日々是旅立

日々是旅立

2021年04月28日

3月にオープン。豪商の屋敷ではじまる、本物のラグジュアリー。

松本 佳晴

 アマン創業者エイドリアン・ゼッカ氏の「新しい世界」。瀬戸内海に浮かぶ生口島(いくちじま)の港町瀬戸田に3月にオープンしたばかりの「Azumi Setoda&Yubune」を訪ねてきました。思うところあってアマンを離れ、さらに別次元のリゾートづくりに未来を見据えてきた日本を愛する目利きのゼッカ氏の初めての「旅館」です。
 彼の理想は、単体としてのラグジュアリーホテルではなく、地元の人々との共有、共生を礎としていますので、豪商、堀内家の屋敷を全面改築して見事な和モダンの本館(Azumi、22室)の「しおまち商店街」を挟んだ向かいに、これ迄、この島になかった「銭湯」(Yubune、14室)をこちらは新築でオープンさせて、島の人々にも喜んでいただいています。

「宴気分」の夕食を愉しむ。

夕食は、いわゆる優美なコースで供される懐石ではなく、昔の港町の豪商屋敷での宴会をイメージさせる、小皿料理とエスニックテイストが、「さあ、いらっしゃい」とばかりに次から次へと登場。こっちをつまみ、あちらに手を伸ばし、、、と気楽に楽しませていただきました。

平山画伯の5歳の絵。

ここ瀬戸田は、ファンの多い平山郁夫画伯の故郷。立派な平山郁夫美術館もAzumiから歩いて10分ほど。ここには、シルクロードシリーズなどの代表作に加えて他の美術館では見られない、平山画伯5歳時の絵をはじめ幼少から美大時代の作品群があって、ほのぼの印象深い。ミュージアムショップや喫茶コーナーも充実していて、是非ゆっくりお過ごしいただきたい空間でした。

製塩と海運で財を成した豪商、堀内家の屋敷の外観はそのまま、内装は和モダンのこだわりの空間に。(Azumi,22室)
Azumiの向かいに、Yubune(銭湯と14室)を新築。この生口島には銭湯が無かったので、地元の人たちにも人気です。

Azumi 1階のツイン客室で50㎡と広々です。

檜のお風呂は、体に心にどこまでも優しい。(Azumi1階室)
Azumiの多目的なガラス張りの「東屋」のユニークな空間です。
Azumiの外観を眺めながら。視察中の渡邉大阪支店長と、総支配人の窪田淑(よし)さん。

Azumiの夕食の一皿。蒸した瀬戸内のお魚料理。これを取り分けてサーブしてくれます。
〆めの真鯛の炊き込みご飯。それは美味でした。お腹一杯で少々残そうとしたら、ご親切にオニギリにして持たせてくれて、大感激。
平山画伯、5歳の時の絵。ほのぼのどこ迄も温かい。
この日は、初夏を目の前に「奥入瀬渓流」の大小一連のシリーズが展示されていました。(平山郁夫美術館)
こちらが風格ある平山美術館の正面です。お庭も立派です。

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