【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年06月05日

【帰国レポート】リグリア地方の美しい道 12日間 

<2025年5月12日(月)~5月23日(金) 添乗員:東京支店 鈴木 洋>

<2025年5月12日(月)~5月23日(金) 添乗員:東京支店 鈴木 洋>

 イタリア半島の付け根にあり、地中海を面して広がるのがリグリア地方。西側ではフランスと接するこの地域は、ローマより延びたアウレリア街道が通り、古くより交易・文化的な交通の要衝として発展してきたエリアです。このたびのツアーでは西のサンレモから旅をスタート。中世に海洋帝国を築いたジェノヴァ共和国の中心ジェノヴァでは3連泊し、その後は美しい村々が残るチンクエテッレを通り、ジェノヴァとの双璧をなしたこれまた海洋国家のピサに抜けるルートで、リグリア地方の魅力を存分にお楽しみいただきました。

12年ぶりに開通したチンクエテッレの「愛の小径」

 今回の旅では、チンクエテッレの村々を様々な方法で楽しみました。そのハイライトは、長らく落石による補修で閉鎖されていた名所「愛の小径(ヴィア・デッラモーレ)」の散策にご案内したことです。12年に及ぶ長い工事を経て、散策道も落石ネットも綺麗に補修されていました。今回は、チンクエテッレの5つの村の中のリオ・マッジョーレからマナローラまで、碧い海を左手に眺めながら散策。道中では、断崖に咲く花や、海風に揺れるオリーブの木々も印象的でした。

落石で壊れた部分はトンネルが造られ、安全に散策を楽しめるようになっていました
リオ・マッジョーレ駅のすぐ横の入り口。いよいよ「VIA DELL’AMORE(愛の小径)」散策のスタートです
迫力ある岩と紺碧の海を眺めながら「愛の小径」散策

イタリアンリビエラを代表するサンレモの散策

 旅の前半は、イタリアン・リビエラの中心地サンレモに2連泊。旧市街「ラ・ピーニャ」(松ぼっくりの形をしている)はジェノヴァ共和国支配時代の影響が各所に残っており、迷路のような路地歩きを体験いただきました。伊藤ゆかりさんが出演されたことでも知られるサンレモ音楽祭の現在のメイン会場であるアリストン劇場など、華やかさと素朴さが同居する町の魅力を満喫しました。また、画家モネが愛したドルチェアクア村にも足を延ばし、中世の石橋や古城を訪ねました。

モネの愛したドルチェアクアの橋
サンレモ音楽祭のメイン会場のアリストン劇場
サンレモの展望スポットからの景色
ジェノヴァ共和国の影響がうかがえる旧市街(ラ・ピーニャ)

共和国時代の栄華を感じるジェノヴァに3連泊

 ジェノヴァでは3連泊し、世界遺産のストラーデ・ヌオーヴェや貴族の館「ロッリ」の代表格である「王宮」(後にイタリアを統一したサヴォイア家が所有したためそう呼ばれました)、コロンブスの家、旧港地区など、歴史と文化が色濃く残る街並みを巡りました。自由行動では、ジェノヴァ近郊の漁村ボッダガッセにもご案内し、ジェノヴァの多彩な表情を味わっていただきました。連泊ならではのゆとりある滞在で、街歩きや名物のジェノベーゼパスタも存分にお楽しみいただきました。

世界遺産登録の邸宅「ロッリ」の並ぶストラーデ・ヌオーヴェ
イタリアを統一したサヴォイヤ家が住んだ王宮
ジェノヴァの中心フェラーリ広場

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