【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年10月11日
【帰国レポート】ショパンコンクールを楽しむ ポーランドの美しき街々と世界遺産の旅
<2025年10月2日(木)~10月11日(土)添乗員:大阪支店 八百屋健太>
5年に一度、ポーランドのワルシャワ国立フィルハーモニーで開催される「ショパン国際ピアノコンクール」、その一次予選を観覧するコースに行ってきました。私たちが宿泊したソフィテル・ワルシャワ・ビクトリアはショパンコンクールの審査員の先生方の宿舎ともなっており、ロビーには世界的に有名なアーティストの姿も……。ワルシャワではショパンゆかりの見どころを、グダニスクやクラコフでは旧市街の街並みや近郊の世界遺産を巡ってきました。秋景色のポーランドをレポートします。
旅の始まりはハンザ同盟で栄えたグダニスクから
グダニスクは14世紀にハンザ同盟の一員となり、バルト海にそそぐヴィスワ川の河口という好立地を生かした海上貿易と造船業で繁栄しました。当時の富を支えたものの一つに琥珀があります。町を歩けばそこかしこに琥珀のアクセサリーのお店が並び、私たちの目を楽しませてくれました。また、この町のレーニン造船所(グダニスク造船所)の一労働者レフ・ワレサが中心となり、ソ連圏の社会主義国で初めて自主的な労働組合「連帯」を結成したことでも知られています。




郊外の見どころ「オリーヴァ大聖堂」と「マルボルク城」
グダニスク郊外のオリーヴァにポーランド国内でも特に有名な大聖堂があります。このオリーヴァ大聖堂のパイプオルガンは世界的にも有名で、その音色は「世界一美しい」とも言われています。この日もたくさんの観光客や遠足の子供たちが訪れていました。また、ドイツ騎士団(チュートン騎士団)の居城だったマルボルク城は、世界最大規模のゴシック様式の城として世界遺産に登録されています。


ピアノの詩人、ショパンゆかりの地を訪ねて
今回の旅のテーマは「フレデリック・ショパン」です。ポーランド人にとってショパンは、単なる偉大な作曲家というだけでなく、祖国の苦難の歴史を共有し、勇気と希望を与えてくれた民族の象徴です。特に祖国を離れてから書かれたポロネーズなどの作品には、故郷への強い思い「愛国心」や故郷に戻れなくなった「哀愁」といった民族的アイデンティティが込められており、国民を鼓舞する象徴となっています。








いよいよショパン国際ピアノコンクールの会場へ
5年に一度ワルシャワで開催される世界最高峰のピアノコンクール、前回は反田恭平さん、小林愛実さんが入賞し話題となりましたね。審査員も豪華な顔ぶれで、史上初めてポーランド人以外の審査員長に就任したギャリック・オールソンさんをはじめ、ユリアンナ・アヴデーエワさん、ダン・タイ・ソンさんなど国籍も様々、日本からは海老彰子さんと児玉桃さんが名を連ねています。会場にはすでに多くの観客が訪れ、緊迫した空気が流れていました。これから5時間、9名の演奏者が技を競い合います。


ワルシャワの歴史的な見どころを訪れました


中世の姿を今に残す古都クラコフでは3連泊
クラコフでは1887(明治20)年創業の5つ星ホテル「グランド」に宿泊しました。歴史が古いだけあってホテルの設備も年季がはいっているのが玉にキズですが、立地は最高! 旧市街広場へ徒歩3分、クラコフ駅に隣接する巨大商業施設ギャレリア(大型スーパーマーケット、カルフールが入っている)まで約8分と、とても利便性が高いホテルです。連泊中の自由時間を存分にお楽しみいただきました。








ポーランドの食文化も体験できました
ポーランド国民の生活は総じて朝方です。朝食が早く、昼食が一日の中で最も重要な「オビヤド」と呼ばれる食事で、午後の遅い時間に家族皆で食べることが多いのだそう。昼食が遅めのため、夕食はあっさりになるようです。味付けはシンプルですがなかなか美味い。日本人の口に合う料理が多いように感じました。


ショパンコンクールをメインに、グダニスク、ワルシャワ、クラコフの3つの街でそれぞれ連泊。どの街にも特徴があり三者三様、ホテルの立地がとても良いので日中の観光はもちろんですが、朝と夜にもぜひ街の様子をご覧ください。三都とも夜景が美しく、春夏秋冬とそれぞれに楽しみ方があるようです。ぜひ皆様もポーランドへお出かけください。
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