【海外】帰国しました。添乗員レポート

【海外】帰国しました。添乗員レポート
2025年07月28日
【帰国レポート】ツェルマット滞在とハイキングの旅
<2025年7月19日(土)~7月27日(日)9日間 添乗員:大阪支店 吉田千笑>
静かで澄んだ環境を保つ、環境保全が徹底された町
猛暑が続く日本を抜け出して、アルプス山脈を目の前に望む避暑地ツェルマットを訪れました。今年は「ハイキング」がメインとなり、よりいっそうアルプスの山塊や高山植物を身近に感じる旅となりました。
ツェルマットは19世紀末のアルピニズム黄金期に世界的な注目を集めた山岳リゾートです。1898年に開通したゴルナーグラート登山鉄道は、高低差1,485mを結ぶアルプス観光の先駆けとなりました。現在は環境保護の観点からガソリン車の進入を禁止する「カー・フリー・リゾート」として、持続可能な観光地のモデルとなっています。

絶景展望台へ気軽にアクセス、車窓からの景色は壮観です
ゴルナーグラート展望台(標高3,089m)へは、ツェルマット市内からゴルナーグラート鉄道に乗車し、わずか30分で到着します。トンネルがなく、全路線が野外を走る路線としてはスイスで最も高いところを走る登山列車です。まるでマッターホルンに向かって走るような迫力と、車窓風景に圧倒されます。展望台では、ベルン大学の天文台を備えたクルムホテルがあり、マッターホルンの東壁やスイス最高峰モンテローザ、ゴルナー氷河など、アルプスの主要な山々の眺望を楽しみました。


アルプスを満喫する、充実したハイキングコース
アルプスの雄大な山々を望む絶景のハイキングコースを、4日間にわたり日替わりでご案内しました。各日約2万歩を歩く充実した行程のなか、天候にも恵まれ、常にマッターホルンを望みながら進むことができました。大自然に身を置き、体を動かすことで身も心もリフレッシュ。アルプスの偉大さを体感いただける機会となりました。



ロープウェイで富士山の標高を越え、イタリアへ!
富士山よりも高い標高3,883mのグレーシャーパラダイス。真夏でも展望台での気温は1℃。四方に山塊が連なり、景色を遮るものは何もありません。そしてロープウェイを乗り換え、国境を越えてイタリア側、チェルビニアへ。この「国境跨ぎ」は、アルプスならではの特別な体験です。チェルビニアでは、伝統的な牛のお祭りや、ラーゴブルー湖での逆さマッターホルン、放牧された牛の姿など、アルプス文化の独自性も感じられました。




山景色だけではない、散策のなかで出会う見どころ
ツェルマットの南端に位置するゴルナーシュルフト渓谷は、ゴルネラ川が数千年かけて形成した自然の芸術で、現在はロッククライミングの聖地としても知られています。雨後の渓谷は水量を増し、よりいっそう迫力のある景観を見せてくれました。町には積雪に備えた高さのあるねずみ返しの家など、アルプスの伝統的な建築が残され、厳しい自然環境と共生してきた山岳文化を今に伝えています。ツムゼーやブラッテンなどの中継地点では、小さな教会や山小屋が点在し、アルプスの信仰と生活の歴史を見て感じることができました。


ツェルマットに滞在するこからこそ見れる、マッターホルンの様々な表情
ご参加されたお客様の今回の大きな「旅の目的」はやはり、美しいマッターホルンを眺めること。5連泊滞在だからこそ、日々天候によって異なる表情を見せるマッターホルンを望むことができます。宿泊ホテルは、部屋から山頂が見える「マッターホルンビュー」を手配。早朝から就寝するまで、鋭くそびえ立つ山姿が窓の向こうに。また、朝日に照らされるマッターホルンを拝むことができるのは、ツェルマットに滞在するからこその特権。今回は、山頂が綺麗にオレンジ色に照らされる姿を皆様にご覧いただけました。天候が変わりやすい山岳地帯ではあるものの、天候、風の強さや向きにによって見え方が異なり、うっすらと雪に包まれるアルプスの女王、マッターホルンを堪能しました。



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