8大仏跡をめぐる 大シルクロード紀行 天竺編【16日間】

  • 集合場所:羽田空港
  • 出発日: 2月17日(火)
  • 旅行代金:エコノミークラス利用 ¥698,000〜ビジネスクラス利用: お問い合わせください

旅のポイント

Point 1
釈尊が生誕し転機を迎えた重要な聖地・8大仏跡を一筆書きのルートで訪ねます
Point 2
玄奘三蔵も訪ねた世界遺産ナーランダ僧院跡も訪ねます
Point 3
聖地ベナレスに連泊 ガンジス川の沐浴や夜のお祈りをご覧いただきます

ツアープランナーより

仏教の開祖である釈尊はネパール領のルンビニで生まれた後、故郷を離れ、やがて悟りを開くと、布教のために各地を旅しました。北インドには、その足跡が仏跡として刻まれています。ツアーでは行程を工夫し、一筆書きのルートでこれら8大仏跡を巡っていきます。一般的な観光ルートではありませんが、釈尊が実際に歩き、目にしたかもしれない片田舎をバスで走り、生きた釈尊の存在感を感じながらその生涯を追っていく旅情あふれるツアーです。同地はいずれも7世紀に玄奘三蔵が仏法を求め、シルクロードを経由して訪ねた場所でもあり、当時の様子を『大唐西域記』に記しています。釈尊そして玄奘の跡を追う、歴史ロマンあふれる16日間の旅へご一緒に出かけませんか。

ツアーの見どころ

釈尊が生誕し転機を迎えた重要な聖地・8大仏跡を一筆書きのルートで訪ねます

これまでのツアーでご案内していた6大仏跡に加え、サンカシャや祇園精舎の地を新たにご案内します

<生誕の地>ルンビニ

釈尊はヒマラヤ山脈の麓、古代北インドの一部族、釈迦族の王子として生まれました。母のマヤ夫人(ぶにん)がお産のために実家に戻る途中でのこと、現在のネパール領であるルンビニ園にある無憂樹の下に生まれました。その場所には聖堂が建てられ、中には釈尊の生誕地であることを示す碑があり、夫人が出産の前に沐浴した池などが残されています。

釈尊が生まれたあとに建てられたマヤ聖堂とアショカ王の石柱。仏教の国ネパールでは多くの参拝者が訪ねてきます(イメ-ジ)
マヤ夫人が沐浴したプスカリニ池
日本山妙法寺 各国の寺院が建設されています

釈尊が出家を決意した「四門出遊」の舞台 インド説・ネパール説 2つのカピラヴァストゥへ New!

ルンビニで生まれた釈尊が育ったのは、釈迦族の都カピラヴァストゥ(カピラ城)。何不自由なく育った釈尊ですが、長じて生老病死に思いを寄せるようになり、城を出ていく決心をします。「四門出遊」の舞台です。当地があったのは、ネパール領のティラウラコット説とインドのピプラハワ説があり、後者からは「カピラヴァストゥ」の文字が刻まれた出土品があったことが知られています。ツアーではこの2つの遺跡へご案内します。

ネパール側のカピラヴァストゥ 王宮跡といわれています

【コラム COLUMN】釈尊の生涯

紀元前5世紀、現在のネパール南部で生まれた「お釈迦様」の本名はゴータマ・シッダールタと言い、釈迦(シャキャ)族の王子でした。王宮で何不自由なく暮らしていましたが、やがて物思いにふけることが多くなり29歳で出家、6年の苦行を経て35歳のときに悟りを開きました。その後、80歳で入滅するまで、インド各地で教えを説き続けました。この教えがやがて仏教として世界各地に広まり、現在の日本の暮らしにも大きな影響を与えています。

その生涯でたどった場所はインド北部、ガンジス川流域に点在し、釈迦の生涯と教えが息づく貴重な場所として、世界中の仏教徒に崇敬されています。各地での体験は、仏教の本質と釈迦の慈悲深い教えを深く理解する機会となるでしょう。

初転法輪像(イメージ)

<悟りの地> ブッダガヤ

ガンジス川の支流、ナイランジャナー川のほとりにあるブッダガヤでのこと、6年の苦行を経ても悟りを開けなかった釈尊は、極端なことを捨てて中道を行くことを選びました。そして菩提樹の下で瞑想し、ついに仏陀(覚者)となりました。その場所に建つ、大菩提寺(マハーボディ寺院)には世界中から巡礼者がやってきます。

釈尊が悟りを開いた跡に築かれたマハーボディ寺院

<初転法輪の地> サールナート

ブッダガヤで悟りを得た釈尊が一緒に苦行を行った修行者に、初めて説法を行ったのが、サールナート。ガンジス川の一大聖地ベナレスの郊外に位置し、当時鹿が住んでいたことから鹿野宛とも。仏教を篤く奉じたアショカ王が築いたとされる、高さ42メートルの仏舎利を納めたダメーク・ストゥーパがそびえています。

アショカ王が建造したサールナートのダメーク・ストゥーパ。僧院跡の基礎が見られます(イメージ)

<祇園精舎の地> サヘート・マヘート New!

マヘートは釈尊が生きていた時代、シュラヴァスティと呼ばれていたコーサラ国の都でした。郊外のサヘートには、祇園精舎がありました。もとはコーサラ国の太子の土地であり、常日頃から貧者に施しを与えるような人物だったスダッタは釈尊の教えに感銘を受け、瞑想にふさわしいこの土地を寄進しようとしました。しかし太子はなかなか譲ることがなかったので、スダッタが土地一面に黄金を敷き詰め、太子の心を動かしたといわれます。

マヘートにあるスダッタの長者屋敷跡

<三道宝階降下伝承の地> サンカシャ New!

サンカシャには仏陀の事蹟が残されているわけではありませんが、人々がここを訪れる理由は、マヤ夫人についての伝説が残っているからです。 マヤ夫人は、出産を終えた7日後に世を去り、釈尊は実母を知らずに育ちます。仏陀として悟りを開いた後、マヤ夫人に説法をするために天界へわざわざ昇ったというお話があります。 天界に昇り、母に説法をした後、地上に再び降り立った場所がサンカシャだと伝えられています。現在では寺院やストゥーパが建てられています。

仏教を保護したアショカ王が建立したアショカ王柱の上に乗せられていたゾウの像が残されています © J. Homany

<涅槃の地> クシナガル

悟りを開いてから布教伝道の旅を続けた釈尊は、死期を悟ると布教の旅を続けながら最後の旅に出ました。腹痛を訴えクシナガルに着くと2本の沙羅双樹の間に横たわり、そのまま起き上がることなく、80歳で入滅しました。その場所に建てられたお堂の脇には釈尊の死を悼み、沙羅の木が植えられています。故郷ルンビニは北にあり、父母に足を向けることはできないと頭を北に涅槃に入りましたが、これが「北枕」の由来になりました。

クシナガルの大涅槃寺
5世紀に造られたといわれる涅槃像

<最後の旅の地> ヴァイシャリ

悟りを開き仏陀となった釈尊は、その後45年にわたる遊説の際、何度もヴァイシャリを訪ねました。そして、死期を悟った釈尊はヴァイシャリ近郊で最後の雨安居を過ごし、クシナガルへ向かう「最後の旅」を始めます。 釈尊に関わり深い聖地として、入滅より100年後には釈尊の教えを後世に残すための「仏典結集」がおこなわれ、現在も当時の史跡を求めて巡礼者が訪れます。

「仏典結集」を記念して建てられたアショカの石柱とストゥーパ

<布教の地> ラージギル

釈尊の時代、古代マガダ国の首都はラージギルでした。釈尊が最も長く滞在し説法をした聖地として、ビンビサーラ王が寄進した世界初の僧院「竹林精舎」、『法華経』が説かれた「霊鷲山」など、仏教史上重要な史跡が点在しています。霊鷲山には、釈尊が瞑想した場所に花々が手向けられ、神聖な空気が漂います。

霊鷲山中腹に残る、釈尊が瞑想した場所

玄奘三蔵も訪ねた世界遺産ナーランダ僧院跡も訪ねます

釈尊がマンゴーの木の下で説法をしたのが始まりで、5世紀には世界最古の大学のひとつとして仏教を学ぶ重要な場所となりました。7世紀には唐の玄奘三蔵が訪ねたことでも知られていますが、当時は1万人もの学僧が学んでいました。11の僧院跡、14の寺院跡が今も残され、2016年に世界遺産に登録されました。

玄奘三蔵が仏法を探究するために訪ねたナーランダ僧院跡 かつて11の僧院と14の寺院が建ち並んでいました

聖地ベナレスに連泊 ガンジス川の沐浴や夜のお祈りをご覧いただきます

インドを流れる巨大な河川ガンジス。ガンガーと呼ばれる女神そのものであり、川にふれると罪を清められるとヒンドゥー教徒は信じてきました。そのほとりに位置する最大の聖地ベナレスには、多くの沐浴場があり、人々が沐浴する姿をボートからご覧いただきます。また、日没直後に河畔で行われる礼拝「アールティー」も見学します。

ガンジス川の風景 川に至る階段状のガートがいくつも築かれています(イメージ)
ガンジス河畔のベナレスの朝 沐浴と祈りの光景が見られます(イメージ)
日没後に行われる礼拝アールティーもご覧いただきます(イメージ)

                                                           

Column 『大唐西域記』とともに仏跡を旅する

釈尊が入滅したのは、紀元前486年とされています。玄奘三蔵がナーランダ僧院で学んでいたのが、636年頃。およそ1000年の開きがあります。玄奘三蔵が著した『大唐西域記』には、仏教がすでに廃れていた様子が各地の仏跡を訪ねた描写の中に記されています。
たとえば、ルンビニでのこと。「大いなる石柱ありて柱頭に馬の像を作れり。無憂(むう)王の建てしところなり。のちに悪竜の霹靂(へきれき)のために、其の柱は中ほどより折れて地に仆(たお)る」。仏教を篤く信仰した、無憂王=アショカ王は仏跡に仏教の教えを浸透させようと石柱を建てましたが、玄奘が訪ねた頃には倒れていたと書いています。
また、釈尊の育ったカピラヴァストゥも荒廃していました。「却比羅窄堵塔国(カピラヴァストゥ)は周囲四千余里あり。空城(人の住まない町)は十数あれど、荒蕪(こうぶ・土地が荒れ果て雑草が生い茂ること)すること已(すで)に甚し。王城(首都)は頹(すた)れ落ちて、周囲の量も詳(つまび)らかならず。その内の宮城は周囲十四、五里あり」。仏跡の残る場所は、政治経済の発展から取り残されたような素朴な場所でもあるため、玄奘が目にしたのと同じような風景を見ることができるでしょう。

釈尊が悟りを開いたブッダガヤでは菩提樹の下で僧侶たちが読経を唱えています(イメージ)

そして、玄奘も私たちと変わらず、伝承に基づき、目の前の何もない場所に、釈尊の姿を想起していたことでしょう。ブッダガヤ近郊でのこと。「釈迦菩薩が尼連禅河(にれんぜんが・ガンジス川の支流)に入り、沐浴されし処なり。河の側の遠からざる処は釈迦菩薩が此処に於いて乳粥を受けて食せられしところなり」。玄奘の目にも村娘スジャータからミルク粥を供養された釈尊の様子が再現されていたはずです。
ツアーの最終目的地であるベナレスでは一転、今も昔と変わらず大勢の人々で賑わっていた様子が伝わってきます。「婆羅痆斯国(バラナシ=ベナレス)は、周囲四千余里。国の大都城は、西は殑迦(ガンジス)河に臨み、長さ十八、九里にして、広さは五、六里である。民家は櫛のごとくならび、住民は盛んにして、家ごとに巨万の財を蓄え、部屋には珍しい品物が満ちている。(中略)外道(仏教以外の宗教)を信じる人が多く、仏法を敬う人は少ない。(中略)伽藍は三十余カ所、僧徒は三千余人おり、みな小乗の正量部の法を学んでいる。天祠(宗教施設)は百余カ所。外道の人は一万余人。みな大自在天(シヴァ神)を信望している。あるものは断髪し、あるものは髻(もとどり・髪を頭上に束ねたもの)を高く結(ゆ)う。身体を露にして、裸のままで身に灰を塗り、苦行に励むことで、迷いの六道輪廻の境よりのがれ出ることを求めている」。ベナレス滞在中にはヒンドゥー教を信仰する多くの人々を目にし、サドゥー(苦行者)の姿も見られるかもしれません。
釈尊の布教の旅に、玄奘の求法の旅に思いを馳せて仏跡を巡ると、このツアーがより深く味わえること請け合いです。

ツアー日程

16日間 訪問地・時刻 スケジュール 食事
1日目
羽田空港11:50発 デリー17:25着

■羽田空港より、航空機にてデリーへ。

   (デリー泊)

2日目
デリー09:00発 アグラ15:00着

午前、バスにてアグラへ。途中、マトゥラー考古学博物館を訪れます。

■午後、世界遺産●タージ・マハルにご案内します。

【2連泊】(アグラ泊)

3日目
アグラ (サンカシャ)

午前、サンカシャへ。【①三道宝階降下伝承の地】サンカシャの観光。○アショカ王柱ストゥーパを見学。

(アグラ泊)

4日目
アグラ08:47発 ラクナウ12:55着

午前、列車にてラクナウへ。(注)

■着後、●アンベードカル記念公園○ルミ・ダルワザ、ラクナウ名産のチカン刺繍の工房を訪れます。

(ラクナウ泊)

5日目
ラクナウ09:00発 シュラヴァスティ13:00着

午前、ラクナウよりシュラヴァスティへ。

■午後、シュラヴァスティの観光。【②祇園精舎の地】サヘート・マヘートを見学。

(シュラヴァスティ泊)

6日目
シュラヴァスティ09:00発 ルンビニ17:00着

終日、ルンビニへ。

■途中、カピラヴァストゥ城跡(インド説)のピプラハワに立ち寄ります。

■その後、国境を越えネパールのルンビニへ。

【2連泊】(ルンビニ泊)

7日目
ルンビニ

終日、【③生誕の地】ルンビニの観光。アショカ王柱●マヤ・デヴィ寺院カピラヴァストゥ城跡(ネパール説)ティラウラコットにご案内します。

(ルンビニ泊)

8日目
ルンビニ09:00発 クシナガル15:00着

午前、再び国境を越え、クシナガルへ。

■午後、【④涅槃の地】クシナガルの観光。●大涅槃寺(ニルヴァーナ寺院)○ラマバール・ストゥーパにご案内します。

(クシナガル泊)

9日目
クシナガル09:00発 ヴァイシャリ パトナー18:00着

午前、ヴァイシャリへ。途中、世界最大と言われるケサリア・ストゥーパにご案内します。

■その後、【⑤最後の旅の地】ヴァイシャリの観光。○アショカ石柱○アーナンダ・ストゥーパの見学。

■その後、パトナーへ。

【2連泊】(パトナー泊)

10日目
パトナー

午前、●ビハール博物館にご案内します。

■その後、古都パータリプトラの遺跡が残るクムハラールを訪れます。

(パトナー泊)

11日目
パトナー09:00発 ナーランダ ラージギル14:00着

午前、パトナーよりナーランダへ。世界遺産ナーランダ・マハーヴィハーラ考古遺跡の●大学跡の見学。

■その後、ラージギルへ。

【⑥布教の地】ラージギルの観光。●霊鷲山●竹林精舎を見学。

(ラージギル泊)

12日目
ラージギル09:00発 ブッダガヤ12:00着

■午前、ラージギルよりブッダガヤへ。

■【⑦悟りの地】ブッダガヤの見学。世界遺産●大菩提寺(マハーボディ寺院)○菩提樹○スジャータの村にご案内します。

(ブッダガヤ泊)

13日目
ブッダガヤ08:00発 ベナレス18:00着

■午前、バスにてベナレスへ(この日は、終日バス移動となります)。

■ベナレス着後、ホテルへ。

【2連泊】(ベナレス泊)

14日目
ベナレス (サールナート)

■早朝、ガンジス川の沐浴の様子をボートからご覧ください

■その後、サールナートへ。

【⑧初転法輪の地】サールナートの観光。鹿野苑のダメーク・ストゥーパ●初転宝輪寺にご案内します。

■夜、ガンジス川の祈りの儀式アールティにご案内します。

(ベナレス泊)

15日目
ベナレス12:50発 デリー14:30着/ 20:20発

■午前、ベナレス空港へ。

■午後、航空機にてデリーへ。

■着後、航空機を乗り換え、帰国の途へ。

(機中泊)

16日目
羽田空港07:55着

■午前、羽田空港に到着後、解散。

※日程表の時刻は、エア・インディアの羽田空港発着の便を想定したものです。他の便、または他航空会社の便を利用の場合には、発着空港および時刻、日程は異なります。

(注)列車の発着時刻は変更になる場合がございます。

 

 

 

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出発日・旅行代金

このツアーは16日間のコースです。

出発日 旅行代金
2月17日(火)発

旅行代金:¥698,000

エコノミークラス利用


旅行代金:お問合せください。
ビジネスクラス利用

■1名室利用追加代金:¥150,000
お1人でご参加のお客様は、1名室利用追加代金にて承ります。

ビジネスクラス適用区間:日本発着の国際線区間にのみ適用(羽田空港~デリー空港間往復)

■燃油サーチャージ別途目安:¥37,000(5月1日現在)

■旅行代金には海外の空港税と出国税が含まれております。
(ただし、羽田空港の施設使用料及び保安サービス料合計2,950円ならびに燃油サーチャージ、国際観光旅客税1,000円はお客様のご負担となります。)

 

■地方発着追加料金
大阪・名古屋〜東京 片道・・・¥5,000
福岡・札幌〜東京 片道・・・¥10,000

※但し付帯条件がございますので各支店にお問い合わせください。

 

 

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