【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年09月24日

【帰国レポート】フレンチ・アルプスの首都グルノーブル滞在と周辺の旅

<9月6日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>

<2025年9月6日(土)~9月15日(月) 10日間 添乗員:東京支店 笹島 侑弥>

今回私が訪問したのはアルプス山脈西部、山と自然に囲まれた街、グルノーブルです。今春スタートした新企画ですが、すでに延べ70名様ものお客様にご参加いただきました。今回のツアーで、今シーズンとしては最後の出発となりました。

グルノーブル全景。街中に緑が多いのがわかります

グルノーブルの魅力は何と言ってもその静かさだと思います。緑の豊かさに加え、大学と研究の街であるため観光客が少なく、特にアジア系の旅行者にはまったく会うことがありませんでした。そのためか街の人々も私たちに寛容で、トラムが運休になったときはバス乗り場まで案内してくれたり、「どこから来たの?」と声を掛けてくれたり、とても温かく接してくれました。

今回は現地で体験し、個人的に良かった場所、美味しかったお料理などをご紹介しようと思います。グルノーブルでの楽しみ方や観光の様子は他のレポートでもご覧いただけます。

グルノーブルからの日帰り観光①

ラ・ミュール景観鉄道は、グルノーブルから約1時間のラ・ミュールを起点に、山間のダム湖までを結ぶ景勝鉄道です。スイスを思わせる赤い車体に揺られ、美しいアーチ橋を渡っていく50分ほどの鉄道旅のひととき。絶景が続く路線ですが、こちらも外国の旅行者というよりは地元の家族連れなどがいる程度で、ゆっくり車窓を楽しみました。

スイスを思わせる赤い客車で山の中を進んでいきます
終点からはモンテナール湖を見ながら散策路を進みます
散策路の途中には廃線跡のトンネルも

グルノーブルからの日帰り観光②

絵本に登場しそうな17世紀のお城
内部にはフランス革命期の美術作品や、流行の品々などが展示されています

ヴィジール城は、その美しさの反面、フランス革命の引き金にもなったと言われる、歴史的に重要な場所でもあります。時はフランス革命前年の1788年。グルノーブルでの反乱「屋根瓦の日」を受けて、グルノーブル市民たちはここヴィジール城の庭に集い、非公認の三部会(聖職者、貴族、平民による会合)を開催しました。この三部会での嘆願を受けフランスの国王ルイ16世は、ベルサイユでの全国三部会の開催を決定し、結果、身分間の対立が浮き彫りになり、バスティーユ牢獄の襲撃、ルイ16世の処刑へと歴史は繋がっていきます。ヴィジール城は現在、フランス革命博物館となっており、無料で開放されています。お越しの際は、当時の世相や時代のうねりを感じさせる展示をぜひご覧ください。

毎日楽しいグルノーブルグルメ

サンマルスラン・チーズを丸ごと使った前菜
ご好評をいただいたガレット

滞在の旅ということで自由食が多いですが、心配はございません。ホテル近くを含めレストランは多く、食事に困ることはありませんでした。個人的に好きだったのはグルノーブル郊外で作られる名産チーズ、サンマルスラン・チーズです。クリーミーでコクがあり、かつクセがなく食べやすいチーズで、特にパイがお客様に好評でした。それから自由食でご案内したレストラン「Crêperie Rouge Délice」では(ブルターニュの名物ではありますが)ガレットが好評でした。

皆様のお越しをお待ちしております

今回グルノーブルに初めて7連泊滞在し、あらためて暮らすように旅する贅沢さを感じました。朝は公園で散歩をしてから9時頃にゆっくり出発し、観光後は近くのレストランでフランス料理に舌鼓。毎日が15~25℃ほどで湿度も低く快適そのものです。日本での生活や旅行の忙しさを忘れられるグルノーブルは、旅慣れたお客様にこそおすすめしたい訪問地だと思います。

今シーズンはこの旅も終了となりましたが、来年度以降、グルノーブルを訪問する旅を計画中です。ご興味をお持ちの方は、ぜひ過去の添乗員のレポートもご覧ください。

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