【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年11月27日

【帰着レポート】ヒマラヤの禁断の王国・ムスタンへの旅

<10月18日~10月27日 10日間 添乗員 札幌支店:真島 智>

アンナプルナ連峰の背後、まだまだ訪問者が少ない禁断の王国・ムスタン王国へ。荒涼としたチベット高原にもささやかに色づいた葉が見られ秋を感じさせてくれました。季節的に寒さは増してまいりましたが、ヒマラヤの山々をフライトからもドライブ中からも満喫できた10月のムスタンの旅の添乗レポートです。

いざムスタンへ

ポカラからジョムソンへのフライトでは、アンナプルナ連峰を間近に見られ、マチャプチャレも手に届くかのような位置に見下ろせました。そしてジョムソン空港では、ニルギリ(7,061m)が見事に姿を現して出迎えてくれました。ジョムソンで1泊し、徐々に滞在地の標高を上げていきました。

ポカラを飛び立ちジョムソンへ
マチャプチャレが目の前に
ジョムソン空港にてニルギリの雄姿

ゆったりとした時が流れる古都ツァラン

ローマンタンへの道のりの手前、静かな村ツァランにて1泊し、ムスタン王国最古級というゴンパ(チベット仏教の僧院)を訪れました。アンナプルナやニルギリを遠くに眺む里山の風景は大変心安らぐものでした。各地のゴンパでは少年僧が元気よく飛び跳ねているのが微笑ましく、昔から変わらない光景なのだろうと感慨深く思いました。宿泊したマヤズ・ヘリテージは可愛らしい内装とアットホームな雰囲気がたっぷり。標高3,500mの地となり、皆様でパルスオキシメーターで体調把握をしながら、ゆったり深呼吸も心掛けて、いよいよ明日はローマンタンを目指します。

ツァラン村の郊外からのヒマラヤの眺め
ムスタン王国最古と言われるゴンパ
ツァランの王宮からの谷間の眺め
ツァラン村で保管される河口慧海の像
マヤズ・ヘリテージ

最奥の町、ローマンタンへ到達

町の手前の峠からとうとうローマンタンを眺めることができ、強風に吹かれながらでしたが、長い山道を越えての到達で達成感を感じられました。古い城壁に囲まれた旧市街は、土壁作りの家並み、悠々と歩く牛、民族衣装に身を包んだ地元の方がのんびりと腰かけて談笑している光景は、現代社会とは離れた世界。宿泊は旧王国の皇太子がレセプションで丁寧に対応してくださるロイヤル・ムスタン・リゾート。レストランのスタッフもはにかみながらも英語でテキパキと行動してくれ、好印象でした。

ローマンタンを遠望
ローマンタンの旧市街への門
チベット仏教の文化が残ります
かつてのムスタン王国の王宮
ローマンタンご出身の日本語ガイドご一家
ローマンタンでも土産を買えます
広々としたロビー チベット文化の内装
ロイヤルムスタンリゾートの客室

日本人との縁を感じて 河口慧海の足跡

125年前にチベット仏教の経典を求めて、入国ルートもない時代にラサを目指した河口慧海も旅のテーマのひとつです。ジョムソン近郊のマルファ村では記念館を訪れ、ツァランでは慧海が暮らした家に今なお住む地元の方にバター茶のおもてなしを受けました。首都カトマンズでも、日本とネパールの最初の交流の証として河口慧海の記念プレートがあり、巨大な仏塔が鎮座するボダナートの一角でご覧いただけました。

マルファ村の河口慧海記念館
慧海が暮らした当時の家具が残ります
ツァランの慧海が暮らした民家を訪問
今でも大切に慧海の肖像画がありました
家の外壁には記念プレートが2025年に完成
カトマンズでも慧海は足跡を残しました

おかげさまで観光庁長官賞を受賞した当ツアーは、2026年の旅もすでに発表済みです。ムスタンの高原の大地が春を迎える4~5月の旅へ、どうぞご検討ください。

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