【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年11月22日

【帰国レポート】2つのパラドールに宿泊 サンチャゴ巡礼路を歩く旅

<2025年11月12日~11月22日 11日間 添乗員:大阪支店 稲田裕子>

サンチャゴ巡礼路を歩く旅に行ってまいりました。秋ということもあり、お天気は目まぐるしく変わりましたが、これも巡礼路を歩く醍醐味。「巡礼証明書をもらう100㎞を歩くのは大変だから無理……でも、少しは巡礼路を歩いてみたい!」そんな皆様のご希望を叶えるコースです。レオンやサンチャゴ・デ・コンポステーラでは5つ星パラドールに泊まるというのもポイント。お手軽に、そして少しゴージャスな巡礼路巡りを楽しめるコースでした。

サンチャゴ・デ・コンポステーラまでの道しるべ

旅の始まりはブルゴスから

旧市街への入り口、サンタマリア門をくぐるとドンと聳えるブルゴス大聖堂。13世紀に建設が始まり、16世紀に完成します。1984年にはユネスコの世界遺産にも登録されました。ホテルは大聖堂から徒歩10分弱。夜のライトアップされた姿もとても美しい聖堂です。今回は巡礼路を歩く旅なので、ご参加の皆様には巡礼手帳(クレデンシャル)をご用意し、記念のハンコを集めながらゴール地点のサンチャゴ・デ・コンポステーラを目指します。

ライトアップされたブルゴスの大聖堂
聖堂内部にある階段。パリのオペラ座「ガルニエ」の階段はこちらがモデルだそうです。

全部で5か所の巡礼路ウォーク

9世紀、聖ヤコブのご遺体が発見されると、多くの人々が「聖地」サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼の旅に出かけます。現在も年間10万人を超える人々が歩いているそうです。今回はそれぞれ特徴のある5か所の巡礼路を厳選してご案内しました。

フロミスタ~ポブラシオン・デ・カンポス(約3㎞の巡礼路)
プエンテ・デ・オルビゴ~オスピタル・デ・オルビゴ(約1㎞)までは歴史ある石橋を渡ります。
フォンセバドン~イラゴ峠までの約4㎞。上り中心で、一番しんどかった!というお声もありました。
イラゴ峠に立つ鉄の十字架
サン・マルティン・ド・レアル~サモスまでの約2㎞

一番人気、サンタ・マリア・デ・メリデ~ボエンテまでの約5㎞

距離は一番長いですが、最も変化に富んだ5㎞の道。少しの上り下り、木々の間を歩いたり小さな石の橋を渡ったり、牧場のそばを歩くと牛や馬が放牧されていたり、昔ながらの倉庫「オーレオ」などがあったり、いろいろな風景を楽しめます。お天気に恵まれたこともあり、「もう少し歩きたかった!」なんてお声もありました。

サンタ・マリア・デ・メリデからウォーキングスタートです。ここまで来ると皆様すっかり巡礼路ウォークにも慣れてこられました
木のトンネルをくぐったり
半分を少し超えたあたりで、地元のおばちゃんが露店を開いていました。ここでもクレデンシャルのハンコをもらうことができました
小さな石の橋を渡ります
木漏れ日を浴びながらのウォーキング。暑すぎず寒すぎず、ちょうど快適なウォーキングでした
ゴールのボエンテにあるサンチャゴ教会

モンテ・ド・ゴッソ(歓喜の丘)を訪れ、そしてサンチャゴ・デ・コンポステーラへ

巡礼が最も盛んだった中世の頃、その多くはフランスからの巡礼者だったので、ピレネー山脈を越えて800㎞とも900㎞ともいわれる距離を、サンチャゴ・デ・コンポステーラを目指し歩いてきました。残り5㎞に迫ったモンテ・ド・ゴッソ(歓喜の丘)で、初めて巡礼者は大聖堂を目にします。多くの苦難を乗り越え、ここにたどり着いた巡礼者が喜びの声をあげた場所ということで、この名がついたそうです。

巡礼者のモニュメント。その先に見えるのが、サンチャゴ・デ・コンポステーラ大聖堂です
オブラドイロ広場から見上げる大聖堂。巡礼路を歩き終えた巡礼者が記念撮影をしている姿も見かけました
聖ヤコブのご遺体が納められている聖遺物箱
巡礼手帳に記念のスタンプを押しながらの巡礼路ウォークです
道中のカフェや巡礼宿、教会にスタンプがあり、「世界に1つだけの巡礼手帳」が完成します♪

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