【海外】帰国しました。添乗員レポート

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2024年11月11日

【帰国レポート】美しきアラゴンの村々とサン・セバスチャンの旅

〈2024年10月22日~11月1日 11日間 大阪支店 中村美香〉

アラゴン州を中心にスペインを旅してきました。まだ知名度は低いものの魅力あふれるアラゴン州と、旅の締めくくりにバスク州のサン・セバスチャンも併せて訪れました。

アラゴンの美しい村を巡りました

アラゴン州には「スペインで最も美しい村」に選ばれた村が点在しており、今回のツアーでは3つの村を訪ねました。アルケサルはイスラム教徒によって築かれた村で、起伏のある地に立つ城塞都市。そしてアルケサルに対してキリスト教徒によって築かれた村がアインサ。それぞれ村の成り立ちが異なるため、町並みにも違いがあり、歴史を感じながら散策を楽しみました。最後に訪れたのがソス・デル・レイ・カトリコ。カトリック両王のフェルナンド2世の生誕地でもあり、丘の上に立つ城塞都市です。村の端に立つパラドールからの村の全景と周辺の眺望が素敵でした。

迷路のように入り組んだアルケサル
ソス・デル・レイ・カトリコのパラドールの眺望ポイントからの村の全景
コンパクトな旧市街が広がるアインサ

アラゴン州はロマネスク建築も見どころの一つです

アラゴン州はスペインでいち早くロマネスク様式が伝わってきた地域ということもあり、ロマネスク建築が多く残っています。ロマネスク様式はゴシック様式と比べると教会の規模も小さく、装飾も少ないですが、その素朴さとユニークな彫刻が特徴です。ガイドの説明を聞きながら見学すると、一つ一つの彫刻の意味も理解でき、より面白く興味をもって楽しむことができました。

山の中腹に佇むサン・ファン・デ・ラ・ペーニャ修道院
ロマネスク建築の特徴のひとつ、柱頭彫刻(サン・ファン・デ・ラ・ペーニャ修道院)
一つ一つに聖書の場面が描かれており、説明に聞き入っておられました(サン・ファン・デ・ラ・ペーニャ修道院)
ハカ大聖堂の司教区美術館はスペイン最大面積のロマネスク壁画を持っています

秋色のピレネー山脈を歩いてきました

今回、オルデサ国立公園の入口に立つビエルサのパラドールに連泊し、周辺のピレネー山脈やハイキングを楽しみました。アラゴン州ではちょうど黄葉が見ごろを迎えており、オルデサ国立公園でのハイキングは雨模様の中でしたが、秋の美しさを堪能できました。牛の放牧地や滝のある散策道を進む中、見事に色づいた木々が山肌を彩り、まるで絵画のような風景が広がっていて、写真を何枚撮影したか分からないほどでした。秋ならではのアラゴンの風情が感じられました。

パラドールの目の前には黄葉した森と無数の滝が流れる山がそびえていました
オルデサ国立公園の中をハイキング
時折雨も降りましたが、黄葉を堪能できました

2023年オープンの新しい駅舎ホテルに宿泊

カンフランクに新しくオープンした「カンフランク・エスタシオン・ロイヤル・ハイダウェイホテル(通称:駅舎ホテル)」に宿泊しました。このホテルは、かつての国際駅舎をリノベーションして造られたもので、以前は税関と国境の役割を果たしていました。駅舎としての役割を終えてからは廃墟となっていましたが、今回ホテルとして昔の趣を残しつつも、見事に生まれ変わりました。美しいピレネー山脈の山並みに囲まれたホテルでの滞在は特別な体験でした。

ピレネーの貴婦人と呼ばれた美しい外観はそのままに、ホテルに生まれ変わりました
ホテル裏には昔の車両や線路の名残が見られます。そして奥にはピレネー山脈も
ロビーは駅舎時代の造りはそのままにモダンになっています
お部屋も広々として快適でした

最後にはサン・セバスチャンでバル巡りも楽しみました

旅の締めくくりには、サン・セバスチャンの旧市街でバル巡りを楽しみました。バルが立ち並ぶ賑やかな通りで、現地のタパスや美味しいピンチョスを味わい、地元の雰囲気を存分に堪能。最後には有名なバスクチーズケーキも味わい、バル巡りを満喫いただきました。

今回訪れたバルでは店主が日本語の単語を使いながら対応してくれました
バルはどこも観光客でにぎわっていました

ぜひ一度、機会があればアラゴン州へ訪れてみてください。今後のスペインの旅にもぜひご注目ください。

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