【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年09月09日

【帰国レポート】水郷の村ヒートホールンと夏のオランダの旅

<2025年8月19日(火)~8月28日(木)添乗員:東京支店 山田梨絵>

オランダのベストシーズンというとチューリップ咲く春が思い浮かびますが、澄んだ青空に表情豊かな雲が広がり、緑の牧草地がまぶしい夏こそ、オランダが一番輝く美しい季節といっていいかもしれません。今回、10年ぶりにアムステルダムで開催された帆船フェスティバル「SAIL AMSTERDAM 2025」にも参加し、夏のオランダを満喫してまいりました。

ヒートホールンに2連泊し、水辺の景色を味わう

旅はオランダ北東部にあるヒートホールンからスタートしました。個人旅行ではアクセスしづらい場所ですが、バスツアーならばアムステルダムから1時間半ほどで行くことができます。ヒートホールンの中心部は車の乗り入れが制限されており、ボートが一番の交通手段。2連泊したホテルがヒートホールンの中心部にほど近く、目の前はもう運河という好立地で、観光客のいない朝や夕方は静かでのどかなヒートホールンの景色を存分にお楽しみいただけました。

ホテル目の前を流れる運河
絵本の中に迷い込んだかのような景色が広がります

ゴッホゆかりの地、ズンデルトとヌエネンを訪ねる

オランダを代表する画家、フィンセント・ファン・ゴッホは、1853年、オランダ南部のズンデルト村で生まれました。ゴッホが子供の頃暮らしていた生家跡は、現在ファン・ゴッホ・ハウスという博物館になっています。ゴッホの父はプロテスタントの牧師でしたが、父が勤めていた教会が今も残っており、教会の前に設置された、ゴッホと弟のテオが肩を寄せ合うモニュメントが印象的です。そしてヌエネンはゴッホの残されている全作品の1/4が描かれた場所で、初期の名作『ジャガイモを食べる人々』はここヌエネンで生まれました。ゴッホが実際に描いた建物や風車などを見ながらの散策が楽しめます。

ヴィンセントとテオの像
ゴッホの裏庭で出会った、どことなくゴッホに似ている猫
『ヌエネンの教会から出てくる人々』のモデルの教会
『ジャガイモを食べる人々』を再現した像

進化するダッチ・フレンチ

オランダ料理というとパンやチーズ、じゃがいもを使った素朴な料理が思い起こされますが、近年、ダッチ・フレンチが著しく進化しています。大都市以外の町のレストランのレベルも高く、「こんなに美味しいのか」と正直驚きました。お客様からも「オランダがこんなに食事が美味しいとは思わなかった」と、大変好評でした。

フルーツサラダのガスパチョ仕立て
アンコウのソテー。ソースに鰹だしが使われていました

圧巻の帆船フェスティバル「SAIL AMSTERDAM 2025」

アムステルダムでは、5年に一度、SAIL AMSTERDAMという帆船フェスティバルが開催されます。2020年はコロナ禍で残念ながら開催されなかったため、2025年は実に10年ぶりの開催となりました。そして、2025年はアムステルダム市制750周年という記念すべき年。8月20日から8月24日まで行われたSAIL AMSTERDAMに、世界中から集まった帆船を見ようと、オランダ国内外から250万人以上が詰めかけ、期間中は1万隻以上の船が繰り出したそうです。今回、このイベントを帆船の船上から見学する、稀有な体験をしてきました。見学したのはイベント最終日の「SAIL OUT」。外国から集まった帆船がアムステルダムから故郷へと戻る出航を見送る、一番盛り上がる瞬間です。

乗船した帆船の船内。ウェルカムボードがうれしい心遣い
帆船から他の帆船を眺めます
ポルトガル海軍の帆船「サグレス号」。甲板に並ぶ、盛装した海軍士官が勇ましかったです
ペルー海軍の帆船「ウニオン号」。マストに船員が立ち敬礼する「登しょう礼」が行われていました

スペインやポルトガル、南米、ドイツやフランスなどの世界の名だたる帆船が次々と優美な姿を見せてくれ、航海の無事を祈って追走する幾多のオランダ船が出航に華を添えていました。次の開催は5年後の2030年。次回のSAIL AMSTERDAMが今から楽しみでなりません!

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