【国内】帰着しました。添乗員レポート

【国内】帰着しました。添乗員レポート
2025年03月21日
【帰着レポート】春の鹿児島滞在・ぶらりまち歩きの旅
<2025年3月10日(月)~3月15日(土) 添乗員:東京支店 牧原 淳一郎>
南九州きっての繁華街、鹿児島・天文館の中心にあるホテルに5連泊滞在する旅に添乗してまいりました。桜島や西郷隆盛ら偉人達の故郷として知られる鹿児島ですが、旅を終えていろいろな発見がありました。まだ明治時代に入る前の幕末に、日本初のガス灯、日本初の活版印刷英和辞典、国産軍艦第一号がつくられ、日本国旗の日の丸、国歌の君が代も鹿児島が発祥なのです。各地を案内してくださったガイドさんの説明もわかりやすく、鹿児島の先進的な文化や歴史をより深く知ることができました。
薩摩藩の歴史探訪。鹿児島城と城下町、偉人達が集った加治屋町を散策
1日目は鹿児島観光コンベンション協会によるオリエンテーションからスタート。これから滞在する鹿児島について旅のアドバイスを受けてから、まずはホテルのある天文館エリアを歩きました。江戸時代に天文観測所があったことが天文館の地名の由来になっています。ドーム屋根を持つ大正時代建築の山形屋デパートや、かつて魚市場があった納屋通りなどの散策をガイドさんの説明とともに楽しみました。




2日目には、鹿児島城(鶴丸城)、島津斉彬公を祀る照國神社、西郷隆盛像など幕末の歴史の中心ともいえるエリアを散策。5日目には西郷隆盛、大久保利通、大山巌、東郷平八郎など名だたる偉人達が生まれ育った加治屋町エリアを散策。この狭い界隈に多くの偉人が誕生したことに驚きました。午後は桜島へフェリーで渡り、散策にご案内しました。








時代を先取りした薩摩藩。世界遺産・旧集成館と仙巌園を訪問
4日目は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」として登録されている旧集成館を訪問。旧集成館は幕末に完成した製鉄や造船などの工場でした。仙巌園の中にある反射炉跡には加工しやすい「たんたど石」という溶結凝灰岩が使われ、桜島を擁する火山地帯ならではの地質を生かした工夫が凝らされていました。工場だった石造りの建物「尚古集成館」にはまた別の溶結凝灰岩「小野石」が使われ、豊富な種類の石を使い分けていたことにも感心しました。「旧鹿児島紡績所技師館」は幕末に建てられた日本で最も初期の洋風木造建築で、細かいことですが、低い位置に取り付けたドアノブなど日本の寸法による設計が垣間見られるところが面白かったです。




私たちが仙巌園を訪れた2日後にはJR仙巌園駅がいよいよ開業するとあって、開業直前の駅もご覧いただけました。ランチは島津久光公の別邸「島津重富荘」のフレンチレストランにてお楽しみいただきました。滝が流れる庭園を眺めながら、皇室に献上したものと同じ白薩摩焼や日本画家の千住博氏の絵画が飾られた個室で美味しいフレンチをいただきました。
午後は当時最先端の技術を使った江戸時代後期に造られた石橋もご覧いただきました。




JR指宿枕崎線、知覧、霧島神宮の「龍柱」など郊外の観光もご案内
3日目は鹿児島市内を離れて、JR指宿枕崎線のローカル鉄道の旅を楽しみました。乗車した車両は旧国鉄時代のディーゼルカーで、扇風機が取り付けられた昭和レトロな車両でした。各駅停車で錦江湾をのんびり眺めながら、JR最南端の駅・西大山駅に到着。「薩摩富士」開聞岳をバックに記念写真を撮り、池田湖と知覧武家屋敷群も訪ねました。




最終日の6日目には2022年に国宝に指定された霧島神宮を訪ね、拝殿からさらに奥の非公開エリアの特別参拝にご案内しました。昇殿参拝の後は、神職のご説明とともに本殿正面の2本の柱に巻きつくように彫られた龍柱をご覧いただきました。極彩色に彩られた龍柱はとても華麗なものでしたが、撮影禁止のため、ご紹介できないのが残念です。龍柱は南九州独特のもので、地理的に近い琉球や中国の影響を受けているといわれていて、沖縄の首里城再建の際は、首里城建設当時の琉球の技術が使われているこの龍柱を手本にしたことなど、貴重なお話を聞くことができました。


便利なホテルの立地はとても好評でした
5連泊した「リッチモンドホテル鹿児島天文館」は、鹿児島の繁華街・天文館の中でも中心の立地で、ホテルを一歩出ると雨に濡れないアーケード街です。路面電車やバス停にも近く、老舗デパートの山形屋も十分に徒歩圏内です。今回は夕食が自由食の日が数日ありましたが、ホテルの前には人気店「蜂楽饅頭」やコンビニもあり、鹿児島ラーメンや黒豚しゃぶしゃぶ、名物の鰻などの有名店も近くにあり、皆様ご自身のペースで食事をお召し上がりいただけました。また、かるかんをはじめとした各種銘菓のお店やスーパーマーケットも近く、お買い物やテイクアウトなどご自身のペースで旅を楽しまれていました。




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