【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2025年05月03日

【帰国レポート】センチュリー・レジェンド号でゆく 大河・揚子江の船旅 14日間

<2025年4月9日(水)~4月22日(火) 添乗員:八百屋健太、福森 崇、柴 健治、宮川隼人、小熊菜幹、南崎有香>

2018年以来の「大河・揚子江の船旅」。中国の悠久の歴史と壮大な景色に思いを馳せ、またこの空白の期間に長江流域の町々がどのように変化しているだろうか? そんなことも考えながらセンチュリー・レジェンド号に乗り込みました。今回は、メインとなる三峡ダムと三峡クルーズ、そして下船観光地を、添乗員が撮影した写真を中心にご報告いたします。

時代を超えた上海、新旧の風景を見ながらの出港

今回乗船するセンチュリー・レジェンド号には上海・黄浦江の船着場から乗船。およそ100年前の上海、バンドこと外灘エリアと超近代的なビルが立ち並ぶ浦東エリアの景色を堪能しながらの出航です。これまでのクルーズでは、長江本流からの乗船だったため、この景色は見ることができませんでした。

センチュリー・レジェンド号に乗り、ここから旅が始まります
スルーガイドの周暁鵬さんら3名は最終日まで同行してもらいました
船内ロビーには「熱烈歓迎」の横断幕。船側の歓迎ぶりが窺えました
乗船後にはデッキに上がり、バンドの景色や東方明珠(テレビ塔)を眺めながらの出航です
黄浦江の船着場で乗船

葛洲覇ダムの通過は昼間、初めての経験に興奮気味!

三峡ダム建築に先駆け、1988年に完成した葛洲覇ダム。上りのコースでは三峡ダムに入る前に通過します。三峡ダムと比べると規模は小さいですが、それでもかなりの迫力! 三峡ダムへの期待を胸に皆さんデッキに出てご覧になっていました。

いよいよ初めのダム「葛洲覇ダム」へ。通過の様子を見入っていました
水門が締まり水を注入、船がどんどん上昇するのがわかります

世紀の大プロジェクト「三峡ダム」

三峡ダムのやや下流、三斗坪の港で下船し、三峡ダム工事博物館と三峡ダムの全景をご覧いただきました。中国特有の霞の向こうにその巨大な姿が見えます。孫文によって提唱された三峡ダムの建築構想、実際には1993年に着工し2009年に完成。工期は17年、構想から実に90年間、これが世界最大のダムです!

靄の向こうにダムの全貌が、その巨大さがよくわかります
ダムについて模型でわかりやすく展示するダム工事博物館
三峡ダムの通過は夜、五段階式の航行用水門の一つ目に突入!
5つの閘門を全て通過するのに4時間以上かかりました
三峡ダムにいざ突入

三峡ダムを越えると壮大な景色が広がります

夜の間に三峡ダムを通過し、目覚めるとあたりは霧につつまれ、これまでとは全く異なった風景に驚かされます。西陵峡、巫峡、瞿塘峡の三峡クルーズの始まりです。左右にはそそり立つ岩壁、水深は50メートル以上とのこと。旅の後半は天気も良く、デッキから美しい景色をご覧いただけました。

船は三峡の最初の峡谷「西陵峡」に入ります
サンデッキからの雄大な眺めを楽しみました
ほとんどが水没した桟道、その一部を見ることができました
瞿塘峡「夔門(きもん)」、中国の十元紙幣の図柄となっている風景

クルーズ中には長江流域の見どころを訪ねました

上海で乗船し南京、九江、武漢、岳陽、宜昌、三峡ダムを越えて奉節、豊都と流域の港に寄港しながら、上陸観光を楽しみました。暴風雨や、上流域の水位低下で立ち寄れない港もありましたが、十数年前に訪れた時にはなかったところや、まったく様変わりした観光地もあり、驚きの連続でした。

南京郊外の牛首山、お釈迦様の骨が発見された聖地とのこと
地下に造られた仏教宮殿、きらびやかでした
武漢三鎮の一つ漢口で下船、バスで武昌へ
「故人西のかた 黄鶴楼を辞し…」李白の詩で有名な黄鶴楼
呉の魯粛が水軍の調練をした岳陽楼、小喬墓もここにあります
中国の古い町を再現した汴河街(べんがかい)でお買い物
三国志でおなじみ、関羽が守った荊州城
城壁の向こうには近代的なビルディングが建ち並ぶ
劉備が諸葛孔明にあとを託して亡くなった白帝城
張芸謀(チャンイーモウ)プロデュースの帰来三峡のショー
豊都の鬼城、道教の勧(道教寺院)が点在
頂上にある閻魔大王の館、天子殿

このたびは、揚州近郊で起こった嵐や上流部の水位低下などの自然現象、海事局の指示もあり、当初予定の寄港地に行けない場所も出来てしまいましたが、下船観光地や船から見た中国の風景は目に焼き付きました。変わりゆく中国、変わらない中国、本当に思い出に残る旅となりました。

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