人類初の宇宙飛行士ユーリー・ガガーリンの特別展が、岐阜県各務原市にある航空宇宙博物館で開催されています。
初めて宇宙飛行に成功したのが1961年4月12日、ちょうど60年前のことです。60周年ということで、この特別展ではガガーリンの生涯と最新の宇宙開発情報を貴重な写真や映像とともに紹介しています。

現在のロシアでも第一級の英雄としてとても人気があり、どこの町へ行ってもガガーリンの名のついた公園、通り、広場があるほどです。
ガガーリンは宇宙飛行に成功した翌年の5月に来日し、オープンカーでパレードしたり、首相官邸に招かれたりして大変なニュースとなりましたし、「地球は青かった」という名言は世界中の人々の記憶に強く残りました。

私事で恐縮ですが、来日された日の翌日の歓迎会で、日本の子供を代表してステージで花束を渡しました。当時日本では経験のなかったハグそして頬と頬を合わせての挨拶に、ヒゲが濃くて少し痛かったことを覚えています。そして奥様も優しくしてくれました。
その時の新聞に載った写真に帰国前にサインをしてくれ、家宝にしています。

ガガーリンはその後若くして自動車事故で亡くなり、赤の広場に眠っていて、モスクワに行くとその前でいつもその時のことを思い出してしまいます。
現在、お嬢様がクレムリン宝物殿の館長をされているそうで、ロシア連邦のゴルゾバ観光長官が、次回モスクワを訪ねる時に会えるようアレンジしてくれると約束しているので、お目にかかるのを楽しみにしています。

宇宙への観光旅行はいつ頃スタートするでしょうか。
10年程前に宇宙飛行士の毛利さんにうかがいましたら、月を一周して帰ってくる旅なら、2020年には可能になるのではないかと言っていました。

あと数年後には実現するかと思いますが、我々としても安全を確認して募集してみたいものです。