの絶景もご覧いただきます

ツアー3・4日目は「シャングリ・ラ 桂林」に連泊し、一度は体験してみたい「漓江下り」にご案内します。中国を代表する山水の風景をお楽しみください。また下船地の陽朔(ようさく)から、さらに足を延ばして興坪(シンピン)を訪れます。三国時代からの古い村で漓江下りの名勝のひとつ、「興坪佳境」の真っただ中に位置します。一般的な漓江クルーズでは下船しませんので、違った角度からこの佳境をご覧いただけます。

興坪 三国時代からの古い村で漓江下りの名物のひとつです(添乗員撮影)
まるで水墨画のような中国を代表する景勝、桂林の漓江下りを一度はご体験ください(添乗員撮影。写真は秋(9月)に撮影したものです)

天にまで届くような龍勝の棚田をご覧いただきます

桂林の郊外では人々が自然と格闘し、作り上げた見事な景観、棚田を目にすることができます。13世紀半ばの元の時代から耕され始めたといわれる龍勝棚田は、標高300メートルから高くは1000メートルにまで及び、中には傾斜が50度に達するところもあります。まさしく天に昇っていく階段のようです。現在はロープウェイが通るようになり、空中散歩しながら棚田の絶景をお楽しみいただけるようになりました。

ロープウェイが開通し、各段に訪ねやすくなりました(添乗撮影)
龍勝棚田 山腹の急峻な場所に長い年月をかけて開拓されました(イメージ)

ツアーの見どころ

両江四湖景区のナイトクルージング

「両江四湖」とは、桂林市内を流れる「漓江」と「桃花江」の2つの河川と杉湖などの4つの湖を指します。2000年に工事が行われ、これらがつながりました。煌びやかにライトアップされた夜の桂林周遊クルーズをお楽しみいただきます。

ライトアップされた桂林の杉湖。「両江四湖」を繋ぐ構想は宋代に遡りますが、2000年代についに現実のものになりました

異国情緒漂う広州・沙面(シャーメン)

アヘン戦争後に開港を迫られ、外国人居留地となった出島・沙面。英仏の租界地として独特の街並みが形成され、今も往時の風格ある洋館が建ち並びます。広州では、沙面に徒歩圏内のホテルに宿泊しますので、異国情緒溢れる沙面の散策に出かけましょう。

レトロな西洋建築が立ち並ぶ沙面

トン族の郷土料理や桂林・広州の美食も魅力

食も楽しみのひとつです。程陽寨ではトン族の郷土料理をご用意しました。桂林では2300年の歴史を持つという当地のソウルフード「ビーフン」をご賞味ください。また広州でも老舗の名レストランでの食事をご用意しました。「食は広州に在り」を実感していただきます。

トン族の郷土料理(イメージ)

旅の最後の宿泊は名門「ホワイト・スワン・ホテル」です

広州の宿泊は白天鵝賓館(ホワイト・スワン・ホテル)を選びました。1983年、中国で初めて外国との協力経営により造られた大型ホテルで、エリザベス2世女王はじめ40か国を超える諸外国の要人をもてなしてきた中国南部有数の迎賓ホテルです。かつて英仏両国の租界として発展した沙面島に位置し、周辺の散策もお楽しみいただけます。

租界地区沙面の街並みとホワイト・スワン・ホテル(後ろの高層建築)
エリザベス2世女王を迎えた際のメニューなどが展示されています。

ツアー日程

6日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港08:40発 広州13:05 着 広州南駅16:39発 従江駅20:29着 肇興21:00着

午前、日本航空直行便にて広州空港へ。

■着後、広州南駅より高速鉄道にて従江駅へ。(注)

■着後、肇興のホテルへ。

【2連泊】(肇興泊)

2日目
肇興 (堂安村)

■午前、5つの鼓楼と風雨橋が並ぶ●肇興の散策にご案内します。トン族の大歌もご覧ください。

■午後、郊外の素朴な村、堂安村にご案内します。

■夜はトン族の民族舞踊をお楽しみください。

(肇興泊)

3日目
肇興09:00発 程陽 龍勝 桂林21:00着

■午前、肇興より程陽へ。

■着後、●程陽寨を訪問。程陽風雨橋鼓楼を見学します。

■午後、ロープウェイを利用し、●龍勝の棚田に立ち寄ります。

■その後、桂林へ。

■漓江沿いに建つ「シャングリ・ラ 桂林」に連泊です。

【2連泊】(桂林泊)

4日目
桂林 (漓江下り)

■午前、4ツ星客船(混乗)にて「漓江下り」を楽しみます。

■陽朔着後、●興坪古鎮にご案内します。

■夜、両江四湖景区のライトアップ遊覧(混乗)にご案内します。

(桂林泊)

5日目
桂林09:00発 桂林西駅14:32 発 広州南駅17:18 着 広州

■午前、広西の四大名鎮と呼ばれた○大虚古鎮にご案内します。

■昼食は名物の桂林ビーフンをお召し上がりください。

■午後、桂林西駅より高速鉄道にて広州へ。(注)

■夕食は、広東料理をご用意しました。

■宿泊は珠江に面した名門ホテル「ホワイト・スワン・ホテル(白天鹅賓館)」です。

(広州泊)

6日目
広州14:35発 羽田空港19:30着

■午前、広州の租界地区、沙面の散策にご案内します。

■午後、日本航空直行便にて帰国の途へ。

■夜、羽田空港に到着後、解散。

(注)鉄道の発着時刻は、変更となる場合がございます。また、駅にはポーターがいない場合が多いため、ご自身で持ち運べるサイズや重さのお荷物でご参加くださいますよう、ご協力をお願いいたします。

※バスの乗り入れが禁止されている村もあるため、場所によってはシャトルバス(混乗)に乗り換えてご案内することもあります。

○お食事に関して:軽めのお食事からしっかりとしたコース料理、ビュッフェ、あるいは郷土料理など、地域や訪問国の食事の特色、ならびに旅程に応じてご用意しております。また、ツアー行程の関係で簡素なボックスタイプ等のお食事となる場合もございます。

パンフレットダウンロード

出発日・旅行代金

このツアーは6日間のコースです。

出発日 旅行代金
1月19日(月)発

旅行代金:¥268,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥468,000

ビジネスクラス利用

1月26日(月)発

旅行代金:¥268,000

エコノミークラス利用


旅行代金:¥468,000

ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥50,000

お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

■ビジネスクラス利用区間:日本発着の国際線区間に適用(羽田~広州間の往復)

燃油サーチャージ:¥14,800(7月1日現在)

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります)

■日本各地からのご参加をお待ちしております

日本各地より、日本航空にて東京(羽田・成田)までの国内線を片道8,000円 の追加代金でご利用いただけます。
※羽田〜成田空港間のリムジンバス代金はお客様ご負担となります。その他、付帯条件がございますので、詳しくはお問い合わせください。

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