【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート

2025年05月16日

【帰着レポート】街道をゆく 東海道五十三次の旅 

<4月21日(月)~4月26日(土) 添乗員 東京支店 春名 釈>

<4月21日(月)~4月26日(土) 添乗員 東京支店 春名 釈>

東京・日本橋から京都の三条大橋まで、東海道五十三次をたどる旅に添乗いたしました。各地に残っている当時の面影を楽しみながら、歌川広重の「東海道五十三次」と共に、旅をしてきました。

1日目:日本橋から箱根の峠、関所を越えて三島宿へ

東京・日本橋を出発し、最初の難関が箱根越え。小田原城を出発し、さっそく箱根の峠道にかかります。箱根を訪れてもなかなか訪問しないのが、旧国道1号線に残る「甘酒茶屋」です。箱根を越える旅人が休憩のために立ち寄ったという「甘酒茶屋」では、今でも疲れをとってくれる「甘酒」が楽しめます。蕗の薹の小皿と共に楽しむ「甘酒」の味は格別。一般的な甘酒と比べ、ノンアルコールで砂糖なし、米麹のみでとても美味しくいただけます。今でもかやぶき屋根を備えた茶屋で出会ったのは、多くの外国人の旅行者でした。

日本橋から旅が始まりました
小田原城は春の花盛りでした
箱根では旧道にある甘酒茶屋で休憩を
甘酒茶屋のご主人から「道中安全」のお札をいただきました

2日目:三島宿から掛川宿へ

この日のハイライトは「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われた大井川越えです。歌川広重の絵でも、肩車や蓮台で川を渡る人々の姿が紹介されています。島田宿には、今でも「大井川川越遺跡」として、当時の川越え人夫の休んだ建物などが紹介されています。面白いのは川を渡す料金表。肩車をして渡してくれるものから、お殿様が載る蓮台まで、しっかりと料金が決められておりました。面白いのは、その料金の高額なことです。肩車の一番安い方法でも、現在の物価にすると4,000円以上。今の有料道路料金よりもかなり高額だったことがわかります。江戸時代、東海道を旅するには今以上に費用が掛かったということです。大井川川越遺跡見学の後は、近くに残る日本一の木橋「蓬莱橋」へ。片道約900メートルある橋を往復歩いてみたお客様も多かったです。いつも新幹線で通り過ぎてしまう大井川をゆっくり楽しみました。

大井川畔に残る大井川川越遺跡
大井川にかかる木橋「蓬莱橋」を皆で渡りました

3日目:掛川宿から難所「今切の渡し」を越え、岡崎宿へ

箱根、大井川と共にもう一つの難所と呼ばれたのが、浜名湖の河口を渡る「今切の渡し」でした。
舞阪宿と新居宿の間にある「渡し船」で、浜名湖と太平洋を結ぶ河口にあったため、潮の流れと風が強く、大変な渡し船だったようです。のちにその船を回避する「姫街道」が、浜名湖の北側を迂回するほどだったとのこと。そして、新居宿には関所も設けられており、箱根に次ぐ関所越えもあったそうです。新居宿の関所跡は、現存する唯一のオリジナルとして保存されています。

新居宿には当時の関所が残ります
新居宿の関所跡

4日目:岡崎宿から琵琶湖の畔大津宿へ。昼食の「蛤会席」では蛤を堪能しました

天候も回復し、朝お部屋から、朝食のレストランからの岡崎城の眺めも見事でした。東海道の中でも、古い町並みを良く残している宿場町が、この日に訪れる「有松宿」と「関宿」でしょう。名物の「有松絞」の店が並ぶ有松、そして約1.8キロに及ぶ町並みが保存される関宿。ともに古い町並みが印象的でしたね。町並みもさることながら、圧巻だったのが桑名の蛤。老舗料亭「魚重楼」にて、名物の「蛤会席」を楽しみました。「焼き蛤」から始まり、いろいろな味付けで楽しめる蛤料理の数々。すべて含めると20個以上の蛤を、美味しくいただきました。「一生分の蛤をごちそうになりました」という声も。また、本場の蛤の厚さにも驚きました。

お部屋からは徳川家康ゆかりの岡崎城が綺麗でした
天気も回復し、朝食は岡崎城を眺めながら
ガイドさんから教えてもらった関宿の知られざる展望台
有松では結婚写真を撮る2名が
桑名の蛤を満喫「魚重楼」にて
ノスタルジックな関宿の美しい町並み

5日目:大津宿での滞在。快適な「琵琶湖ホテル」と名ガイド「三輪さん」

琵琶湖が一望できる快適な「琵琶湖ホテル」で2泊しながら、大津宿を楽しみました。案内いただいたのは、いつもお世話になっている名ガイドの「三輪さん」。わかりやすく、面白く「大津百町」と呼ばれる旧東海道「大津宿」をご紹介いただきました。古い町並みにはいくつもの老舗和菓子店や、大津絵の店が。夕食は旧東海道の家を利用した古民居レストラン「大津魚忠」で楽しみました。

琵琶湖ホテルからの琵琶湖の絶景
夕食は大津百町の町家料亭「魚忠」にて

6日目:最終日は新緑の美しい静かな醍醐寺に感動。そして、終着の三条大橋へ

旅の最終日は、大津の京都の間にある古刹「醍醐寺」を訪れました。外国人観光客の多い京都ですので、混雑も覚悟していましたが、とても静かな中、新緑の醍醐寺を拝観できました。庭園から伽藍、五重塔と見どころの多い醍醐寺を満喫しました。そして、日本橋を出発してから6日目、終点の京都・三条大橋へ到着です。

京都醍醐寺は驚くほど静かでした
醍醐寺の新緑は見事でした
三条大橋のたもとには東海道中膝栗毛、弥次さん喜多さんの像が
無事に京都の三条大橋へ お疲れさまでした

お気軽にお問い合わせください

電話相談はこちら

受付時間:午前9:30~午後5:30

東京
03-3501-4111
大阪
06-6343-0111
名古屋
052-252-2110
九州
092-473-0111
札幌
011-232-9111
湘南
0466-27-0111