【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年07月30日

【帰国レポート】アルプス南麓の町 涼やかなアオスタ滞在とトリノの旅

<7月14日発 添乗員・東京支店 笹島侑弥>

<2025年7月14日(月)~7月22日(火)9日間 添乗員:東京支店 笹島侑弥>

ヨーロッパアルプスが最も美しい季節に、ワールド新企画となるこのツアーに添乗員してまいりました。アルプス南麓に佇むアオスタはこれまでもお客様にご好評の町で、今回は4連泊滞在とし、自由行動の多い内容となりました。さらに旅の後半はサヴォイア家繁栄の中心地トリノに舞台を移し、世界的に有名な博物館や買い物も楽しめる行程となっています。お天気にも恵まれましたので、美しい北イタリアの様子をご紹介します。

アオスタから日帰りでアルプスの麓へ

涼やかなアオスタで過ごす5日間

フランスやスイスに近いアオスタは、海抜580メートルに位置する人口34,000人ほどの町です。ホテルのあるアオスタ中心部は東西1キロほどのメイン通りをはじめ、歩いてまわれる規模。スーパーやレストランも近く、滞在にも適しています。山の町とはいえイタリアの日射しは強く、日中は30℃を超える日もありましたが、ひとたび陰に入ると山からの涼しく乾燥した風が吹き、ほとんど汗もかかない、過ごしやすい避暑地でした。

アオスタで泊まった「Duca D’Aosta」。スーパーやレストランも近く、滞在にも便利でした

アクセスの良さを活かして郊外の村へ

天気予報によって臨機応変に予定を変えられるよう、滞在中はほとんどを自由行動とし、添乗員が公共交通機関を利用して近くの観光地や郊外の村にご案内しました。今回は快晴に恵まれたため、アオスタからロープウェイで山腹の村に登ったり、バスでコーニュの谷へ行ったりしましたが、中でも最もご好評いただけたのは、スイス国境の町チェルビニアへの日帰り観光でした。

アオスタからケーブルカーとチェアリフトを乗り継いで2,300メートルの山の上へ。ホテルから1時間もせずに涼しい高原まで遊びに行けます

チェルビニアは標高4,478メートルのチェルビーノ(マッターホルンのイタリアでの呼び名)を望む、海抜2,050メートルの村です。ロープウェイを乗り継げば、わずか40分ほどで3,480メートルのプラトローザ展望台に到着し、登山家でないと見られないようなアルプスの絶景に出会えます。この日はほとんど雲もなく、眼前に迫るチェルビーノや、遠方にヨーロッパ最高峰のモンブランも見ることができました。

チェルビニアの村から眼前に望むチェルビーノ。スイス側から見たマッターホルンとはまた違った印象を見せます

要塞化された穀物倉庫。ピエモンテの美しい村へワールド初訪問

リチェット・ディ・カンデーロはピエモンテ州カンデーロにある小さな村。リチェットとは中世ヨーロッパに点在した穀物倉庫のことですが、完全な状態で残っているものは、カンデーロを除いてほとんどなく、「イタリアの最も美しい村協会」にも登録されています。村は有事の際に立てこもることも想定されていたため、堅牢な要塞と、当時は堀に守られていました。一歩中に入ると石造りの統一感ある倉庫が立ち並び、他のイタリアの町と比べて整然とした雰囲気です。

リチェット・ディ・カンデーロのメイン通り。東西120メートルほどの可愛らしい村です

旅の最後はイタリア発祥の地トリノへ

トリノは16世紀後半にサヴォイア家が王宮を置いたバロック様式の美しい街で、イタリア王国の最初の首都にもなりました。旅の後半はトリノの中心部に位置する5つ星ホテル「グランドホテル・シテア」に2泊。立地も良く、ここを拠点に博物館巡りや買い物を楽しみました。

バロック調で統一されたトリノの街を散歩

トリノの博物館といえばエジプト博物館。なぜトリノでエジプト?と思われるかもしれませんが、19世紀のサヴォイア家(当時のサルデーニャ王国)では芸術品の収集が盛んで、王家の命令を受けた使節が、多くの無傷の遺物を持ち帰ってきたのがきっかけでした。館内は先王国時代から新王国時代、ローマ時代へと時系列に約4,000年のエジプト史を展示し、特にミイラや棺、石像のコレクションが豊富で、最低でも2時間は必要なくらい見どころ豊富です。

来世での召使いとして埋葬された副葬品「シャブティ」

もうひとつ、トリノでご案内したのは、イタリア食材を扱う高級スーパー「EATALY(イータリー)」のトリノ本店。ほぼすべてがイタリア産の食材で、豊富なワインから、各種パスタ、調味料やバラまき用のお菓子などすべてが手に入る、トリノの隠れスポットです。

広い店内は見て回るだけでも楽しい

夕方はアペリティーボ(夕食の前に家族や友人と食前酒と簡単なおつまみを食べるイタリアの習慣)体験へ。イタリア生まれの食前酒「アペロール・スプリッツ」やトリノの名物ドリンク「ビチェリン」に挑戦してみました。

お酒を頼むと簡単なおつまみも付いてきます

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