【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年11月13日

【帰国レポート】ベネチア周辺の珠玉とラグーナの島々 9日間

<2025年11月4日(火)~2025年11月12日(水) 添乗員:大阪支店 吉田千笑>

世界中の旅人を魅了する水の都ベネチア。もとは、異民族の侵攻から逃れた陸地の人々がラグーナ(潟)に逃げ込み、移り住んだ避難地。そこから海洋商業国家に発展し、アドリア海と地中海の覇権を確立、海に浮かぶ「1000年の都」として莫大な富を築く共和国でした。本ツアーでは、ベネチアが持つ歴史はもちろんのこと、水とともに生きる人々や住宅、各島の持つ表情を滞在型でじっくりと楽しみます。

旅のはじまりは2000年以上の歴史が織りなす町 ヴェローナから

ヴェローナは、イタリアで2番目に長いアディジェ川が蛇行する地に位置し、ミラノから東西を結ぶ交易路として古代から発展した町です。13世紀にはスカラ家が君主となり、黄金時代を迎えました。町には古代ローマ遺跡や中世の建物が残り、「古代ローマと中世が一つに融けあった町」と称され、街全体が世界遺産として登録されています。ローマ時代から続くエルベ広場や西門、アレーナと呼ばれる古代闘技場を見学。また、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台としても有名で、14世紀の邸宅「ジュリエットの家」もひとつ観光名所です。自由行動では、アディジェ河畔の散策やケーブルカーを利用し古城からの景色を楽しみました。

2026年冬季オリンピックの閉会式の会場 アレーナ(古代闘技場)
アディジェ川に囲まれたヴェローナ旧市街

大学都市 パドヴァ

紀元前9世紀頃には町として機能しており、ローマに次ぐ「富裕の町」と呼ばれていました。1222年にはイタリアで2番目に古いパドヴァ大学を創設。ガリレオ・ガリレイなど多くの著名人が教壇に立ち、ベネチア共和国の繁栄を支える人材を輩出した由緒ある大学です。町の散策では、サンタントニオ聖堂やラジョーネ宮をご案内。ロマネスク、ゴシック、ビザンチン様式が融合した建築を見学し、趣のある町並みをじっくりと楽しみました。巨匠ジョットのフレスコ画で有名なスクロヴェー二礼拝堂も訪ね、キリスト教会では大変珍しい聖母マリアの両親の物語が一面に描かれる、美しい壁画をご覧いただきました。

スクロヴェー二礼拝堂内部の一面鮮やかに描かれた壁画は圧巻です
13世紀に建てられたラジョーネ宮は、裁判所として使われていました

ガラス工芸品が輝くムラーノ島

ムラーノ島の歴史は、1291年に火災の危険からヴェネツィア本島からガラス工房が移転され、職人たちが移住したことに始まります。その後、独自のガラス製造技術を高度に発展させ、クリスタッロと呼ばれる透明で高品質なガラスを開発し、ヨーロッパの王侯貴族を魅了しました。そこからムラーノ・ガラスの最盛期を迎えます。はじめに、ガラス工房では伝統的なガラス製作の技術を見学、博物館では15~18世紀のムラーノ・ガラスを鑑賞しました。やはり、この日を楽しみにご参加されたお客様がほとんど。世界に誇ったガラス文明とその美しさを堪能いたしました。

地元の人しかいない穏やかな朝に観光スタートです
ムラーノ・ガラス最盛期の品々を観賞
工房では職人さんが圧巻の技を見せてくれました

ベネチア本島を訪ね、水の都を満喫

中世には「アドリア海の女王」ベネチア共和国の首都として栄えた本島の、東に位置するカステッロ地区へ。住宅が所狭しと立ち並び、日常感溢れる素朴な雰囲気を感じながら散策へ。ベネチアが発展するきっかけであった1000年以上の歴史を持つ造船所アルセナーレを訪ね、当時どれほどの富と勢力を持っていたか感じ取ることができました。本島でも道は入り組み、細い水路が数多く通っています。これらは、高潮の被害が懸念され続けてきたベネチアを守り続け、水(海)と共存する国をつくりあげてきました。島内では車のみならず自転車の乗車も禁止のため、階段の小橋が水路を跨ぐようにかかっています。街角を曲がるたび、橋を渡るたび、趣ある風景に出会うことができます。

水と共存する現地の人々の様子を感じます
アルセナーレ門(造船所は、現在海軍基地として利用されています)
昔は船で食材や生活用品を販売していました

自由行動では、ベネチアといえばの景色「サン・マルコ広場」へご案内。共和国時代の総督邸兼政庁だったドゥカーレ宮殿や、サン・マルコ寺院、1700年代に創業した老舗「Caffé Florian」など見どころ豊富。ゴンドラに乗船しリアルト橋を眺めたり、共和国時代の総督の邸宅を改装した高級ホテル「ホテル・ダニエリ」を訪ねたり、思い思いに自由行動を満喫されていました。

ゴンドラで眺めるリアルト橋
ため息橋をくぐるゴンドラコースも人気です

トルチェッロ島とブラーノ島

トルチェッロ島はベネチア発祥の地であり、現在は約10人の住民が暮らす素朴な姿を残します。訪れたサンタ・マリア・アッスンタ聖堂では、ビザンティン文化の影響を受けたモザイクを見学。もともとは、ベネチア住民全員が洗礼を受けた聖堂であり、内部のモザイク画には「7つの大罪」が描かれ、教育画としても利用されていたそうです。

ブラーノ島では色鮮やかな家屋が並ぶ可愛らしい町並みが。以前、ほとんどの住民が漁師だったので、漁から戻ってきた時に自分の家を見つけやすいように鮮やかな色で塗ったことが始まりです。16世紀に漁の網から派生したといわれているレース文化にも触れ、今も店先で伝統的な手法で編むおばあちゃんたちの姿がどこか懐かしく感じます。参加者の皆様と共に、色とりどりの家々を眺めながら、島の滞在を楽しみました。

トルチェッロ島 鐘楼からの眺め
ブラーノ島はすでにクリスマスの準備が始まっていましたよ
可愛らしい住宅の壁色に、散策の足取りも軽くなります
水路に面する住宅街。爽やかな空にカラフルな住宅が映えます

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