【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年08月02日

【帰国レポート】 エクス・アン・プロヴァンス音楽祭とオランジュ野外音楽祭の旅 9日間

<2025年7月14日(月)~7月22日(火) 添乗員:東京支店 鈴木 洋>

<2025年7月14日(月)~7月22日(火) 添乗員:東京支店 鈴木 洋>

夏のヨーロッパでは各地で音楽のイベントが催されますが、フランスではエクス・アン・プロヴァンス音楽祭、オランジュ野外音楽祭が特に知られています。長年、これらの音楽祭の旅をお届けしたいと思っていたもののチケットがなかなか手に入らず、ツアーを行うことが叶いませんでしたが、今年はついに現地パートナーの協力もあり、チケットを入手することができました。
前半は画家セザンヌが生まれた「芸術の町」エクス・アン・プロヴァンスに4連泊し、エクス・アン・プロヴァンス音楽祭の二つのコンサートを鑑賞。後半は世界遺産のオランジュ古代ローマ劇場にて野外コンサートを鑑賞。2000年の時を超えた音響効果に身を包む素晴らしい体験を満喫してまいりました。また、ちょうどプロヴァンスのドライブではソー高原で満開のラベンダー畑も見ることができました。

熱気に包まれるエクス・アン・プロヴァンス音楽祭の2公演を鑑賞

夏の風物詩として1948年から続くエクス・アン・プロヴァンス音楽祭。数あるプログラムの中から、今回は2つのコンサートを厳選しました。
7/16の夜、プロヴァンス大劇場にて最初のコンサートを鑑賞。サー・サイモン・ラトル指揮、バイエルン放送交響楽団による演奏会でした。リゲティの「アトモスフェール」で始まり、ワーグナーの「ローエングリン前奏曲」、そしてブルックナーの「交響曲第9番」という充実したプログラム。2023年秋からバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任したラトルの情熱的な指揮と、オーケストラの豊かな響きに、会場全体が魅了されました。
翌7/17の夜は、再びプロヴァンス大劇場にて、オペラ界のスーパースター、テノール歌手ヨナス・カウフマンとソプラノ歌手ディアナ・ダムラウの初共演コンサートを鑑賞。ピアノ伴奏はヘルムート・ドイチュが務め、マーラーやシュトラウスの歌曲を中心としたプログラムでした。カウフマンの力強く表現豊かな歌声と、ダムラウの透明感のある美しい声が織りなすハーモニーに、会場は大きな拍手に包まれました。2007年にオープンしたプロヴァンス大劇場は音響効果も素晴らしく、両日とも満席の観客と共に、南仏の夏の夜に繰り広げられる音楽の祭典を堪能しました。

プロヴァンス大劇場の内部。舞台にも近い座席配置です。
紳士淑女がコンサートに向かいます。

夏夜に世界遺産の古代ローマ劇場で愉しむオランジュ野外音楽祭

1869年からの伝統を持つオランジュ野外音楽祭。会場の古代ローマ劇場は紀元前1世紀に建造、世界で最も保存状態の良いローマ遺跡の一つであり、世界遺産に登録されています。特に自然の丘の傾斜を利用した観客席は素晴らしいものがありました。舞台後方の石壁が優れた音響効果を生み、約8千人を収容する劇場のどの席からでも、歌手の歌声が鮮明に聴こえるという特徴があります。

帰国前日の夜、いよいよ古代ローマ劇場にて「オランジュ野外音楽祭」を鑑賞。演目はダニエレ・ルスティオーニ指揮、リヨン歌劇場管弦楽団によるヴェルディのオペラ「運命の力」(コンサート形式)です。次第に暮れなずむ空の下、一流の歌手陣による熱演に感動。21時30分に始まったコンサートは深夜まで続き、古代ローマの大衆がスペクタクルに沸き立ったのと同じ空間で音楽に浸り、悠久の歴史を感じる夢のような夜でした。野外ならではの開放感と、石壁が生み出す驚くほど明瞭な音響効果が相まって、オペラの感動が何倍にも増幅されました。(最終的に終演ギリギリに降雨で中止となりました。)

いよいよ世界遺産の古代ローマ劇場で公演が始まります。

③ソー(Sault)では収穫時期を控えるラベンダー畑を満喫

エクス・アン・プロヴァンスからオランジュへの移動日、プロヴァンスのラベンダーの一大産地であるソー高原(Sault)に立ち寄りました。季節ごとに色彩を変えるプロヴァンスの美しい田園風景の中でも、ラベンダーの紫色に染まるこの時期は特別です。ちょうど満開のラベンダー畑をみつけ、皆様で写真撮影などを楽しみました。昼食の後には、このラベンダー畑の所有者のお店でラベンダー製品などのお土産を購入された方もいらっしゃいました。

ソー村のラベンダー畑も満開でした。

おすすめの音楽を楽しむ旅を多数ご用意しておりますのでご覧ください。

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